圃場管理アプリ比較【2026年版】農業向けおすすめ営農管理ソフト・システム10選

農業経営の効率化やデータに基づく意思決定を支援する「営農管理ソフト」や「圃場管理アプリ」が、ここ数年で急速に普及しています。作業記録のデジタル化、圃場の地図管理、収支の可視化など、導入メリットは多岐にわたります。しかし、サービスごとに機能や料金体系が異なるため、自分の経営規模や作物に合ったものを選ぶことが重要です。本ページでは、国内外の主要な営農管理ソフト・圃場管理アプリを比較し、選び方のポイントとともに詳しく紹介します。

営農管理ソフトの選び方

機能で選ぶ

営農管理ソフトに搭載される機能は多種多様です。導入前に、自分の経営で最も必要な機能を明確にしておくことが大切です。主な機能カテゴリは以下の通りです。

  • 作業記録:日々の農作業(播種・施肥・防除・収穫など)をデジタルで記録し、一元管理できる機能。GAP認証の取得にも役立ちます。
  • 地図連携・圃場管理:Googleマップや衛星画像と連携し、圃場の位置・面積・作付状況を視覚的に管理できる機能。圃場が分散している大規模経営体には必須です。
  • 作物管理・生育管理:作物ごとの生育ステージ、施肥量、農薬散布履歴などを圃場単位でトラッキングする機能。
  • 収支管理:肥料・農薬・人件費などのコストと、収穫量・売上を圃場単位で記録し、利益率を可視化する機能。

料金体系で選ぶ

営農管理ソフトの料金体系はサービスによって大きく異なります。選択の際は以下のポイントを確認してください。

  • 無料プランの有無:多くのサービスが無料プランや無料トライアルを提供しています。まずは無料で試してから有料プランに移行するのがおすすめです。
  • 月額制か年額制か:月額制は初期コストを抑えられますが、年額制のほうが割安になるケースが多いです。
  • 圃場数・面積による従量課金:圃場の枚数やヘクタール数に応じて課金されるサービスもあります。経営規模に合ったプランを選びましょう。

対応作物・経営規模で選ぶ

水稲に特化したサービス、露地野菜・果樹まで幅広くカバーするサービス、大規模法人向けのサービスなど、対象が異なります。自分の営農スタイルに合ったものを選択することが重要です。

連携機能で選ぶ

他のシステムとの連携も重要な選択基準です。

  • GAP認証対応:JGAP・ASIAGAP・GLOBALG.A.P.などの認証取得に必要な記録をそのまま出力できると、認証準備の手間が大幅に削減されます。
  • センサー・IoT連携:気象センサーや土壌センサー、ドローンなどと連携し、データを自動取得できるサービスもあります。
  • 農機連携:クボタやヤンマーなどの農機メーカーのシステムと連携し、作業データを自動記録できるものもあります。
  • 会計ソフト連携:freeeなどの会計ソフトとデータ連携できるサービスなら、経理業務も効率化できます。

圃場管理アプリと営農管理アプリの違い|どちらを選ぶべきか

「圃場管理アプリ」と「営農管理アプリ」は混同して使われがちですが、カバーする業務範囲に違いがあります。検索場面では同義として用いられることも多い一方、機能の重心は異なるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。

分類 主な機能の重心 向いている経営体 代表的なサービス
圃場管理アプリ 地図ベースの圃場記録、作業履歴、生育・農薬散布の圃場単位トラッキング 個人農家・新規就農者、圃場が分散している中小規模経営 アグリノート、Z-GIS、Agrihub
営農管理アプリ 圃場記録に加えて収支管理・販売管理・労務・GAP認証など経営全体の統合管理 農業法人、複数人で経営、GAP取得を目指す経営体 facefarm、Agrion、KSAS(本格コース)

「圃場記録だけをデジタル化したい」段階の個人農家は、まず圃場管理アプリ寄りの無料・低価格サービスから始めるのが安全です。複数人で経営している、または収支や販路まで一元管理したい場合は、営農管理アプリ寄りの統合型サービスを選ぶと、業務全体を一つのプラットフォームに集約できます。多くのサービスは両方の機能を併せ持っており、無料プランや低価格プランから始めて、規模拡大に合わせて上位プランへ移行する経路が現実的です。

