なす(茄子)の栽培暦・年間作業表【全国まとめ】38都道府県の施肥・定植・収穫時期を比較

  • 10月 27, 2026
  • 10月 27, 2026
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なすの定植・収穫・施肥の時期は、都道府県ごとの施肥基準や栽培指針に別々に書かれていて、作型の呼び方も県によって違います。この記事では、38都道府県の公的資料(41本)から時期と数値を拾い、全国の比較表と、作型ごとの標準的な年間作業表にまとめました。どの値にも出典の県と資料を付けています。

促成の定植は千葉の8月中旬から宮崎の10月下旬まで約2か月半ずれます。促成の年間窒素量は鹿児島の40kg/10aから高知の米ナスの81kg/10aまで約2倍の幅があり、露地・夏秋では鹿児島の25kg/10aから福井の80kg/10aまで開きます。表の軸は、促成・半促成・早熟・露地(夏秋)の作型ごとの定植と収穫の時期、年間窒素量、追肥の回数です。

なすの年間作業表・都道府県比較(Excel)をダウンロード

Excelには、年間作業表(圃場・作型・品種を書き込める欄と実施日の欄つき)、38都道府県の比較表、出典一覧の3つのシートがあります。

ほかの作物の栽培暦・年間作業表は栽培暦・年間作業表の全国まとめにまとめています。

この表の読み方と注意

  • 対象:都道府県と県の試験場・普及組織が公開している施肥基準、栽培指針、栽培暦、試験研究の成果。農林水産省「都道府県施肥基準等」に掲載されている県の資料を含みます
  • 図から読み取った値:栽培暦の図から旬を読んだ値には「図から読み取り」と書きました。記号の位置から読むため、±1旬ほどずれることがあります。宮城・秋田・福岡と関東各県の旬がこれにあたります
  • 施肥基準でない値:大阪と大分は特別栽培の慣行レベル、石川は持続性の高い農業生産方式の導入指針の別表(慣行の70%以下にした水準)、徳島と広島は同じ導入指針の窒素の使用目安です。いずれも県の施肥基準ではなく、表でもそう書いています
  • 現地慣行の値:熊本2の窒素91kg/10aは試験で調べた現地慣行で、県の標準値ではありません。熊本1の表の値は60kg/10aです
  • 古い資料:宮城1は平成18年、秋田1は平成19年、香川2は2001年の資料です。現行の基準は各県に確認してください
  • 農薬:使い方を推奨しないため、薬剤名は書いていません
  • 調査日:2026年10月27日。資料は改訂されることがあるので、自分の県の資料で最新の内容を確かめてください

標準の年間作業表(主産地の施設(促成・半促成)と露地・トンネル(早熟・夏秋))

千葉・静岡・愛知・福岡・高知・宮崎・埼玉・群馬・栃木などの資料をもとにした、標準的な作業表です。促成、半促成、早熟(トンネル・雨よけ)、露地(夏秋)で定植と収穫の月が大きく違うので、1行の中に県別・作型別の時期を並べています。図から読み取った時期は±1旬ほどずれることがあります。「根拠」の略称は記事末尾の出典一覧に対応しています。

