スイートコーンの栽培暦・年間作業表【全国まとめ】25都道府県の施肥・播種・定植・収穫時期を比較

  • 11月 6, 2026
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  • 栽培暦
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スイートコーンの播種・定植・追肥・収穫の時期は、都道府県ごとの施肥基準や栽培指針に別々に書かれています。作型の呼び方や施肥量の前提も県で違います。この記事では、25都道府県の公的資料(29本)から時期と数値を拾い、全国の比較表と、主産地向けの標準的な年間作業表にまとめました。どの値にも出典の県と資料を付けています。

全体を見ると、播種は宮崎と熊本のハウス半促成の1月下旬から、熊本の抑制栽培の9月上旬まで7か月以上の幅があります。年間の窒素量は北海道の12kg/10aから宮崎の36kg/10a(平成11年の基準)まで3倍の差があります。追肥は埼玉や静岡のように表では基肥のみの県から、福岡の3回までさまざまです。表の軸は、作型と播種期、窒素・リン酸・カリの量、追肥の回数と時期、収穫期の4つです。

スイートコーンの年間作業表・都道府県比較(Excel)をダウンロード

Excelには、年間作業表(実施日を書く欄つき)、都道府県の比較表、出典一覧の3つのシートがあります。

ほかの作物の栽培暦・年間作業表は栽培暦・年間作業表の全国まとめにまとめています。

この表の読み方と注意

  • 対象:都道府県と県の試験場・普及組織が公開している施肥基準、栽培指針、研究成果の情報です。農林水産省「都道府県施肥基準等」に掲載されている県の資料を含みます。収量と施肥量の単位はkg/10aです
  • 作型:ハウス半促成、トンネル早熟、マルチ、普通、抑制を、県の呼び方のまま載せました。直播か移植かも県の記載に従っています
  • 使い方:資料の表やレイアウトは転載せず、時期と数値などの事実だけを拾って組み直しました。栽培暦の図から読んだ値には「図から読み取り」と書いています。宮城、秋田、福井、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、岐阜、静岡、福岡の時期は図から読んでおり、±1旬ほどずれることがあります。群馬の中山間・高冷地は特に読み取りの精度が低く、岐阜の高冷地は時期の記載がありません
  • 施肥基準ではない値:大阪の窒素18kgとリン酸11kgは特別栽培の慣行レベルで、施肥量の比較に使っていません。熊本の4資料と長崎は研究成果情報で、時期と栽培条件は試験の値です。愛知は県農業総合試験場が可給態窒素にもとづいて定めた指針(窒素25、目標収量1.6t)です
  • 単位の違い:福井の肥料はa当たりの製品量で、成分量ではないため施肥量の比較に使っていません。作型と時期は使っています。栃木の目標収量3,000kgは資料どおりの値で、他県の1,100〜1,800kgより大幅に高い前提です
  • 古い資料:宮崎は平成11年(1999年)、岐阜は2005年、宮城は2006年、秋田と福井は2007年、山梨は平成23年(2011年)の資料です。品種や技術が現行と違う場合があります
  • 食い違い:岩手は補給型の基準(リン酸は合計1)と従来の基準(リン酸20)が大きく違うため、両方を載せました。埼玉は表の追肥が0ですが、図には追肥の記号があります。山梨の平坦地露地は、基肥の時期が表では1月下旬、図では3月です。大分の追肥のカリの内訳は画像から読んでおり不確かなため、本文では扱いません
  • 農薬:使い方を推奨しないため、薬剤名は書いていません
  • 調査日:2026年11月6日です。資料は改訂されることがあるので、自分の県の資料で最新の内容を確かめてください

標準の年間作業表(主産地のハウス半促成・トンネル早熟・マルチ・普通・抑制栽培)

スイートコーンの作業を、1月のハウス半促成から12月の抑制栽培の収穫まで月順に並べた表です。ハウス半促成、トンネル早熟、マルチ、普通、抑制の作型を県の言葉のまま入れています。播種と定植の時期、追肥の回数と時期、収穫期は県と作型で違うので、1行の中に県別の値を並べています。図から読み取った時期は±1旬ほどずれることがあります。「根拠」の略称は記事末尾の出典一覧に対応しています。