無料で使える圃場管理アプリ比較|個人農家・新規就農者向けTOP5

初めて圃場管理アプリを導入する個人農家・新規就農者は、まず無料プランがあるサービスから試すのが定石です。ここでは、本ページで取り上げたサービスのうち、継続的に無料利用できるプランを持つもの、または低価格で本格利用できるものを「無料枠の機能・対応作物・連携機能・課金移行条件」の観点で整理します。

サービス名 無料プランの内容 対応作物 主な連携機能 有料プラン移行の目安
アグリノート 100圃場まで/各種記録の合計20件まで 全作物 GAP対応、Excel/CSV出力 記録件数の上限を外したい場合 → Sプラン年額11,000円〜
KSAS 初年度無料、2年目以降も100圃場まで無料 水稲中心 クボタ農機連携、食味・収量分析 農機連携で本格活用 → 基本コース月額3,850円〜
Agrihub 基本機能(農業日誌・農薬管理)はすべて無料 全作物 AI農薬提案、GAP対応、ユーザー数No.1 データ分析機能を拡張 → プレミアム年額9,800円
Agrion 5アカウントまで/20圃場まで(スマホアプリ版のみ) 全作物 freee連携、販売管理 圃場・アカウント数増・PC版利用 → 月額980円〜
Z-GIS 31日間の無料試用版(継続無料プランは無し) 全作物 Excel連携、地図ベース管理、xarvio連携 本格利用 → 100圃場あたり年額2,640円〜の低額継続

個人農家・新規就農者にとっての判断軸は、(1) 主に育てている作物、(2) すでに保有している農機メーカー、(3) GAP認証取得の予定、の3点です。水稲中心でクボタ農機を使っている方はKSAS、汎用的な圃場記録から始めたい方はアグリノートかAgrihub、販売管理まで含めて統合的に管理したい方はAgrion、Excel運用に慣れている方はZ-GISが導きやすい選択肢になります。無料プランや試用版で実際の操作感を確かめてから、規模拡大時に有料プランへ移行する流れが、初期コストを抑えつつ自分に合うサービスを選ぶ最もリスクの低い経路です。

主要サービス比較表

以下に、国内外の主要な営農管理ソフト・圃場管理アプリの概要を一覧表にまとめました。

サービス名 提供元 主な対象 料金(税込) 主な特徴
アグリノート ウォーターセル(日本) 全作物 無料〜年額33,000円 地図ベースの圃場管理、GAP対応
KSAS クボタ(日本) 水稲中心 無料〜月額7,150円 クボタ農機連携、食味・収量分析
Z-GIS JA全農(日本) 全作物 年額2,640円〜 Excel連携、地図ベース管理
Agrihub Agrihub(日本) 全作物 無料〜年額9,800円 AIによる農薬提案、ユーザー数No.1
Agrion TrexEdge(日本) 全作物 無料〜月額2,980円 全国農地データ搭載、販売管理機能
xarvio FIELD MANAGER BASF(ドイツ) 水稲・畑作 年額13,200円〜 衛星画像解析、可変施肥マップ
facefarm ソリマチ(日本) 全作物 要問い合わせ GAP推奨、ヤンマー農機連携
Bushel Farm(旧FarmLogs) Bushel(米国) 穀物中心 $19.99〜$149/月 収支分析、衛星画像、米国大規模農場向け
Agworld Agworld(豪州) 全作物 $1,495〜$3,995/年 アドバイザー連携、オフライン対応
Granular Insights Corteva(米国) 穀物中心 要問い合わせ 窒素管理、衛星画像、John Deere連携
Climate FieldView Bayer(ドイツ) 穀物中心 $299〜/年 250M+ acre導入実績、ドライブ連携
Cropwise(旧Cropio) Syngenta(スイス) 全作物 $1〜$5/ha/年 衛星NDVI監視、100カ国以上で展開
AGRIVI AGRIVI(クロアチア) 全作物 要問い合わせ 150カ国導入、病害虫アラート、GIS地図

各サービスの詳細

アグリノート(ウォーターセル株式会社)

アグリノート 営農管理アプリ
出典:ウォーターセル株式会社(アグリノート)

アグリノートは、新潟県に本社を置くウォーターセル株式会社が開発・提供する営農支援ツールです。「4軒に1軒が使っている」とされる国内有数の導入実績を持つサービスで、パソコンとスマートフォンの両方から利用できます。

Googleマップをベースにした圃場管理機能が特徴で、圃場の位置・面積・作付情報を視覚的に把握できます。作業記録、生育記録、収穫記録、出荷記録、土壌診断の記録をデジタルで一元管理でき、スマートフォンのGPS機能を活用すれば、いつ・誰が・どこで作業したかを自動的に判定して下書きを作成する機能もあります。