月 旬 作業 内容・目安 品種・作型 根拠
1月 上旬〜中旬 播種(早熟・トンネル) 宮城の雨よけ第1作型、東京の早熟(トンネル)、群馬のトンネル早熟、京都のトンネル早熟は1月上旬に播く。神奈川の早熟は1月中旬。埼玉の露地も1月上旬(いずれも図から読み取り) 早熟・トンネル・雨よけ 宮城1 図1-7-1・東京1・群馬1・京都1 p.108・神奈川1 p.8・埼玉1 p.47
1月 — 播種(露地・夏秋) 福岡の普通(露地)は1月播種、山梨の夏秋は1月に台木と穂木を播く(いずれも図から読み取り) 露地・夏秋 福岡1 p.40・山梨1
1月〜2月 — 定植(半促成) 千葉の東葛飾は1月中旬に1,200本/10a。埼玉は2月上旬に1,500本/10a、群馬は2月上旬〜3月上旬、宮崎は2月上旬〜中旬、愛知は2月中旬に基肥N25-P20-K20を施して定植(群馬・埼玉・愛知は図から読み取り) 半促成 千葉1 p.187・埼玉1 p.47・群馬1・宮崎1 p.21・愛知1 p.Ⅳ-39
2月 上旬〜下旬 播種・鉢上げ(早熟・露地・夏秋) 群馬の夏秋は2月上旬〜中旬、神奈川の露地長期どりは2月中旬、宮城の雨よけ第2作型は2月中旬、秋田の台木は2月中〜下旬(穂木より約20日前)、東京と愛知の露地は2月下旬に播種する。静岡のトンネル早熟は2月上旬に台木を鉢上げして穂木を移植する(図から読み取り)。宮崎の早熟は2月上旬〜中旬に播種 早熟・露地・夏秋 群馬1・神奈川1 p.8・宮城1 図1-7-1・秋田1 p.124・東京1・愛知1 p.Ⅳ-40・静岡1 p.209・宮崎1 p.21
2月 下旬 接ぎ木(トンネル早熟) 静岡のトンネル早熟は2月下旬に接ぎ木する(図から読み取り)。東京の露地は4月上旬、愛知の露地は3月中旬、秋田の露地は4月上〜中旬に接ぎ木(割り接ぎ。台木本葉4枚前後・穂木本葉3枚前後) トンネル早熟・露地 静岡1 p.209・東京1・愛知1 p.Ⅳ-40・秋田1 p.124-125
3月 上旬〜下旬 播種(露地・東北) 宮崎の普通は3月上旬、宮城の露地は3月中旬、秋田の穂木は3月中〜下旬(播種後80日、本葉8〜9枚で定植)、新潟は3月に播種する(宮城・秋田は図から読み取り)。神奈川の露地抑制は3月中旬〜4月中旬 露地 宮崎1 p.21・宮城1 図1-7-1・秋田1 p.124-125・新潟1・神奈川1 p.8
3月 中旬〜下旬 収穫始め(半促成) 埼玉と群馬は3月中旬、栃木の春夏どり(ハウス)と愛知は3月下旬、千葉の東葛飾は3月中旬に収穫を始める(図から読み取り)。収穫の終わりは千葉が6月上旬、埼玉と群馬が7月上旬、愛知が7月下旬 半促成 埼玉1 p.47・群馬1・栃木1 p.84-85・愛知1 p.Ⅳ-39・千葉1 p.187
3月 中旬〜下旬 追肥開始(半促成) 千葉は3月中旬から6月上旬まで計4回、1回N3-P2-K3。愛知は3月下旬から6月上旬までN20・K20を液肥または有機質肥料で分施し、3番果収穫のころから7〜14日間隔 半促成 千葉1 p.187・愛知1 p.Ⅳ-39
3月 下旬 元肥・トンネル被覆・定植(トンネル早熟) 静岡は元肥を定植10日前までにN14-P14-K14(緩効性)、堆肥3,000kg/10aで施し、3月下旬に定植する。宮城の雨よけ第1作型の定植も3月下旬、福岡の早熟は3月(いずれも図から読み取り) トンネル早熟・雨よけ 静岡1 p.209・宮城1 図1-7-1・福岡1 p.40
4月 上旬 元肥・基肥(夏秋) 山梨の夏秋は4月上旬に基肥N25-P35-K25(緩効性被覆肥料が主体)と苦土石灰150kg、マルチ。鳥取は堆肥2t/10aなどを全面に施す 夏秋・露地 山梨1・鳥取1
4月 上旬〜中旬 定植(早熟・夏秋) 栃木の夏秋どりと神奈川の早熟は4月上旬、東京と群馬のトンネル早熟、埼玉のトンネル早熟、神奈川の露地長期どり、宮崎の早熟は4月中旬(図から読み取り)。愛知の露地は4月中旬に基肥N20-P24-K18 早熟・夏秋 栃木1 p.84・神奈川1 p.8・東京1・群馬1・埼玉1 p.47・宮崎1 p.21・愛知1 p.Ⅳ-40
4月 下旬〜5月上旬 定植(露地・夏秋) 愛知の露地は4月下旬〜5月上旬(550〜600株/10a、4本仕立て)。鳥取の夏秋は4月下旬(畦幅210cm・株間60cm・660株、トンネル・マルチ)。京都は日中気温20℃・地温15℃以上で定植。岐阜の平坦地は4月下旬〜5月上旬、山梨の夏秋は5月上旬(800株)、香川の普通は5月上旬(株間50cm)、徳島の夏秋は5月上旬〜中旬 露地・夏秋 愛知1 p.Ⅳ-40・鳥取1・京都1 p.108・岐阜1・山梨1・香川1 p.15・香川2・徳島1 p.46
4月 中旬〜 追肥(早熟・露地) 静岡のトンネル早熟は4月中旬・5月中旬・6月上中旬・7月上中旬の4回で、各N3-P1-K3。神奈川の早熟は追肥N4・K4を4回、露地長期どりはN6・K6を4回 トンネル早熟・露地 静岡1 p.209・神奈川1 p.8
5月 中旬〜下旬 定植(露地・東北・関東) 宮城の露地は地温15℃以上で晩霜の心配がなくなる5月中旬以降(畝幅90〜100cm・株間60cm・3本仕立)。埼玉と宮崎の普通も5月中旬。秋田の露地とベイナスは5月下旬〜6月上旬(畝幅200cm・株間60〜70cm、秋田の露地は4本仕立が一般的)。新潟は5月に定植するのが県内の多くの産地 露地 宮城1 p.171・埼玉1 p.47・宮崎1 p.21・秋田1 p.124-131・新潟1
5月 中旬〜6月上旬 収穫始め(トンネル早熟・雨よけ) 神奈川の早熟と埼玉のトンネル早熟は5月中旬、群馬と静岡のトンネル早熟は5月下旬。宮城の雨よけは第1作型が4月下旬、第2作型が5月下旬〜6月上旬、東京の早熟は6月上旬(図から読み取り) 早熟・雨よけ 神奈川1 p.8・埼玉1 p.47・群馬1・静岡1 p.209・宮城1 図1-7-1・東京1
5月 下旬 トンネル除去・仮支柱 鳥取の夏秋は5月下旬にトンネルを除去して仮支柱を立てる。静岡のトンネル早熟は収穫始めと合わせて5月下旬にトンネルを除去する 夏秋・トンネル早熟 鳥取1・静岡1 p.209
6月 上旬〜中旬 基肥・接ぎ木・定植(抑制) 山梨の抑制は6月中旬に基肥N25-P35-K25、定植は6月下旬〜7月上旬(茎葉切除は11月)。神奈川の露地抑制の定植は6月中旬〜7月上旬 抑制 山梨1・神奈川1 p.8
6月 上旬〜下旬 収穫始め(露地・夏秋) 山梨の夏秋と岐阜の平坦地は6月上旬、徳島の夏秋は6月上旬ごろから。埼玉・神奈川・京都・鳥取・岐阜の中山間地は6月中旬、栃木・群馬・東京は6月下旬。新潟は6月中旬に出荷を始め、7月上旬〜お盆がピーク。宮城は7月上旬、秋田は7月上旬〜中旬ごろから(図から読み取り) 露地・夏秋 山梨1・岐阜1・徳島1 p.46・埼玉1 p.47・神奈川1 p.8・京都1 p.108・鳥取1・栃木1 p.84・群馬1・東京1・新潟1・宮城1 図1-7-1・秋田1 p.124-126
6月 上旬〜9月中旬 追肥(露地・夏秋) 愛知の露地は6月上旬〜9月中旬にN24・K24を分施(液肥は7日間隔、有機質肥料は1か月間隔)。山梨の夏秋は6月下旬〜9月中旬に3回で計N15。鳥取は6月上旬〜9月中旬に約1か月ごと計6回。福岡の普通は6月中旬からN2.8kgを14日間隔。京都は6月下旬以降に10日に1回程度 露地・夏秋 愛知1 p.Ⅳ-40・山梨1・鳥取1・福岡1 p.41・京都1 p.108
7月 上旬〜 追肥開始(東北・福島の露地) 秋田の露地は収穫始めの7月上旬から10〜14日間隔で、1回N・Kとも成分で1.5〜3kg。宮城の露地は1番果収穫後から15〜20日間隔で1回N2〜3kg。北海道は収穫始めから、半促成が20日ごと、トンネル早熟と露地が30日ごとに追肥する。福島は露地で全量を7〜8回、トンネルで8〜9回に分けて10〜12日間隔(1回N3〜4kg) 露地・トンネル 秋田1 p.125-126・宮城1 p.172・北海道1 p.104-105・福島1 p.121
7月 — 播種(促成) 福岡の促成は7月、愛知の促成長期は7月上旬、栃木の冬春どりは7月中旬に播種する。静岡のハウス促成は7月下旬に台木を播く(いずれも図から読み取り)。宮崎の促成は7月下旬〜8月下旬に播種 促成 福岡1 p.40・愛知1 p.Ⅳ-38・栃木1 p.84-85・静岡1 p.210・宮崎1 p.21
7月 下旬〜8月上旬 更新せん定・切り返し 宮城の長期作型(雨よけ)は7月下旬ごろに更新せん定。香川の普通(露地)は3本仕立てで、切り返し剪定を7月下旬〜8月上旬に行う(香川2は2001年のリーフレット) 雨よけ長期・露地 宮城1 p.168・香川2
8月 上旬〜中旬 基肥・穂木播種(促成) 千葉の九十九里は8月上旬に基肥N40-P45-K40(有機質・緩効性・被覆肥料)。高知ナスは8月上〜中旬に基肥N25-P30-K25を定植15日前までに全層施用。静岡のハウス促成は8月上旬に穂木を播き、台木を鉢上げする(図から読み取り) 促成 千葉1 p.186・高知1・静岡1 p.210
8月 中旬〜下旬 定植・基肥(促成) 千葉の九十九里は8月中旬に800本/10a、福岡は8月、高知ナスは8月下旬ごろに定植する。高知の米ナスは基肥N25を8月中旬〜下旬に施用。宮崎は定植10〜15日前に基肥、堆肥と苦土石灰は定植の1か月前。長崎は8月下旬に堆肥2t/10aなどを施用(うね幅2m×株間65cm、770株) 促成 千葉1 p.186・福岡1 p.40-41・高知1・宮崎1 p.21・長崎1 p.196
8月 下旬 接ぎ木(促成) 静岡のハウス促成は8月下旬に接ぎ木する(図から読み取り) 促成 静岡1 p.210
8月 中旬〜9月上旬 追肥(早熟・抑制) 福岡の早熟は8月中旬からN3kgを20日間隔。山梨の抑制は8月中旬にN10-P2.5-K10、9月上旬にN5-P2.5-K5の2回 早熟・抑制 福岡1 p.41・山梨1
9月 上旬〜中旬 定植(促成) 長崎は1番花の開花直前に浅植え。愛知の促成長期は9月上〜中旬(1,100株)で基肥N30-P26-K26、栃木の冬春どりは9月上旬(850株)、静岡のハウス促成は元肥を9月上旬までに施用(N44-P48-K34、堆肥5,000kg/10a) 促成 長崎1 p.196・愛知1 p.Ⅳ-38・栃木1 p.84・静岡1 p.210
9月 中旬〜10月下旬 定植(促成・九州南部ほか) 徳島の県中央は9月中旬〜下旬、宮崎は9月中旬〜10月下旬、高知の米ナスは9月ごろ、静岡のハウス促成は10月上旬(900〜1,200本/10a)。徳島の施設の収穫は10月上旬ごろから 促成 徳島1 p.45・宮崎1 p.21・高知1・静岡1 p.210
9月 中旬〜 収穫始め(促成) 栃木の冬春どりは9月中旬〜翌7月上旬、千葉の九十九里は9月中旬〜5月下旬、福岡は9〜10月ごろから翌6月ごろ、愛知の促成長期は10月上旬〜6月下旬、長崎は10月下旬〜6月、静岡のハウス促成は11月下旬〜6月下旬(暖房開始は11月下旬、図から読み取り)。高知は6月まで(米ナスは7月中旬まで) 促成 栃木1 p.84-85・千葉1 p.186・福岡1 p.40-41・愛知1 p.Ⅳ-38・長崎1 p.196-197・静岡1 p.210・高知1
9月 〜12月 追肥(促成・高知) 高知ナスは9〜12月にN4.5〜5.5kg/月(月4〜6回に分施)、1〜2月に5〜5.5kg/月、3〜6月に6.5〜7kg/月。米ナスは10〜12月に4〜5kg/月、1〜3月に5〜7kg/月、4〜7月に6.5〜7kg/月。1回N1kg程度とし、土壌ECと硝酸態窒素を測って加減する 促成 高知1
10月 中旬〜 追肥(促成) 千葉の九十九里は10月中旬〜5月下旬に計10回、1回N2-P1-K2(低温期は液肥が望ましい)。静岡のハウス促成は10月中旬〜6月に計8回、1回N1.0-P0.5-K1.0(液肥)。長崎は10月下旬〜6月に追肥 促成 千葉1 p.186・静岡1 p.210・長崎1 p.196-197
10月 上旬〜11月上旬 収穫終わり(露地・夏秋) 宮城と東京は10月上旬、秋田は10月中旬ごろ、栃木の夏秋と群馬のトンネル早熟は10月下旬、新潟は10月末ごろ。埼玉・岐阜・神奈川・山梨・愛知・群馬の夏秋は11月上旬、鳥取は11月中旬(図から読み取りを含む)。福岡の普通は6〜10月ごろ 露地・夏秋 宮城1 図1-7-1・東京1・秋田1 p.125-126・栃木1 p.84-85・群馬1・新潟1・埼玉1 p.47・岐阜1・神奈川1 p.8・山梨1・愛知1 p.Ⅳ-40・鳥取1・福岡1 p.40
11月 上旬〜 追肥(促成長期) 愛知の促成長期は11月上旬〜5月上旬にN28・K28を液肥または有機質肥料で分施。3番果収穫のころから7〜14日間隔で、12〜1月の厳寒期はうね肩か液肥にする 促成 愛知1 p.Ⅳ-38
11月 〜 茎葉切除 山梨の夏秋と抑制は11月に茎葉を切除する(図に記載) 夏秋・抑制 山梨1
11月 上旬〜12月中旬 播種(半促成・早熟) 宮崎の半促成は11月上旬、千葉の東葛飾の穂木は11月上旬(台木は10月上旬)、埼玉の半促成は11月中旬、愛知の半促成は12月上旬、埼玉のトンネル早熟は12月中旬、静岡のトンネル早熟は12月中旬、福岡の早熟は12月に播種する(図から読み取りを含む) 半促成・早熟 宮崎1 p.21・千葉1 p.187・埼玉1 p.47・愛知1 p.Ⅳ-39・静岡1 p.209・福岡1 p.40
12月 上旬 基肥(半促成) 千葉の東葛飾の半促成は12月上旬に基肥N30-P35-K30を施す(定植は1月中旬) 半促成 千葉1 p.187
通年 — 年間窒素量(促成・kg/10a) 鹿児島40、静岡52、福岡55、宮崎55、愛知58、千葉60、和歌山60、熊本60(基肥25+追肥35)、長崎61、愛媛63、佐賀70、高知ナス75、高知の米ナス81。目標収量は鹿児島18t、福岡18t、佐賀15t、愛媛14t、宮崎12t、静岡16tなど県で違うので、数字だけで比べない。熊本の別の試験の現地慣行はN91(基肥30+追肥61)で、標準値ではない 促成 鹿児島1 p.44・静岡1 p.210・福岡1 p.40-41・宮崎1 p.21・愛知1 p.Ⅳ-38・千葉1 p.186・和歌山1 p.37・熊本1・熊本2・長崎1 p.195-197・愛媛1 p.11・佐賀1 p.15・高知1
通年 — 年間窒素量(半促成・早熟・トンネル・kg/10a) 半促成は島根32〜36、宮崎38、群馬30、埼玉40、千葉42、愛知45、愛媛56。早熟・トンネルは静岡26、神奈川24、福岡32、群馬32、東京40、埼玉42、島根44〜52、宮崎45、茨城のトンネル45、福島のトンネル49 半促成・早熟・トンネル 島根1 p.38・宮崎1 p.21・群馬1・埼玉1 p.47・千葉1 p.187・愛知1 p.Ⅳ-39・愛媛1 p.11・静岡1 p.209・神奈川1 p.8・福岡1 p.41・東京1・茨城1・福島1 p.121
通年 — 年間窒素量(露地・夏秋・kg/10a) 鹿児島25、茨城の露地28〜40、栃木30、群馬30、神奈川27〜32、秋田の小ナス30、福岡35、埼玉38、愛知44、福島46、宮崎45、佐賀50、和歌山50、高知の雨よけ54、愛媛60、福井80。福井は夏秋の長期栽培で、堆肥5t/10a程度と苦土欠乏に注意する旨が資料にある 露地・夏秋 鹿児島1 p.44・茨城1・栃木1 p.84-85・群馬1・神奈川1 p.8・秋田1 p.124・福岡1 p.41・埼玉1 p.47・愛知1 p.Ⅳ-40・福島1 p.121・宮崎1 p.21・佐賀1 p.15・和歌山1 p.37・高知1・愛媛1 p.11・福井1 p.162
通年 — 施肥基準ではない窒素の値 大阪(水なす施設33、露地40)と大分(半促成52、夏秋56)は特別栽培の慣行レベル。石川(なす43、長なす50)は慣行の70%以下にした水準で、徳島(48以下、有機質肥料なら60以下)と広島(40以下)は持続性の高い農業生産方式の導入指針の使用目安。いずれも施肥基準として読まない — 大阪1・大分1・石川1 p.24・徳島1 p.45-46・広島1 p.21
通年 — 土壌pHの目安 福岡と愛媛は5.5〜6.0、福井は5.5〜6.5、栃木・千葉・和歌山・佐賀・秋田(小ナス)は6.0〜6.5、宮城は6.0〜6.8、宮崎は6.0〜7.0(火山灰土は5.5〜6.5)、香川は6.0〜7.0(最適6.0〜6.5) — 福岡1 p.41・愛媛1 p.11・福井1 p.162・栃木1 p.84-85・千葉1 p.186・和歌山1 p.37・佐賀1 p.15・秋田1 p.124・宮城1 p.163-172・宮崎1 p.21・香川1 p.15
通年 — 堆肥の施用量(10aあたり) 宮崎の促成4t、福井5t程度、静岡のハウス促成5,000kg、鹿児島3t、鳥取2t、福島の露地2t(トンネルは1t)、長崎2t。堆肥の成分は施肥量から差し引く県がある(静岡・岐阜・北海道)。福島は完熟堆肥を定植1か月以上前に施す — 宮崎1 p.21・福井1 p.162・静岡1 p.209-210・鹿児島1 p.44・鳥取1・福島1 p.121・長崎1 p.196・岐阜1・北海道1 p.104-105
通年 — 苦土欠乏とカリ 福岡・佐賀・宮崎・鹿児島・福井の資料は苦土欠乏が出やすいとし、福岡・佐賀・福井はカリの多施・過剰を避けるよう書いている。福岡は1番果着果前の窒素過多が徒長・過繁茂・奇形果・落花の原因になるとし、最後の追肥を収穫終了の1か月前とする — 福岡1 p.41・佐賀1 p.15・宮崎1 p.21・鹿児島1 p.44・福井1 p.162
通年 — 整枝・仕立て本数 秋田の露地は3〜4本仕立て(4本が一般的)、宮城の露地は3本仕立て、雨よけは2〜3本仕立て。愛知の露地と鳥取の夏秋は4本仕立て、香川の普通は3本仕立て、長崎の促成は3〜4本仕立て — 秋田1 p.124-125・宮城1 p.168-171・愛知1 p.Ⅳ-40・鳥取1・香川2・長崎1 p.196