月 旬 作業 内容・目安 品種・作型 根拠
1月 中旬〜下旬 基肥(ハウス) 山梨のハウスは1月中旬にN15-P2O5 20-K2O15を施す。千葉のハウス半促成は1月下旬に緩効性肥料と有機質肥料を施す。山梨の二重トンネルは1月下旬 ハウス・半促成 山梨1 p.161-162・千葉1 p.217
1月 下旬 播種(ハウス半促成) 宮崎は堆肥2,000kg、基肥N30-P2O5 30-K2O25、追肥N6-K2O7(kg/10a)。熊本の無加温半促成はセルトレイに播き、2月上旬に3葉期の苗を移植(試験の値) 半促成・宮崎、熊本 宮崎1 p.25・熊本3
2月 上旬 播種・定植(ハウス) 山梨は2月上旬にトンネル下で播種し、追肥は4月上旬と下旬にN5・K2O5ずつ。千葉は播種・定植とも2月上旬(図から読み取り)。熊本の半促成は黒マルチ、畝幅1.6m、2条、株間25cm(試験の値) ハウス半促成 山梨1 p.161・千葉1 p.217・熊本3
2月 上旬〜下旬 播種(トンネル早熟) 熊本は2月上旬が収量最多の適期で、移植と直播に差がない(平坦地域、2008年)。宮崎は大型が上旬、小型が中旬。福岡は下旬ごろ、静岡のトンネルマルチも下旬(いずれも図から読み取り) トンネル早熟 熊本2・宮崎1 p.25・福岡1 p.56・静岡1 p.224
2月 上旬〜下旬 基肥(トンネル) 千葉は2月下旬にN23-P2O5 30-K2O23で、播種は3月上旬。静岡は元肥N26-P2O5 24-K2O21を緩効性肥料で施す(図から読み取り)。山梨の一重トンネルは基肥2月上旬 トンネル 千葉1 p.218・静岡1 p.224・山梨1 p.162
3月 上旬 播種(トンネル) 埼玉は3月上旬(トンネル併用、基肥N22-P2O5 20-K2O25)、千葉も3月上旬、栃木は3月上旬〜中旬(マルチ・トンネル、基肥N20-P2O5 30-K2O20、追肥は発芽後45〜50日)(いずれも図から読み取り)。神奈川の直播きは3月上旬〜5月上旬に時期をずらす トンネル・マルチ 埼玉1 p.53・千葉1 p.218・栃木1 p.104-105・神奈川1 p.10
3月 上旬 温床播種・育苗 福井は3月播きを温床でセルトレイ(72穴)に1粒ずつ播き、地温27〜28℃で発芽させ、発芽後は15〜20℃へ下げる。宮城のトンネル栽培は温床に播き、15〜20日育苗する(図から読み取り) ハウス早熟、トンネル 福井1 p.2・宮城1 p.181
3月 上旬まで トンネル被覆(半促成) 熊本の半促成は播種から3月上旬まで被覆する。収穫を早める効果は小さい(試験の値) 半促成・熊本 熊本3
3月 中旬〜下旬 播種(直播き・露地) 岐阜は地温12℃以下で発芽が悪く、3月播きはトンネルとマルチを使う。山梨の平坦地露地は中旬〜下旬で、マルチを早めに張って地温を確保する。群馬の平坦地は3月中旬と4月上旬の2回(いずれも図から読み取り) 普通・露地 岐阜1・山梨1 p.163・群馬1 p.7
3月 下旬 定植(トンネル・ハウス早熟) 福井は3月下旬〜4月上旬に、育苗約14日・本葉3枚の苗を畦幅160〜180cm×株間30cmの2条で植える。埼玉のトンネル早熟は3月下旬、福岡は3月(いずれも図から読み取り) ハウス早熟、トンネル 福井1 p.2・埼玉1 p.53・福岡1 p.56
3月 下旬〜4月上旬 基肥・播種(マルチ・早熟) 千葉のマルチは3月下旬にN20-P2O5 27-K2O20を施し、播種は4月上旬。東京の早熟は3月下旬と4月上旬に播き、基肥N15・追肥N5・堆肥2,000kg。宮崎の普通マルチは基肥N30-P2O5 30-K2O25、追肥N6-K2O7。千葉と東京の時期は図から読み取り マルチ、早熟 千葉1 p.219・東京1 p.2・宮崎1 p.25
4月 上旬 播種(普通・マルチ) 埼玉の普通は播種4月上旬、定植は4月中旬〜下旬で、基肥は定植2週間前までに施す。静岡の普通は元肥N26-P2O5 24-K2O21。岐阜のマルチ直まきは上旬〜下旬で、天候に注意(いずれも図から読み取り) 普通・マルチ 埼玉1 p.53・静岡1 p.224・岐阜1