JGAP・ASIAGAP・GLOBALG.A.P.認証にも対応しており、記録データをそのまま認証申請に活用できます。記録した内容はExcelやCSVで出力可能です。また、組織向けの上位サービス「アグリノートマネージャー」では、複数の生産者のデータを集約して分析することもできます。

料金プラン

  • 無料プラン:100圃場まで登録可能、各種記録の合計20件まで
  • Sプラン:年額11,000円(税込)/100圃場まで
  • Mプラン:年額22,000円(税込)/400圃場まで
  • Lプラン:年額33,000円(税込)/圃場数上限なし

公式サイト:https://www.agri-note.jp/

KSAS(クボタスマートアグリシステム)

KSAS クボタスマートアグリシステム 営農管理
出典:クボタ(KSAS)

KSAS(KUBOTA Smart Agri System)は、株式会社クボタが提供する営農支援クラウドサービスです。2014年にサービスを開始し、10年以上の運用実績があります。

最大の特徴はクボタ製農機との連携です。食味・収量センサ付きコンバインで刈り取った結果をもとに改善が必要な圃場を把握し、次年度の可変施肥で食味・収量の向上につなげるPDCAサイクルを回せます。ドローンによるセンシングデータを生育マップに合成し、可変追肥にも活用できます。

クボタの農機を持っていなくても利用でき、電子地図による圃場管理、作付計画、作業記録、作業指示などの基本機能はスマートフォンから操作可能です。

料金プラン

  • 無料プラン:初年度無料、2年目以降も100圃場まで無料
  • 基本コース:月額3,850円(税込)/KSAS対応農機なしでもICT活用可能
  • 本格コース:月額7,150円(税込)/KSAS対応農機連動でデータ活用を最大化

公式サイト:https://agriculture.kubota.co.jp/ksas/

Z-GIS(JA全農 営農管理システム)

Z-GISは、JA全農(全国農業協同組合連合会)が提供するクラウド型営農管理システムです。最大の特徴は、地図上の圃場図形とExcelデータを紐づけて管理する仕組みで、普段使い慣れたExcelをそのまま活用できる点にあります。

圃場の位置情報(経度・緯度データ)と栽培情報をリンクさせ、色分け機能やラベル機能で情報を視覚化できます。1kmメッシュ気象情報を活用した作業予測機能も搭載しています。xarvio(ザルビオ)との連携にも対応しており、衛星画像によるリモートセンシングデータを取り込むことも可能です。

料金プラン

  • 無料試用版:31日間
  • 100圃場ごとに年額2,640円(税込)/クラウドストレージ1GB
  • 2,000圃場以上:年額52,600円(税込)/クラウドストレージ20GB

公式サイト:https://z-gis.net/

Agrihub(アグリハブ)

Agrihubは、現役農家が開発した農業管理アプリで、4.5万人以上のユーザーを持つ国内ユーザー数No.1の農業日誌・農薬管理アプリです。JAアクセラレータ優秀賞を受賞しています。

AIが次回使用する農薬を提案する「散布管理」機能が特徴的です。過去の作付けとの比較ができる農業日誌、グラフでデータ分析が可能な売上管理機能なども搭載しています。GAP対応や特別栽培の記録管理にも対応しており、機械・資材の管理機能もあります。大規模農家向けの「農作業マップ」機能では、地図上で圃場を管理できます。

料金プラン

  • 無料プラン:基本機能はすべて無料で利用可能
  • プレミアムプラン:年額9,800円(税込)
  • 農作業マップ:年額2,640円(初月無料)

公式サイト:https://www.agrihub-solution.com/

Agrion(アグリオン)

Agrionは、フューチャーグループ傘下の株式会社TrexEdgeが提供するクラウド型農業経営支援サービスです。あらかじめ日本全国の農地データが地図としてインプットされており、栽培している圃場を選ぶだけですぐに利用開始できるため、初期登録の手間が大幅に省けます。

農業日誌、農薬使用記録のレポート出力、伝票作成、注文・売上管理、販路支援など、栽培管理から販売管理まで幅広い機能を備えています。施設園芸向けの専用サービス「Agrion施設園芸」もあります。freeeとの会計ソフト連携にも対応しています。