都道府県別の比較

「—」はその県の資料に記載がない項目です。「図から読み取り」は栽培暦の図から読んだ値で、±1旬ほどずれることがあります。県の基準は品種や目標収量、土壌の前提が違うので、数字だけを単純に比べず、自分の地域に近い県の資料を確かめてください。

作型・品種と栽植密度

地域区分 都道府県 主な作型・品種 栽植密度(株/10a・畝間×株間) 出典
北海道 北海道 半促成/トンネル早熟/露地 — 北海道1 p.104-105(印刷頁)
東北 岩手 ハウスまたはトンネル栽培 — 岩手1 p.25・岩手2 p.41
東北 宮城 早熟栽培(雨よけ)/普通栽培(露地) 雨よけ 畝幅100〜110cm・株間65〜75cm・条間70cmの2条千鳥2本仕立/1条3〜4本仕立は株間50〜60cm。露地 畝幅90〜100cm・株間60cm(1㎡当たり1.7〜1.9株)・3本仕立 宮城1 p.163-172
東北 秋田 露地栽培(小ナス・漬物向け) 畝幅200cm・株間60cm・ベッド幅100cm(目安)。4本仕立が一般的 秋田1 p.124-126
東北 秋田 ベイナス(ハウス・露地) 畝幅200cm・株間70cm・4本仕立 秋田1 p.128-131
東北 福島 露地栽培/トンネル栽培 定植本数520〜600本/10a 福島1 p.121
関東 茨城 トンネル栽培 — 茨城1
関東 茨城 露地栽培 — 茨城1
関東 茨城 露地抑制栽培(全面全層施肥) — 茨城1
関東 茨城 露地抑制栽培(畝施肥) — 茨城1
関東 栃木 夏秋どり(千両2号・式部) 800〜1,000株・畝間160〜200cm×株間60cm 栃木1 p.84-85
関東 栃木 春夏どり(ハウス・式部・千両2号) 2条植・畝間180cm×株間55cm(条間30cm) 栃木1 p.84-85
関東 栃木 冬春どり(ハウス越冬・式部) 850株・畝間170〜190cm×株間65cm 栃木1 p.84-85
関東 群馬 半促成(施設・式部・一富士) 1条植・畝間200cm×株間45cm 群馬1
関東 群馬 トンネル早熟(露地・早生大名・大黒田・千両2号) 1条植・畝間90cm×株間45cm 群馬1
関東 群馬 夏秋(露地・千両2号・くろべい・大黒田) 畝間200cm×株間75cm 群馬1
関東 埼玉 半促成栽培 1,500本 埼玉1 p.47
関東 埼玉 トンネル早熟栽培 1,000本 埼玉1 p.47
関東 埼玉 露地栽培 650本 埼玉1 p.47
関東 千葉 ハウス促成栽培(九十九里地域・海成砂質土) 800本 千葉1 p.186
関東 千葉 ハウス半促成栽培(東葛飾地域・火山灰土) 1,200本 千葉1 p.187
関東 東京 早熟(トンネル)・千両2号・とげなし千両2号・改良千黒 — 東京1
関東 東京 露地・千両2号・とげなし千両2号・改良千黒 — 東京1
関東 神奈川 早熟栽培(千両二号・筑陽・千黒2号・サラダ紫・かな紫) 畝幅210cm×株間50cm(V字) 神奈川1 p.8
関東 神奈川 露地長期どり栽培 畝幅210cm×株間50cm(V字) 神奈川1 p.8
関東 神奈川 露地抑制栽培 畝幅210cm×株間50cm(V字) 神奈川1 p.8
北陸 新潟 露地(栽培時期のみ) — 新潟1
北陸 石川 なす・長なす(産地は田畑輪換栽培) — 石川1 p.24・p.52
北陸 福井 夏秋 — 福井1 p.162
関東 山梨 夏秋(平坦地・沖積土・穂木千両2号) 800株 山梨1
関東 山梨 抑制(平坦地・中間地・穂木千両2号) 714株 山梨1
関東 長野 作型の区別なし(県の基準施肥量) — 長野1
東海 岐阜 露地栽培・平坦地(千両二号・筑陽、接ぎ木) 500〜600本 岐阜1
東海 岐阜 露地栽培・中山間地(千両二号・筑陽、接ぎ木) 500〜600本 岐阜1
東海 静岡 トンネル早熟(県下一円・沼津、静岡) 900〜1,500本 静岡1 p.209
東海 静岡 ハウス促成(三島・函南・浜松) 900〜1,200本 静岡1 p.210
東海 愛知 促成長期(とげなし輝楽・千両・とげなし豊両、接ぎ木) 1,100株 愛知1 p.Ⅳ-38
東海 愛知 半促成(千両・千両2号、接ぎ木) 1,100株 愛知1 p.Ⅳ-39
東海 愛知 露地(千両2号・筑陽、接ぎ木) 550〜600株(4本仕立て) 愛知1 p.Ⅳ-40
近畿 京都 トンネル早熟・減農薬減化学肥料の栽培体系(千両・山科・賀茂) — 京都1 p.107-109
近畿 大阪 水なす(施設)・水なす以外(施設) — 大阪1
近畿 大阪 水なす(露地)・水なす以外(露地) — 大阪1
近畿 和歌山 促成 — 和歌山1 p.37
近畿 和歌山 露地 — 和歌山1 p.37
中国 鳥取 夏秋・露地(水田転換畑・千両2号) 660株・畦幅210cm・1条植え・株間60cm 鳥取1
中国 島根 半促成 — 島根1 p.38
中国 島根 早熟 — 島根1 p.38
中国 広島 早熟・普通(早熟はビニールトンネルで初期生育を促進) — 広島1 p.21
中国 山口 露地 — 山口1
四国 徳島 促成(県中央・ハウス) — 徳島1 p.45
四国 徳島 夏秋(県中央・県西) — 徳島1 p.46
四国 香川 普通(露地) 株間50cm・畝幅約120cm 香川1 p.15・香川2
四国 愛媛 促成 — 愛媛1 p.11
四国 愛媛 半促成 — 愛媛1 p.11
四国 愛媛 普通 — 愛媛1 p.11
四国 高知 促成・高知ナス(8月下旬〜6月) — 高知1
四国 高知 促成・米ナス(9月〜7月中旬) — 高知1
四国 高知 雨よけ・米ナス(4〜11月) — 高知1
九州・沖縄 福岡 促成(ハウス加温・接ぎ木)。PC筑陽、筑陽 — 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 早熟(雨よけ・接ぎ木)。PC筑陽、筑陽 — 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 普通(露地・接ぎ木)。筑陽、千両2号 — 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 佐賀 促成(佐賀平坦・白石平坦・天山松浦・国見山麓) — 佐賀1 p.15
九州・沖縄 佐賀 夏秋(露地。佐賀北部山間) — 佐賀1 p.15
九州・沖縄 長崎 促成(ハウス・単為結果性品種・接ぎ木苗) うね幅2m×株間65cm・770株 長崎1 p.195-197
九州・沖縄 熊本 促成(施設) — 熊本1・熊本2
九州・沖縄 大分 半促成・夏秋(慣行基準) — 大分1
九州・沖縄 宮崎 促成 — 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 半促成 — 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 早熟 — 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 普通 — 宮崎1 p.21
九州・沖縄 鹿児島 促成 — 鹿児島1 p.44, p.57
九州・沖縄 鹿児島 普通 — 鹿児島1 p.44, p.57