4月 上旬 定植(トンネル) 宮城のトンネル栽培は畝間130〜150cm、株間30cmの2条植え(図から読み取り)。静岡のトンネルマルチも4月上旬ごろ トンネル 宮城1 p.181・183・静岡1 p.224
4月 上旬〜下旬 追肥(ハウス・早熟) 山梨のハウスは4月上旬と下旬、千葉の半促成は3月下旬と4月下旬にN3.5〜5・K2O3.5〜5。福岡は播種後約45日(草丈30〜40cm・展開葉6〜7枚)に1回目、雄穂出穂期と雌穂出穂期にも追肥して計3回 ハウス、早熟 山梨1 p.161・千葉1 p.217・福岡1 p.56
4月 中旬 播種(露地マルチ) 東京の露地マルチは4月中旬と5月中旬ごろの2回に分けて播く。基肥N15・追肥N5(図から読み取り) 露地マルチ・東京 東京1 p.2
4月 中旬 トンネル被覆の除去 熊本の天草では、突風と晩霜を避けるため、雄穂が出る前までトンネルで被覆する(1996年の成果) トンネル・熊本(天草) 熊本4
4月 中旬〜下旬 トンネル直播 宮城は地温13℃以上を確保し、無穴マルチで地温を保って発芽後に穴をあける(図から読み取り) トンネル栽培 宮城1 p.181・183
4月 下旬 播種(セル育苗) 秋田のマルチ移植は200穴セルトレイに1粒ずつ播き、無加温ハウスで14〜20日育苗する(図から読み取り) マルチ移植・秋田 秋田1 p.159
5月 上旬 播種(マルチ直播) 宮城と秋田は10a当たり4〜5Lの種子を1穴2〜3粒、深さ2〜3cmに播く。マルチは播種の1週間以上前に張る。栃木の2作目は上旬〜中旬(図から読み取り) マルチ直播 宮城1 p.181・183・秋田1 p.159・栃木1 p.104
5月 上旬〜下旬 追肥(トンネル) 千葉のトンネルは5月上旬と下旬にN3.5・K2O3.5ずつ。山梨の一重トンネルは5月上旬と下旬、二重は4月下旬と5月中旬。埼玉のトンネル早熟は表の追肥が0で、図には5月中旬ごろに追肥の記号がある トンネル 千葉1 p.218・山梨1 p.162・埼玉1 p.53
5月 上旬〜中旬 収穫(ハウス半促成) 熊本の半促成は1月下旬播種・2月上旬移植で5月1日頃から中旬(試験の値)。山梨のハウスは2月上旬播種で5月上旬〜中旬(図から読み取り) ハウス半促成 熊本3・山梨1 p.161
5月 中旬 定植(マルチ移植) 秋田は本葉2.5〜3.5枚、宮城は本葉2〜3枚で移植する。老化した苗は雌穂が小型になる マルチ移植 秋田1 p.159・宮城1 p.183
5月 中旬〜6月中旬 追肥(マルチ) 千葉のマルチは5月中旬と6月中旬にN3.5・K2O3.5ずつ。宮城のマルチは雄穂出穂期に通路側へ1回施し、土寄せしない。埼玉の普通は表の追肥が0で、図には6月上旬ごろに追肥の記号がある マルチ栽培 千葉1 p.219・宮城1 p.182-183・埼玉1 p.53
5月 中旬〜6月上旬 播種(普通栽培) 宮城の普通栽培は畝間70〜75cm、1条、株間30cm(図から読み取り) 普通栽培・宮城 宮城1 p.181
5月 下旬〜6月中旬 播種(露地直播) 秋田は晩霜の心配がなくなる5月中旬〜6月下旬が播種幅の目安 露地直播・秋田 秋田1 p.159
5月〜6月 本葉4〜5枚 間引き・補植 宮城は本葉4〜5枚で間引く。秋田は本葉4枚までに1本立ちにし、補植は3葉期まで 直播 宮城1 p.183・秋田1 p.160
5月〜7月 5〜6葉期 1回目追肥 宮城はN5・K5、秋田は高度化成16-0-16を30kg/10a。1回目の追肥後に軽く中耕し、6葉期以降は根を傷めるので中耕しない(秋田) マルチ・露地 宮城1 p.182・秋田1 p.160
5月〜7月 8葉期(雄穂出穂期) 2回目追肥 宮城はN5・K5、秋田は高度化成30kg/10a。秋田のマルチ栽培は8葉期の1回だけ マルチ・露地 宮城1 p.182-183・秋田1 p.160
5月〜6月 5月下旬〜6月下旬 収穫(ハウス早熟・半促成) 福井は播種後82〜86日で、絹糸抽出から20日過ぎて絹糸先が褐色になったら試し採りする(5月下旬〜6月下旬)。千葉のハウス半促成は5月下旬〜6月上旬(図から読み取り) ハウス早熟、半促成 福井1 p.2・千葉1 p.217