料金プラン

  • 無料プラン:5アカウントまで、20圃場まで(スマホアプリ版のみ)
  • 月額980円プラン
  • 月額1,980円プラン
  • 月額2,980円プラン

公式サイト:https://www.agri-on.com/

xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)

xarvio FIELD MANAGER BASF 営農管理システム
出典:BASF(xarvio)

xarvio FIELD MANAGERは、ドイツの化学大手BASFが展開する栽培管理支援システムです。世界100カ国以上、30以上の言語で利用されており、日本語にも対応しています。

衛星画像解析による生育モニタリングが最大の特徴です。「フィールドモニター」「施肥管理支援」「病害虫・雑草防除支援」の3つの柱で構成されており、過去の衛星データから推定した「土壌肥沃度マップ」を活用して、均一な土壌肥沃度を目指す施肥設計が可能です。可変施肥マップや可変散布マップを農機に取り込んで活用することもできます。

JA全農のZ-GISとのデータ連携に対応しており、井関農機の農業機械との連携も発表されています。2025年には果樹・野菜向けやブドウ向けなど、対応作物を拡大しています。

料金プラン

  • 3圃場以上:年額13,200円(税込)/100圃場まで

公式サイト:https://www.xarvio.com/jp/ja.html

facefarm(フェースファーム)

facefarmは、会計ソフト大手のソリマチ株式会社が提供するクラウド型農業生産履歴システムです。日本GAP協会推奨のクラウドサービスとして認定されています。

栽培シートの内容をもとに、作物・品種ごとの管理や、GoogleMapでの圃場色分け表示が可能です。「10a当たりの収穫量」「コスト」などを色の濃淡で視覚化できるため、経営分析にも活用できます。作業時間、農薬・肥料、在庫、コストなど、さまざまな角度からデータを確認できます。

ヤンマーの農機遠隔管理システムとの連携が実現しており、農機データの自動取得が可能です。入力した情報は、農場内の作業者間だけでなく、指導機関や他の農業者とも共有できます。

料金:公式サイトでの問い合わせが必要です。

公式サイト:https://www.facefarm.jp/

Bushel Farm(旧FarmLogs)

Bushel Farmは、米国Bushel社が提供する農場管理ソフトウェアで、旧名FarmLogsとして知られています。北米の穀物農家を中心に広く利用されているサービスです。

衛星画像を活用したフィールドマッピング、作業記録のデジタル化、収支管理機能が主な特徴です。圃場ごと・作物ごとの利益率を可視化でき、トライアルの成果分析やシーズン全体の収量パフォーマンスを俯瞰できます。デスクトップとモバイルの両方に対応し、オフラインでも利用可能です。

料金プラン

  • Liteプラン:$19.99/月
  • Essentialsプラン:$59.99/月
  • 年額払いで20%割引

公式サイト:https://bushelfarm.com/

Agworld

Agworldは、オーストラリア発の農場データ管理プラットフォームです。農家と農業アドバイザーの間でデータを共有・協業できる仕組みが最大の特徴で、農場作業員、農学者、資材業者、委託先など、関係者全員が同じデータ上で作業できます。

圃場ごとの詳細な生産コストデータ、フィールドプランニング機能、スプレー記録管理、モバイルアプリによるオフライン対応など、大規模農業経営に適した機能が充実しています。John Deereとのデータ連携にも対応しています。

料金プラン

  • Starter:$1,495/年
  • Basics:$2,495/年
  • Premium:$3,995/年
  • 無料トライアルあり

公式サイト:https://www.agworld.com/

Granular Insights(Corteva Agriscience)

Granular Insightsは、米国の農業科学企業Corteva Agriscience(コルテバ・アグリサイエンス)が提供する農場管理ソフトウェアです。もともとシリコンバレーのスタートアップGranular Inc.が開発したもので、2017年にDuPont(現Corteva)が買収しました。

圃場ごとのプランニングとシーディング最適化、衛星画像による生育モニタリング、窒素管理(Nitrogen Essentials)機能が特徴的です。John Deere Operations Center、Case IH AFS Connect、Ag Leader AgFiniti、Precision Planting Panoramaなど、主要な農機メーカーのデータプラットフォームとの連携に対応しています。

料金:サービスティアに応じた料金体系で、詳細は問い合わせが必要です。

公式サイト:https://www.corteva.com/

Climate FieldView(Bayer)

Climate FieldViewは、ドイツのBayer(バイエル)傘下のClimate LLC.が開発・提供する農業データプラットフォームです。世界23カ国、2億5,000万エーカー以上の農地で利用されており、デジタル農業プラットフォームとしてはグローバルで最大規模のサービスです。