土壌pH・目標収量

地域区分 都道府県 土壌pH 目標収量(t/10a) 出典
北海道 北海道 — 半促成7.0・トンネル早熟4.0・露地3.0(基準収量) 北海道1 p.104-105(印刷頁)
東北 岩手 — 7.0(目標収量) 岩手1 p.25・岩手2 p.41
東北 宮城 6.0〜6.8(栽培特性の項) — 宮城1 p.163-172
東北 秋田 6.0〜6.5 2.2(目標収量2,200kg/10a) 秋田1 p.124-126
東北 秋田 — ハウス6.0・露地4.0(目標収量600・400kg/100㎡) 秋田1 p.128-131
東北 福島 — 露地6.0・トンネル7.0(目標収量) 福島1 p.121
関東 栃木 6.0〜6.5 5.0〜8.0 栃木1 p.84-85
関東 栃木 6.0〜6.5 6.0 栃木1 p.84-85
関東 栃木 6.0〜6.5 14.0 栃木1 p.84-85
関東 群馬 — 8.0 群馬1
関東 群馬 — 9.0 群馬1
関東 群馬 — 5.0〜7.0 群馬1
関東 埼玉 — 7.0 埼玉1 p.47
関東 埼玉 — 8.0 埼玉1 p.47
関東 埼玉 — 7.0 埼玉1 p.47
関東 千葉 6.0〜6.5 15.0 千葉1 p.186
関東 千葉 6.0〜6.5 8.0 千葉1 p.187
関東 東京 — 10.0 東京1
関東 東京 — 8.0 東京1
関東 神奈川 — 4.0 神奈川1 p.8
関東 神奈川 — 8.0〜10.0 神奈川1 p.8
関東 神奈川 — 6.0〜8.0 神奈川1 p.8
北陸 福井 5.5〜6.5 — 福井1 p.162
関東 山梨 — 10.0 山梨1
関東 山梨 — 8.0 山梨1
東海 岐阜 — 10.0 岐阜1
東海 岐阜 — 10.0 岐阜1
東海 静岡 — 5.0 静岡1 p.209
東海 静岡 — 16.0 静岡1 p.210
東海 愛知 — 15.0 愛知1 p.Ⅳ-38
東海 愛知 — 10.0 愛知1 p.Ⅳ-39
東海 愛知 — 12.0 愛知1 p.Ⅳ-40
近畿 和歌山 6.0〜6.5 — 和歌山1 p.37
近畿 和歌山 6.0〜6.5 — 和歌山1 p.37
中国 鳥取 — 8.0(技術体系の想定) 鳥取1
四国 香川 6.0〜7.0(最適6.0〜6.5) — 香川1 p.15・香川2
四国 愛媛 5.5〜6.0(作物ごとの好適pH) 14 愛媛1 p.11
四国 愛媛 5.5〜6.0 12 愛媛1 p.11
四国 愛媛 5.5〜6.0 10 愛媛1 p.11
四国 高知 — 18 高知1
四国 高知 — 20 高知1
四国 高知 — 12 高知1
九州・沖縄 福岡 5.5〜6.0 18.0(想定収穫量) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 5.5〜6.0 10.0 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 5.5〜6.0 10.9 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 佐賀 6.0〜6.5(EC:施肥前0.3mS以下、生育中0.7mS) 15.0 佐賀1 p.15
九州・沖縄 佐賀 6.0〜6.5 8.0 佐賀1 p.15
九州・沖縄 熊本 — 26(試験の設計値) 熊本1・熊本2
九州・沖縄 宮崎 6.0〜7.0(火山灰土は5.5〜6.5) 12.0 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 6.0〜7.0(火山灰土は5.5〜6.5) 6.0 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 6.0〜7.0 8.0 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 6.0〜7.0 7.0 宮崎1 p.21
九州・沖縄 鹿児島 — 18.0 鹿児島1 p.44, p.57

年間施肥量と施肥の時期

地域区分 都道府県 年間施肥量 N-P2O5-K2O(kg/10a) 施肥の時期と配分(基肥・追肥) 出典
北海道 北海道 半促成 基肥10-20-20+追肥N4・K2O4(1回分)/トンネル早熟・露地 基肥15-20-15+追肥N2・K2O5(1回分)。追肥はP2O5なし 施肥標準。基肥は全面全層。追肥は半促成が収穫始めから収穫終了予定の20日前まで20日ごと、トンネル早熟・露地が30日前まで30日ごと。土壌診断(半促成は作付前の硝酸態窒素、トンネル・露地は熱水抽出性窒素)で基肥Nは0〜17kgに加減 北海道1 p.104-105(印刷頁)
東北 岩手 補給型施肥基準 N30-P2O5 8-K2O30(基肥N15・追肥N15)、石灰15・苦土7(茎葉持ち出し前提)。従来の施肥基準 30-25-30(基肥15-25-15・追肥15-0-15)、牛ふん堆肥4t/10a 基肥と追肥でNを半々(各15kg)。追肥の回数・時期の記載なし 岩手1 p.25・岩手2 p.41
東北 宮城 N25〜30-P2O5 15〜20-K2O20〜25(宮城県の標準的な施肥量)。堆肥2〜4t/10a Nと加里の1/2・リン酸の2/3程度を基肥、残りを数回に分けて追肥。基肥は緩効性肥料や有機質肥料。定植2週間前に基肥。追肥は雨よけが収穫始めや梅雨明け直後に行い、生育中期から10日おき(1回N1〜2kg/10a)。露地は1番果収穫後から15〜20日間隔(1回N2〜3kg/10a) 宮城1 p.163-172
東北 秋田 施肥例 N30-P2O5 18〜19-K2O30(基肥15-15-15・追肥15-3〜4-15) 基肥は定植1〜2週間前、肥効調節型肥料主体+有機質。追肥は7月上旬の収穫始めから10〜14日間隔(1回N・Kとも成分で1.5〜3kg) 秋田1 p.124-126
東北 秋田 基肥は苦土石灰200・堆肥2tのほか、追肥 速効性高度化成(16-4-16)20kg×5回(製品量)。成分の表記なし 追肥1回はN3kg(粒状)または液肥1kg/10a、1回目は収穫直後、2回目以降は梅雨明け前は間隔を空けて行う 秋田1 p.128-131
東北 福島 露地 N46-P2O5 45-K2O29(基肥22-27-18・追肥24-18-11)、牛ふん堆肥2t、石灰200kg/トンネル N49-P2O5 47-K2O31(基肥22-27-18・追肥27-20-13)、牛ふん堆肥1t、石灰200kg 基肥は定植2週間前。追肥は全量を露地7〜8回・トンネル8〜9回に分け、10〜12日間隔で行う。1回の施用量はNで3〜4kg/10a 福島1 p.121
関東 茨城 45-20-35 基肥25-20-15・追肥20-0-20(全面全層施肥) 茨城1
関東 茨城 40-28-30 基肥28-28-18・追肥12-0-12 茨城1
関東 茨城 35-20-30 基肥20-20-15・追肥15-0-15 茨城1
関東 茨城 28-20-35 基肥のみ28-20-35(追肥0) 茨城1
関東 栃木 30-20-30 基肥15-20-15・追肥N5を3回(K2Oも5×3回)。稲わら牛ふん堆肥3,000kg施用の場合の値 栃木1 p.84-85
関東 栃木 44-40-44 基肥25-35-25・追肥N5・4・3・4・3(5回) 栃木1 p.84-85
関東 栃木 45-40-45 基肥25-35-25・追肥N5・4・3・4・4(5回)。5回目以降は草勢を見て追肥 栃木1 p.84-85
関東 群馬 30-25-30 基肥20-25-20・追肥N2×5回(K2Oも2×5回) 群馬1
関東 群馬 32-25-32 基肥20-25-20・追肥N2×6回(K2Oも2×6回) 群馬1
関東 群馬 30-25-30 基肥20-25-20・追肥N2×5回(K2Oも2×5回) 群馬1
関東 埼玉 40-30-40 基肥30-30-30・追肥10-0-10(5〜6回に分ける)。基肥は有機質肥料または緩効性肥料を主体に、定植2〜3週間前に施用 埼玉1 p.47
関東 埼玉 42-30-42 基肥30-30-30・追肥12-0-12(6回に分ける)。定植後50日程度で収穫が安定したら追肥開始、1回N2〜4kg 埼玉1 p.47
関東 埼玉 38-30-38 基肥30-30-30・追肥8-0-8(4回に分ける) 埼玉1 p.47
関東 千葉 60-55-60 基肥8月上旬40-45-40(有機質肥料・緩効性肥料・被覆肥料)・追肥10月中旬〜5月下旬に計10回、1回N2-P1-K2(高度化成・液肥) 千葉1 p.186
関東 千葉 42-43-42 基肥12月上旬30-35-30・追肥3月中旬〜6月上旬に計4回、1回N3-P2-K3 千葉1 p.187
関東 東京 40-40-32(黒ボク土)/40-32-32(褐色森林土・灰色低地土) 基肥N16・P40(褐色森林土は32)・K16、堆肥2,000kg。追肥N4を6回・K4を4回 東京1
関東 東京 40-40-32(黒ボク土)/40-32-32(褐色森林土・灰色低地土) 基肥N16・P40(褐色森林土は32)・K16、堆肥2,000kg。追肥N4を6回・K4を4回 東京1
関東 神奈川 24-8-24 基肥N8・P8・K8、追肥N4・K4を4回。基肥は緩効性肥料または配合肥料、追肥はNK化成 神奈川1 p.8
関東 神奈川 32-25-32 基肥N8・P25・K8、追肥N6・K6を4回 神奈川1 p.8
関東 神奈川 27-20-27 基肥N15・P20・K15、追肥N4・K4を3回 神奈川1 p.8
北陸 石川 化学肥料の窒素使用量 なす N43kg/10a・長なす N50kg/10a(持続性の高い農業生産方式の導入指針の別表。慣行の70%以下にした水準の目安で、施肥基準ではない) 肥効調節型肥料または有機入り化成肥料の使用を推奨。時期・配分の記載なし 石川1 p.24・p.52
北陸 福井 N80-P2O5 65-K2O70(基肥35-35-30・追肥45-30-40) 基肥は緩効性肥料主体。追肥は1番果の肥大期から15〜20日おき 福井1 p.162
関東 山梨 40-40-40 基肥4月上旬25-35-25(緩効性被覆肥料を主体)・追肥6月下旬〜9月中旬にN15・P5・K15を3回に分ける(速効性肥料)。苦土石灰150kg 山梨1
関東 山梨 40-40-40 基肥6月中旬25-35-25(緩効性被覆肥料を主体)・追肥8月中旬N10-P2.5-K10と9月上旬N5-P2.5-K5の2回(速効性肥料) 山梨1
関東 長野 40〜60-45-50 — 長野1
東海 岐阜 37-47-38(Nは化学肥料由来。ほかに有機質肥料由来N9) 基肥N18(有機由来6)・P33・K19、追肥5回(1回N3.2(有機由来0.5)・P2.8・K3.8) 岐阜1
東海 岐阜 37-47-38(同上) 同上 岐阜1
東海 静岡 26-18-26 元肥は定植10日前までに14-14-14(緩効性)・堆肥3,000kg。追肥は4月中旬・5月中旬・6月上中旬・7月上中旬の4回、各N3-P1-K3(化成) 静岡1 p.209
東海 静岡 52-52-42 元肥は定植10日前までに44-48-34・堆肥5,000kg(緩効性)。追肥は10月中旬〜6月(計8回)1回N1.0-P0.5-K1.0(液肥) 静岡1 p.210
東海 愛知 58-26-54 基肥9月中旬30-26-26・追肥11月上旬〜5月上旬にN28・K28を分施(液肥または有機質肥料) 愛知1 p.Ⅳ-38
東海 愛知 45-20-40 基肥2月中旬25-20-20・追肥3月下旬〜6月上旬にN20・K20を分施(液肥または有機質肥料) 愛知1 p.Ⅳ-39
東海 愛知 44-24-42 基肥4月中旬20-24-18・追肥6月上旬〜9月中旬にN24・K24を分施 愛知1 p.Ⅳ-40
近畿 京都 66.3-57.5-53.7((特別栽培の栽培体系)) 牛ふん堆肥5,000kg・苦土石灰200kg。定植30〜20日前までに石灰・堆肥。追肥は6月下旬以降10日に1回程度(骨粉・油かす等) 京都1 p.107-109
近畿 大阪 水なす33-64-41/水なす以外33-50-25((特別栽培の慣行レベル)) — 大阪1
近畿 大阪 40-64-55((特別栽培の慣行レベル)) — 大阪1
近畿 和歌山 60-40-60 窒素の基肥割合40%・追肥7回 和歌山1 p.37
近畿 和歌山 50-40-50 窒素の基肥割合40%・追肥6回 和歌山1 p.37
中国 鳥取 — 元肥は4月上旬(堆肥2t/10aなど全面施用)。追肥は6月上旬〜9月中旬に約1か月ごと、計6回 鳥取1
中国 島根 N 32〜36・P2O5 22〜28・K2O 32〜36 基肥N16〜18・追肥N16〜18。追肥は液肥主体で10〜14日ごと(化成なら1回3kg/10a程度まで)。緩効性肥料で追肥を省力化 島根1 p.38
中国 島根 N 44〜52・P2O5 26〜30・K2O 44〜52 基肥N20〜24・追肥N24〜28。追肥は窒素とカリ主体で1回N4kg程度。盛夏期までは緩効性・有機質も使い、9月以後は速効性主体 島根1 p.38
中国 広島 化学合成窒素 40以下(肥効調節型肥料使用時の指針上の使用目安) 堆肥3t/10a+粗大有機物500kg/10aの施用が前提。かん水同時施肥・肥効調節型・有機質肥料で化学肥料を減らす 広島1 p.21
四国 徳島 化学合成窒素 48以下(有機質肥料なら60以下)(持続性指針の使用目安) 肥効調節型肥料は定植10日前頃、有機質肥料は定植1か月前頃までに局所施肥。堆肥3t/10a 徳島1 p.45
四国 徳島 化学合成窒素 48以下(有機質肥料なら60以下)(持続性指針の使用目安) 肥効調節型肥料は定植10日前頃、有機質肥料は定植1か月前頃までに局所施肥。堆肥3t/10a。生育初期は雨よけ 徳島1 p.46
四国 香川 — 基肥は堆肥と化成肥料(数量は図中の数字が判読できず省く) 香川1 p.15・香川2
四国 愛媛 N 63・P2O5 28・K2O 43(基肥N25・P20・K17/追肥N38・P8・K26) 追肥は収穫始めを目安に開始。1回あたりN3kg/10a以内 愛媛1 p.11
四国 愛媛 N 56・P2O5 24・K2O 38(基肥N25・P20・K19/追肥N31・P4・K19) 追肥は収穫始めを目安に開始。1回N3kg/10a以内 愛媛1 p.11
四国 愛媛 N 60・P2O5 25・K2O 54(基肥N20・P20・K18/追肥N40・P5・K36) 追肥は収穫始めを目安に開始。1回N3kg/10a以内 愛媛1 p.11
四国 高知 N 75・P2O5 30・K2O 65 基肥N25・K25(P2O5 30は基肥)を8月上〜中旬に定植15日前までに全層施用(有機質・緩効性主体)。追肥はN50・K40を定植20日後〜6月中旬に月4〜6回に分施。月量の目安は9〜12月N4.5〜5.5kg、1〜2月5〜5.5kg、3〜6月6.5〜7kg 高知1
四国 高知 N 81・P2O5 30・K2O 40〜60(一覧表は40、個別頁は60で不一致) 基肥N25を8月中〜下旬に定植15日前までに全層施用。追肥N56を定植30日後〜7月上旬に分施(10〜12月4〜5kg/月、1〜3月5〜7kg/月、4〜7月6.5〜7kg/月) 高知1
四国 高知 N 54・P2O5 30・K2O 40 基肥N21・追肥N33 高知1
九州・沖縄 福岡 N 55・P2O5 43・K2O 68 基肥は窒素35%・リン酸75%・カリ40%(定植10〜15日前に全層、有機質・緩効性主体)。追肥は11〜3月にN3〜3.5kgを25〜30日間隔、4〜6月にN4〜5kgを20〜25日間隔 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 N 32・P2O5 24・K2O 38 基肥は窒素45%・リン酸71%・カリ38%。追肥は8月中旬からN3kgを20日間隔 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 N 35・P2O5 26・K2O 41 基肥は窒素45%・リン酸71%・カリ38%。追肥は6月中旬からN2.8kgを14日間隔 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 佐賀 N 70・P2O5 30・K2O 45 基肥N30・P30・K20を定植前10〜20日に。追肥はN40・K25、1回あたりN3kg以内 佐賀1 p.15
九州・沖縄 佐賀 N 50・P2O5 25・K2O 35 基肥N25・P25・K20を定植前10〜20日に。追肥はN25・K15、1回あたりN3kg以内 佐賀1 p.15
九州・沖縄 長崎 N 61(リン酸75・カリ26と表記)。基肥45%・追肥55% 基肥は8月下旬(堆肥2t/10a・石灰・リン酸質資材)。追肥は10月下旬〜6月 長崎1 p.195-197
九州・沖縄 熊本 N 60(基肥25+追肥35)(資料の表の値)。別の試験の現地慣行は N 91(基肥30・追肥61) —(試験は養液土耕) 熊本1・熊本2
九州・沖縄 大分 化学肥料N 半促成52・夏秋56(特別栽培の慣行レベル)。5割減は26・28 — 大分1
九州・沖縄 宮崎 N 55・P2O5 30・K2O 40(基肥N30・P30・K25/追肥N25・K15)+堆肥4t・苦土石灰160kg・熔燐40kg 基肥は定植10〜15日前(30〜40%は緩効性)。堆肥・苦土石灰は定植1か月前 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 N 38・P2O5 25・K2O 28(基肥N22・P25・K14/追肥N16・K14) 同上 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 N 45・P2O5 40・K2O 45(基肥N30・P30・K30/追肥N15・P10・K15) 同上 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 N 45・P2O5 40・K2O 45(基肥N30・P30・K30/追肥N15・P10・K15)。堆肥2t 同上 宮崎1 p.21
九州・沖縄 鹿児島 N 40・P2O5 20・K2O 35(基肥N25・P20・K20/追肥N15・K15)+堆肥3t 追肥は定植後60〜70日頃から、1回あたりN3kg/10a程度を20〜25日おき 鹿児島1 p.44, p.57
九州・沖縄 鹿児島 N 25・P2O5 20・K2O 25(基肥N15・P20・K15/追肥N10・K10)+堆肥3t — 鹿児島1 p.44, p.57