「FieldView Drive」というハードウェアデバイスを農機に取り付けることで、播種・散布・収穫のデータを自動収集できます。収集したデータはクラウドに保存され、衛星画像データとあわせて分析が可能です。「Your Farm at a Glance」機能では、農場全体の概要を一目で把握でき、収穫進捗、平均水分量、トップパフォーマンスの品種・圃場などを確認できます。

料金プラン

  • Primeプラン(無料トライアルあり)
  • Plus/Premium:$299〜/年
  • FieldView Drive 2.0 Starter Kit:$649.99

公式サイト:https://climate.com/

Cropwise Operations(旧Cropio)

Cropwise Operationsは、スイスのSyngenta(シンジェンタ)グループが提供する衛星ベースの圃場管理システムです。旧名Cropioとして100カ国以上で展開されてきた実績があります。

衛星画像によるNDVI(正規化植生指数)の定期モニタリングが中核機能で、5〜10日間隔で圃場の生育状況を確認できます。リアルタイムの気象データ、土壌・作物の健康状態チェック、収量予測など、リモートセンシングに特化した機能が充実しています。PDF形式のファームレポートを圃場ごとに出力することも可能です。

料金プラン

  • $1〜$5/ヘクタール/年(モニタリング面積と地域により変動)

公式サイト:https://www.cropwise.com/

AGRIVI

AGRIVIは、クロアチア発の農場管理ソフトウェアで、世界150カ国以上の農家に利用されています。農場のデジタルツインを作成し、圃場活動、財務、在庫、労働力を一つのプラットフォームで管理できます。

GISベースのフィールドマッピング、高度な作付計画モジュール、リアルタイムの在庫管理、病害虫検出アルゴリズムによるアラート機能などが特徴です。7日間の気象予測も地理データに基づいて提供されます。オフラインでの利用にも対応しています。

料金:モジュール構成に応じたサブスクリプション制で、詳細は問い合わせが必要です。

公式サイト:https://www.agrivi.com/

よくある質問(FAQ)

無料の圃場管理アプリはありますか?

あります。アグリノート、KSAS、Agrihub、Agrionは継続して利用できる無料プランを提供しており、Z-GISは31日間の無料試用版があります。アグリノートやAgrionは登録できる圃場数やアカウント数に制限があるため、まず無料プランで操作感を確かめ、規模拡大時に有料プランへ移行する経路が一般的です。

個人農家でも圃場管理アプリは使えますか?

使えます。むしろ作業記録の属人化を避け、農薬使用履歴や収量データを蓄積していくうえで、個人農家こそ早い段階で導入する価値があります。スマートフォンから入力できるサービスがほとんどで、紙の作業日誌や Excel 管理から大きく工数を削減できます。AgrihubやAgrionのように、個人ユーザーを多数抱えるサービスもあります。

Excel管理から圃場管理アプリへ移行する手順は?

Z-GISのように、Excelデータをそのまま地図と紐づけて管理できるサービスを選ぶと移行コストを最小化できます。手順としては、(1) 現在Excelで管理している圃場一覧(位置情報・面積・作付内容)をCSVに整える、(2) アプリ側のインポート機能で取り込む、(3) スマホアプリで日常の作業記録入力に切り替える、の3ステップが基本です。多くのサービスはExcel/CSV形式での出力にも対応しているため、データのバックアップや会計ソフトとの連携も問題ありません。

まとめ

営農管理ソフト・圃場管理アプリは、農業経営のデジタル化を進めるうえで欠かせないツールとなっています。国内サービスは日本の農業事情(水稲中心の圃場管理、農薬登録制度への対応、JA系統との連携)に最適化されており、海外サービスは衛星データ活用や大規模経営向けの高度な分析機能に強みがあります。

選択のポイントとしては、まず自分の経営規模と対象作物に合ったサービスを絞り込むことが大切です。小規模〜中規模の水稲・畑作農家であれば、アグリノートやAgrihub、KSASなどの国内サービスが使いやすいでしょう。大規模法人やGAP認証を目指す経営体には、Z-GISやアグリノート、facefarmが適しています。衛星データを活用した精密農業に取り組みたい場合は、xarvioやClimate FieldView、Cropwiseなどの海外発サービスも検討に値します。

多くのサービスが無料プランや無料トライアルを提供していますので、まずは実際に使ってみて、自分の営農スタイルに合うかどうかを確かめることをおすすめします。

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