播種・育苗と定植の時期

地域区分 都道府県 播種・育苗の時期 定植の時期 出典
北海道 北海道 苗の育苗日数は65日程度(なす苗の栄養診断の項) — 北海道1 p.104-105(印刷頁)
東北 宮城 接ぎ木苗を使う。雨よけは1月上旬または2月中旬播種(図から読み取り)。接ぎ木台木台木は穂木の25〜30日前に播種。割り接ぎは台木本葉1枚残し。露地は3月中旬播種(図から読み取り) 雨よけは3月中旬または4月中〜下旬(図から読み取り)。露地は地温15℃以上で晩霜の心配がなくなる5月中旬以降 宮城1 p.163-172
東北 秋田 接ぎ木苗。台木は2月中〜下旬、穂木は3月中〜下旬に播種、接ぎ木は4月上〜中旬(いずれも図から読み取り)。台木は穂木より20日前に播種。穂木播種後80日(本葉8〜9枚)で1番花の開花始めに定植 5月下旬〜6月上旬(図から読み取り) 秋田1 p.124-126
東北 秋田 接ぎ木苗(接ぎ木)。仮植は図から読み取りでハウス3月上旬・露地4月上旬 ハウスは4月下旬〜5月上旬、露地は5月下旬〜6月上旬(図から読み取り)。展開葉7〜8枚(1番花開花直前)が適期 秋田1 p.128-131
関東 栃木 2月上旬〜5月上旬(図から読み取り・3系列) 4月上旬〜7月中旬(図から読み取り) 栃木1 p.84-85
関東 栃木 前年12月上旬〜(図から読み取り) 2月中旬頃(図から読み取り) 栃木1 p.84-85
関東 栃木 7月中旬(図から読み取り) 9月上旬(図から読み取り) 栃木1 p.84-85
関東 群馬 10月下旬〜12月中旬(図から読み取り・2系列) 2月上旬〜3月上旬(図から読み取り) 群馬1
関東 群馬 1月上旬(図から読み取り) 4月中旬頃(図から読み取り) 群馬1
関東 群馬 2月上旬〜中旬(図から読み取り) 5月中旬(図から読み取り) 群馬1
関東 埼玉 11月中旬(図から読み取り) 2月上旬(図から読み取り) 埼玉1 p.47
関東 埼玉 12月中旬(図から読み取り) 4月中旬(図から読み取り) 埼玉1 p.47
関東 埼玉 1月上旬(図から読み取り) 5月中旬(図から読み取り) 埼玉1 p.47
関東 千葉 6月上旬に台木・穂木を播種(図から読み取り) 8月中旬(図から読み取り) 千葉1 p.186
関東 千葉 10月上旬に台木播種、11月上旬に穂木播種・鉢上げ(図から読み取り) 1月中旬(図から読み取り) 千葉1 p.187
関東 東京 1月上旬播種、2月上旬仮植、2月下旬接ぎ木(図から読み取り) 4月中旬(図から読み取り) 東京1
関東 東京 2月下旬播種、4月上旬接ぎ木(図から読み取り) 5月上旬(図から読み取り) 東京1
関東 神奈川 1月中旬(図から読み取り) 4月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.8
関東 神奈川 2月中旬(図から読み取り) 4月中旬(図から読み取り) 神奈川1 p.8
関東 神奈川 3月中旬〜4月中旬(図から読み取り) 6月中旬〜7月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.8
北陸 新潟 3月に播種 5月に定植(県内の多くの産地) 新潟1
関東 山梨 1月に台木・穂木を播種、3月に台木鉢上げ、接ぎ木(図から読み取り) 5月上旬(図から読み取り) 山梨1
関東 山梨 4月に台木・穂木を播種(図から読み取り) 6月下旬〜7月上旬(図から読み取り) 山梨1
東海 岐阜 4月上旬に仮植(図から読み取り) 4月下旬〜5月上旬、トンネル(図から読み取り) 岐阜1
東海 岐阜 4月下旬に仮植(図から読み取り) 5月中旬、トンネル(図から読み取り) 岐阜1
東海 静岡 12月中旬に台木・穂木を播種、2月上旬に台木鉢上げ・穂木移植、2月下旬に接ぎ木(図から読み取り) 3月下旬(図から読み取り) 静岡1 p.209
東海 静岡 7月下旬に台木播種、8月上旬に穂木播種・台木鉢上げ、8月下旬に接ぎ木(図から読み取り) 10月上旬(図から読み取り) 静岡1 p.210
東海 愛知 7月上旬(図から読み取り) 9月上〜中旬(図から読み取り) 愛知1 p.Ⅳ-38
東海 愛知 12月上旬(図から読み取り) 2月中旬(図から読み取り) 愛知1 p.Ⅳ-39
東海 愛知 2月下旬、接ぎ木3月中旬(図から読み取り) 4月下旬〜5月上旬(図から読み取り) 愛知1 p.Ⅳ-40
近畿 京都 1月上旬(図から読み取り) 4月(図から読み取り)。日中気温20℃・地温15℃以上で定植 京都1 p.107-109
近畿 大阪 冬・春・夏収穫、栽培期間9か月 — 大阪1
近畿 大阪 春・夏・秋収穫、栽培期間10か月 — 大阪1
中国 鳥取 —(接ぎ木苗を購入) 4月下旬(トンネル・マルチ)。トンネル除去は5月下旬 鳥取1
中国 山口 — 4月(導入カレンダーより) 山口1
四国 徳島 — 9月中旬〜下旬 徳島1 p.45
四国 徳島 — 5月上旬〜中旬 徳島1 p.46
四国 香川 — 5月上旬。1番花が開花する直前の苗 香川1 p.15・香川2
四国 高知 —(接ぎ木苗) 8月下旬ごろ(作型表記は8月下旬〜6月) 高知1
四国 高知 — 9月ごろ(作型表記は9月〜7月中旬) 高知1
四国 高知 — 4月ごろ 高知1
九州・沖縄 福岡 7月(図から読み取り) 8月(図から読み取り) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 12月(図から読み取り) 3月(図から読み取り) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 1月(図から読み取り) 4月(図から読み取り) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 佐賀 —(接ぎ木栽培) — 佐賀1 p.15
九州・沖縄 佐賀 —(接ぎ木栽培) — 佐賀1 p.15
九州・沖縄 長崎 — 9月上旬〜中旬。1番花開花直前、浅植え 長崎1 p.195-197
九州・沖縄 宮崎 7月下旬〜8月下旬 9月中旬〜10月下旬 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 11月上旬 2月上旬〜中旬 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 2月上旬〜中旬 4月中旬 宮崎1 p.21
九州・沖縄 宮崎 3月上旬 5月中旬 宮崎1 p.21

整枝・更新せん定と収穫期

地域区分 都道府県 整枝・更新せん定 収穫期 出典
東北 宮城 雨よけは主枝と第1花下の強い側枝1〜2本で2本または3本仕立。施設は側枝1芽切り戻し。長期作型は7月下旬ごろ更新せん定。露地は主枝と1番果上下のわき芽2本の3本仕立 雨よけは4月下旬または6月上旬〜11月上旬(図から読み取り)、露地は7月上旬〜10月上旬(図から読み取り) 宮城1 p.163-172
東北 秋田 3本または4本仕立(4本仕立が一般的)。側枝が旺盛で込み合えば古い葉の摘葉と枝の間引き 7月中旬ごろ〜10月中旬(図から読み取り)。出荷果は果実長5〜10cm、定植後30日程度で収穫開始 秋田1 p.124-126
東北 秋田 主枝と第1・第3花下の側枝で4本仕立 ハウス6月上旬〜11月下旬、露地7月中旬〜10月中旬(図から読み取り)。果重300g前後で収穫 秋田1 p.128-131
関東 栃木 — 6月下旬〜10月下旬(図から読み取り) 栃木1 p.84-85
関東 栃木 収穫の途中で切り戻し(図に「切り戻し」の記載) 3月下旬〜7月上旬、切り戻し後8月中旬〜11月中旬(図から読み取り) 栃木1 p.84-85
関東 栃木 — 9月中旬〜翌7月上旬(図から読み取り) 栃木1 p.84-85
関東 群馬 — 3月中旬〜7月上旬(図から読み取り) 群馬1
関東 群馬 — 5月下旬〜10月下旬(図から読み取り) 群馬1
関東 群馬 — 6月下旬〜11月上旬(図から読み取り) 群馬1
関東 埼玉 — 3月中旬〜7月上旬(図から読み取り) 埼玉1 p.47
関東 埼玉 — 5月中旬〜11月上旬(図から読み取り) 埼玉1 p.47
関東 埼玉 — 6月中旬〜11月上旬(図から読み取り) 埼玉1 p.47
関東 千葉 — 9月中旬〜5月下旬(図から読み取り) 千葉1 p.186
関東 千葉 — 3月中旬〜6月上旬(図から読み取り) 千葉1 p.187
関東 東京 — 6月上旬〜10月上旬(図から読み取り) 東京1
関東 東京 — 6月下旬〜10月上旬(図から読み取り) 東京1
関東 神奈川 — 5月中旬〜7月下旬(図から読み取り) 神奈川1 p.8
関東 神奈川 — 6月中旬〜11月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.8
関東 神奈川 — 7月下旬〜10月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.8
北陸 新潟 — 6月中旬から出荷開始、7月上旬〜お盆がピーク、10月末ごろまで出荷 新潟1
関東 山梨 茎葉切除が11月(図に記載) 6月上旬〜11月上旬(図から読み取り) 山梨1
関東 山梨 茎葉切除が11月(図に記載) 8月上旬〜11月上旬(図から読み取り) 山梨1
東海 岐阜 — 6月上旬〜11月上旬(図から読み取り) 岐阜1
東海 岐阜 — 6月中旬〜11月上旬(図から読み取り) 岐阜1
東海 静岡 — 5月下旬〜7月下旬(図から読み取り) 静岡1 p.209
東海 静岡 — 11月下旬〜6月下旬(図から読み取り) 静岡1 p.210
東海 愛知 — 10月上旬〜6月下旬(図から読み取り) 愛知1 p.Ⅳ-38
東海 愛知 — 3月下旬〜7月下旬(図から読み取り) 愛知1 p.Ⅳ-39
東海 愛知 4本仕立て 5月下旬〜11月上旬(図から読み取り) 愛知1 p.Ⅳ-40
近畿 京都 主枝の8〜9節に1番花。その下のわき芽2本を伸ばして左右に2本ずつ分け、地上50cm以下の枝は除く。側枝は基部2芽を残して切り戻す 6月中旬〜10月上旬(図から読み取り) 京都1 p.107-109
近畿 大阪 — 冬、春、夏収穫 大阪1
近畿 大阪 — 春、夏、秋収穫 大阪1
中国 鳥取 4本仕立て。側枝は花の上で随時摘心。5月下旬に仮支柱→曲支柱+横張り2〜3段 6月中旬〜11月中旬。125g(2L)を目安に朝収穫 鳥取1
四国 徳島 — 10月上旬ごろから 徳島1 p.45
四国 徳島 — 6月上旬ごろから 徳島1 p.46
四国 香川 3本仕立て(1番花直上または直下のわき芽を伸ばす)。切り返し剪定は7月下旬〜8月上旬 — 香川1 p.15・香川2
四国 高知 追肥は生育に応じて1回N1kg程度とし、土壌ECと硝酸態窒素を測って加減 〜6月 高知1
四国 高知 — 〜7月中旬 高知1
四国 高知 — 〜11月 高知1
九州・沖縄 福岡 — 9〜10月ごろから翌6月ごろ(図から読み取り) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 — 4〜11月ごろ(図から読み取り) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 福岡 — 6〜10月ごろ(図から読み取り) 福岡1 p.40-41
九州・沖縄 長崎 3〜4本仕立て。側枝は花の上の葉1枚を残して摘除。昼27〜30℃・夜12℃以上で管理 10月下旬〜6月 長崎1 p.195-197

各県の資料にある注意点

  • 北海道:基肥カリは茎葉を全量搬出する前提の値。施用した有機物の化学肥料相当量は差し引く。トンネル・露地は初期生育確保のため基肥の速効性窒素4kg/10aを下限とする。経年ハウスは下層土診断で窒素追肥を減らす。苦土の施肥量はMgO 5〜6kg(果菜類の表)
  • 岩手:補給型は土壌診断に基づく考え方で、従来基準よりリン酸が大幅に少ない。表は速効性肥料・標準施肥体系。露地の記載なし
  • 宮城:長期作型は肥料切れを防ぐ。乾燥で短花柱花・落花が増える。マルハナバチ導入は定植2〜3か月後を目安(ホルモン処理を省ける)。主な病害は灰色かび病・うどんこ病・菌核病・褐色腐敗病・青枯病・半身萎凋病。資料は平成18年3月
  • 秋田:排水不良地は青枯病を誘発。排水と30cm以上の深耕。梅雨前に敷きわら。主な病害虫は灰色かび病・褐紋病・褐色腐敗病・青枯病・アブラムシ・アザミウマ・ハダニ・ホコリダニ。資料は平成19年3月
  • 秋田:米ナス系の大型品種(品種名は略)。接ぎ木苗で土壌病害を防ぐ。平成19年3月
  • 福島:マルチ栽培、肥効調節型肥料または有機質肥料、局所施肥(液肥土壌灌注等)が環境保全型施肥のポイント。完熟堆肥は定植1か月以上前に施用。対象地域は全域(埴壌土・砂壌土)。平成31年3月改訂
  • 茨城:茨城県「標準施肥」の値(令和4年3月)。作型の月は記載なし
  • 栃木:乾燥に弱いので注意。接ぎ木栽培は台木に応じて施肥量を調整
  • 栃木:苦土炭カルを160kg施用する
  • 栃木:緩効性肥料や有機質肥料を中心とした施肥設計
  • 埼玉:台木品種で吸肥力が異なり、接ぎ木台木等は基肥を控える。夏期に太陽熱で土壌消毒。炭酸ガス施用で増収が見込めるときは追肥を増やす(半促成のみ)
  • 埼玉:定植期が低温期なので早めにマルチ被覆
  • 埼玉:常にかん水できる環境を整え、降雨時は表層水を速やかに排水できるようにする
  • 千葉:追肥は低温期には液肥が望ましい。火山灰土では施肥量を20〜30%減らす
  • 千葉:追肥は低温期には液肥が望ましい。砂質土では施肥量を20〜30%増やす
  • 東京:接ぎ木(台木の品種名は省略)
  • 東京:接ぎ木
  • 新潟:施肥基準・技術指針の資料は見つからず。開花から収穫まで丸形品種で14〜20日、浅漬け用で5〜7日(高温期)。高温時の収穫は光沢が落ちるため早朝収穫(旬の食材紹介ページ。2019年更新)
  • 石川:たい肥2t/10aを目安に施用。産地は金沢市・小松市・川北町・津幡町・志賀町。継続収穫のため多肥傾向。ネコブセンチュウには対抗植物(ギニアグラス・クロタラリア)が有効。化学合成農薬の使用回数はなす・長なすとも36回(慣行の70%以下の水準)。令和元年11月
  • 福井:堆肥5t/10a程度を施し長期栽培に備える。苦土欠乏症が出やすいのでカリの多肥を避ける。他県より総量が多い。平成26年3月
  • 長野:N幅は作型等による。施肥基準は「Dr.大地」のデータとしても使われている
  • 岐阜:堆肥は完熟を使い、リン酸・カリ過剰の圃場では注意。堆肥中の有効成分を施肥基準から差し引く
  • 岐阜:同上
  • 静岡:堆肥の成分を差し引いて施肥量を削減する。台木に「接ぎ木台木」「別の台木」を使うときは前作の分施用量を考慮
  • 静岡:暖房始めは11月下旬、二重被覆は11月から3月(図から読み取り)
  • 愛知:基肥は緩効性肥料を主体に全面施用後耕起。追肥は3番果収穫頃から7〜14日間隔。厳寒期(12〜1月)はうね肩か液肥
  • 愛知:追肥は3番果収穫頃から7〜14日間隔
  • 愛知:追肥は3番果収穫頃から、液肥は7日間隔。有機質肥料なら1か月間隔
  • 京都:定植直後に仮支柱、トンネル被覆。1〜4番花はホルモン処理。トンネルにつかえたら曇天の夕方に除去。有機・特別栽培の栽培体系の例
  • 大阪:特別栽培の慣行レベル(比較基準)であり施肥基準ではない
  • 大阪:特別栽培の慣行レベル。水なす・水なす以外とも同値
  • 和歌山:追肥は収穫始めから収穫期間中、肥効が絶えないよう行う(茎葉と果実が並行して伸びるため)
  • 鳥取:県の技術体系・経営試算の値で、施肥基準としての窒素・リン酸・カリ量は載っていない。風対策に高さ2mの防風ネットをほ場周りに設置。ホルモン処理は5月上旬〜6月中旬
  • 島根:一般に多肥傾向なので、施肥前にEC・pHを測って加減する
  • 広島:持続性の高い農業生産方式の導入指針であり、施肥基準そのものではない。ウイルス病対策のアブラムシ類、ダニ類、灰色かび病の防除が主
  • 山口:施肥基準は見つからず、天敵温存植物の導入マニュアル(アブラムシ類・アザミウマ類対象)のみ。ソルゴーは4月下旬〜6月上旬に播種
  • 徳島:施肥基準ではなく指針の使用目安。対象病害虫はハダニ類、ハスモンヨトウ、灰色かび病、半身萎凋病など
  • 徳島:同上。対象はアブラムシ類、アザミウマ類、コナジラミ類、ヨトウムシ類など
  • 香川:土壌診断基準値は作土の厚さ25cm以上、EC 0.5〜0.8mS/cm、腐植4%以上、有効態リン酸15〜30mg/100g。県の指導リーフレットの図(2001年)で、現行の基準かは不明
  • 愛媛:令和8年度版
  • 愛媛:令和8年度版
  • 愛媛:令和8年度版
  • 高知:有効態リン酸が100mg/100gを超えるときは減肥または無施用(黒ボク土を除く)。リン酸は過剰傾向
  • 高知:同上
  • 高知:青枯病のおそれのあるほ場は基肥窒素を控えめにする
  • 福岡:1番果着果前の窒素過多は徒長・過繁茂・奇形果・落花の原因。最後の追肥は収穫終了1か月前。苦土欠乏が出やすく、カリ過剰を避ける。台木によっては草勢が強く基肥を10〜20%減肥
  • 福岡:同上
  • 福岡:同上
  • 佐賀:緩効性肥料主体の基肥+速効性・液肥の追肥。低温期のアンモニアガス障害と濃度障害に注意。専用の肥効調節型肥料による全量基肥栽培では窒素約15%削減可。苦土欠乏が多くカリの多施を避ける
  • 佐賀:同上
  • 長崎:経営技術体系の値。表記のP2O5が窒素より大きく、施肥基準そのものか不確か。バンカー植物(天敵温存)を定植
  • 熊本:試験では窒素72〜111kg/10aの範囲で可販果収量に差がなかった(試験の値。可販果収量は約24〜28t/10a)。堆肥など土づくりが前提。2つの窒素量が資料間で食い違う
  • 大分:特別栽培の窒素量の比較基準であり施肥基準ではない。令和7年10月29日付
  • 宮崎:苦土欠乏が出やすい。窒素の吸収量目安は収量1tあたりN3.3・P2O5 0.8・K2O 5.1kg
  • 宮崎:同上
  • 宮崎:同上
  • 宮崎:同上
  • 鹿児島:堆肥など有機物と深耕が必要。苦土欠乏が出やすく硫酸マグネシウムを施用。かん水はpF2.0〜2.3を目標
  • 鹿児島:同上

県ごとの違いを読み解く

作型ごとの定植と収穫

促成は秋に定植して翌年の初夏まで収穫する作型で、県による差が最も大きく出ています。千葉の九十九里は8月中旬、福岡は8月、高知ナスは8月下旬ごろ、愛知は9月上〜中旬、長崎は9月上旬〜中旬、徳島の県中央は9月中旬〜下旬、宮崎は9月中旬〜10月下旬、静岡は10月上旬に定植します(千葉1・福岡1・高知1・愛知1・長崎1・徳島1・宮崎1・静岡1)。収穫は福岡が9〜10月ごろから翌6月ごろ、愛知が10月上旬〜6月下旬、長崎が10月下旬〜6月、静岡が11月下旬〜6月下旬です。千葉の九十九里は9月中旬から5月下旬まで収穫します。

半促成は冬に定植して春から夏に収穫します。千葉の東葛飾は1月中旬、埼玉と群馬は2月上旬、宮崎は2月上旬〜中旬、愛知は2月中旬に定植します。収穫は埼玉・群馬・千葉が3月中旬から、愛知と栃木の春夏どりが3月下旬から始まり、終わりは千葉が6月上旬、埼玉と群馬が7月上旬、愛知が7月下旬です(千葉1・埼玉1・群馬1・宮崎1・愛知1・栃木1)。

早熟はトンネルや雨よけで春に定植する作型です。神奈川の早熟は4月上旬、東京・群馬・埼玉のトンネル早熟は4月中旬、静岡は3月下旬、福岡の早熟は3月に定植します。収穫は神奈川と埼玉が5月中旬、群馬と静岡が5月下旬から始まります。宮城の雨よけは第1作型が3月下旬定植・4月下旬収穫開始、第2作型が4月中〜下旬定植・5月下旬〜6月上旬収穫開始です(神奈川1・東京1・群馬1・埼玉1・静岡1・福岡1・宮城1。いずれも図から読み取り)。

露地(夏秋)は寒い地域ほど定植が遅くなります。愛知は4月下旬〜5月上旬、宮城は5月中旬以降、秋田は5月下旬〜6月上旬、新潟は5月に定植します。収穫は宮城が7月上旬〜10月上旬、秋田の小ナスが7月中旬ごろ〜10月中旬、新潟が6月中旬から10月末ごろまでです。関東は埼玉が6月中旬〜11月上旬、栃木の夏秋どりが6月下旬〜10月下旬になります(愛知1・宮城1・秋田1・新潟1・埼玉1・栃木1)。

年間窒素量の幅

促成の年間窒素量(kg/10a)は、鹿児島40、静岡52、福岡55、宮崎55、愛知58、千葉60、和歌山60、熊本60、長崎61、愛媛63、佐賀70、高知ナス75、高知の米ナス81です(鹿児島1・静岡1・福岡1・宮崎1・愛知1・千葉1・和歌山1・熊本1・長崎1・愛媛1・佐賀1・高知1)。目標収量は鹿児島・福岡・高知が18t、佐賀が15t、愛媛が14t、宮崎が12tで、収量の前提が違います。窒素量は目標収量と土壌の前提とあわせて読んでください。

露地・夏秋は鹿児島25、茨城の露地28〜40、栃木30、群馬30、福岡35、埼玉38、愛知44、福島46、宮崎45、佐賀50、和歌山50、愛媛60です。福井の夏秋は80kg/10aで、資料は堆肥5t/10a程度を施して長期栽培に備えるとしています(福井1)。福井の値は他県の約2倍で、苦土欠乏が出やすいのでカリの多施を避けるとも書かれています。

半促成と早熟・トンネルも県で差があります。半促成は島根の32〜36から愛媛の56まで、早熟・トンネルは神奈川の24から福島の49までです(島根1・愛媛1・神奈川1・福島1)。茨城のトンネル栽培は45、島根の早熟は44〜52です。

基肥と追肥の配分、追肥の間隔

窒素の基肥割合は県で違います。和歌山の促成は基肥40%・追肥7回、福岡の促成は基肥35%、福岡の早熟と普通は基肥45%、長崎の促成は基肥45%・追肥55%です。高知ナスは基肥N25に対して追肥N50で、追肥が窒素の3分の2を占めます(和歌山1・福岡1・長崎1・高知1)。

追肥の始め時と間隔も資料ごとに書き方が違います。愛媛は収穫始めを目安に1回N3kg以内、佐賀も1回N3kg以内です。鹿児島の促成は定植後60〜70日ごろから20〜25日おきに1回N3kg程度、愛知は3番果の収穫ごろから7〜14日間隔です。福岡の促成は11〜3月にN3〜3.5kgを25〜30日間隔、4〜6月にN4〜5kgを20〜25日間隔にします(愛媛1・佐賀1・鹿児島1・愛知1・福岡1)。

露地は間隔が短くなります。秋田は7月上旬の収穫始めから10〜14日間隔、福島は10〜12日間隔で露地7〜8回、トンネル8〜9回、宮城の露地は1番果収穫後から15〜20日間隔です。北海道は収穫始めから半促成が20日ごと、トンネル早熟と露地が30日ごとに追肥します(秋田1・福島1・宮城1・北海道1)。

主産地ごとの特徴

高知の資料は、促成を高知ナス(8月下旬〜6月)と米ナス(9月〜7月中旬)に分けています。追肥は高知ナスが9〜12月にN4.5〜5.5kg/月、3〜6月に6.5〜7kg/月で、月ごとに量を増やします。有効態リン酸が100mg/100gを超える圃場は減肥または無施用とし、黒ボク土は除きます(高知1)。

福岡の資料は、1番果が着く前の窒素過多が徒長・過繁茂・奇形果・落花の原因になると書いています。最後の追肥は収穫終了の1か月前です。台木によって草勢が強いときは、基肥を10〜20%減らします(福岡1)。

千葉は作型を地域と土壌で分けています。九十九里(海成砂質土)の促成はN60で追肥10回、東葛飾(火山灰土)の半促成はN42で追肥4回です。資料は、火山灰土では施肥量を20〜30%減らし、砂質土では20〜30%増やすとしています(千葉1)。佐賀は、専用の肥効調節型肥料による全量基肥栽培で窒素を約15%減らせると記しています(佐賀1)。

資料内の食い違いと読み方

高知の米ナス(促成)はカリの合計が一覧表で40、個別頁で60と食い違っており、表では資料のまま「40〜60」と書きました。岐阜1は窒素の総量37に対し、基肥18と追肥3.2×5回を足すと34になり、合いません。長崎1は窒素61に対してリン酸75と表記され、リン酸が窒素より大きい点が他県と逆です。誤記の可能性はありますが、原本のまま載せています。

熊本は、熊本1の表で窒素60(基肥25+追肥35)、熊本2の試験の現地慣行で91(基肥30+追肥61)と資料間で差があります。熊本2の試験では、窒素72〜111kg/10aの範囲で可販果収量に差が出ませんでした(試験の値)。

資料が見つからなかった都道府県

青森・山形・富山・三重・滋賀・兵庫・奈良・岡山・沖縄では、なすの施肥基準や栽培暦の資料を見つけられませんでした(2026年10月時点。探しきれていない可能性があります)。山形は資料の公開サイトが停止中、奈良は施肥基準のPDFが証明書の期限切れと404で開けませんでした。新潟は県の「旬の野菜」ページの播種・定植・出荷の時期だけ、山口は天敵を使う防除マニュアルにある定植4月のみです。長野は年間の基準施肥量の範囲のみ、鳥取は経営試算で成分量の記載がなく、香川は土壌診断の基準値と2001年のリーフレット(定植5月上旬と仕立て本数)のみ、茨城は標準施肥の数値だけで作型の月を欠きます。北海道・岩手・福島は施肥量が中心で、定植や収穫の時期は取れませんでした。

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出典一覧

表の「根拠」「出典」の略称と資料の対応です。

参考URL