6月 上旬〜中旬 収穫(早熟・トンネル) 熊本は2月1日播種で6月6日、14日播種で10日、28日播種で13日(試験の値)。山梨は二重トンネルが6月上旬、一重が6月中旬。千葉のトンネルは上旬〜中旬、福岡は6月(図から読み取り) 早熟、トンネル 熊本2・山梨1 p.162・千葉1 p.218・福岡1 p.56
6月 中旬〜下旬 収穫(トンネル早熟) 埼玉は3月上旬播種の場合(図から読み取り) トンネル早熟・埼玉 埼玉1 p.53
6月 中旬〜7月中旬 収穫(トンネル・マルチ) 岐阜は3月中旬〜4月上旬播種で6月中旬〜7月中旬。栃木は3月上旬〜中旬播種で6月下旬〜7月中旬。山梨の露地は6月下旬〜7月。神奈川の直播きは6月中旬〜7月下旬(図から読み取り) トンネル・マルチ・露地 岐阜1・栃木1 p.104・山梨1 p.163・神奈川1 p.10
6月 下旬〜7月上旬 収穫(マルチ・早熟) 千葉のマルチ(4月上旬播種)と東京の早熟(図から読み取り) マルチ・早熟 千葉1 p.219・東京1 p.2
6月 下旬〜7月中旬 収穫(トンネル) 宮城のトンネル栽培は開花から収穫まで25〜30日(図から読み取り) トンネル・宮城 宮城1 p.181・184
6月〜8月 絹糸抽出期の10日後 トッピング 雌穂のつく葉より上を、宮城は2〜3枚、秋田は3〜4枚残して雄穂を取り除く。倒伏とアワノメイガの被害を軽くする 全作型 宮城1 p.184・秋田1 p.160
6月〜8月 出穂直前〜収穫前 かん水 福岡は出穂直前ごろが最も水を必要とし、この時期のかん水で穂が大きく粒がそろう。宮城は絹糸抽出から収穫までの20〜25日にかん水して先端不稔を軽くする 露地・トンネル 福岡1 p.56・宮城1 p.184
6月〜8月 雄穂が伸びきった頃 害虫の発生時期 秋田のアワノメイガは年2回発生し、雄穂が伸びきった頃とその10日後に防除する時期になる。長崎はオオタバコガを雄穂出穂期から念入りに防除する(薬剤名は書かない) 露地・抑制 秋田1 p.160・長崎1
7月 上旬〜中旬 収穫(普通) 埼玉の普通は4月上旬播種の場合(図から読み取り) 普通・埼玉 埼玉1 p.53
7月 中旬〜8月上旬 収穫(露地マルチ・普通) 東京の露地マルチは4月中旬播種の場合。静岡の普通は7月中旬〜下旬(4月上旬播種、5月上旬〜中旬定植)(図から読み取り) 露地マルチ、普通 東京1 p.2・静岡1 p.224
7月 下旬〜8月上旬 収穫(マルチ移植) 秋田は絹糸抽出後20〜25日の乳熟期に収穫する(図から読み取り) マルチ移植・秋田 秋田1 p.159-160
8月 上旬 播種(抑制) 長崎の諫早湾干拓地は8月上旬播種で10月下旬収穫。限界播種時期は8月23日で、8月8〜25日播種は調整重300g/穂以上、30日は300g未満(試験の値) 抑制・長崎 長崎1
8月 上旬〜中旬 収穫(マルチ) 宮城のマルチ栽培は開花から収穫まで22〜25日。早朝に収穫して予冷する(図から読み取り) マルチ・宮城 宮城1 p.181・184
8月〜9月 下旬〜中旬 収穫(普通・露地直播) 宮城の普通は8月下旬〜9月上旬、秋田のマルチ直播は8月中旬〜9月上旬、露地直播は8月下旬〜9月中旬。収穫適期が短いので労力が競合しないよう作期と面積を決める(秋田)。栃木の2作目は8月中旬〜9月(図から読み取り) 普通・直播 宮城1 p.181・秋田1 p.159・栃木1 p.104
9月 上旬 播種(抑制・無加温ハウス) 熊本は11月上旬からビニルで被覆し、夜間は密閉する。白黒マルチに4粒を直播し、約10日後に間引く(試験の値) 抑制・熊本 熊本1
10月 下旬 収穫(抑制) 長崎の8月上旬播種の収穫。霜害を避ける収穫日は11月15日(試験の値) 抑制・長崎 長崎1
11月 下旬〜12月中旬 収穫(抑制・端境期) 熊本の9月上旬播種。有効積算温度はミエルコーン84が1326.1℃日、ゴールドラッシュ90が1438.4℃日(試験の値) 抑制・熊本 熊本1
通年 — 追肥の基本 山梨は雄穂抽出2週間前と絹糸抽出期の2回、速効性肥料を灌水直後に施す 全作型・山梨 山梨1 p.161-163
通年 — 土づくり・基肥の施し方 埼玉は良質な堆肥2〜3t/10aを入れ、基肥は有機質肥料か緩効性肥料を主体に定植2週間前までに施す。宮崎は堆肥・苦土石灰を播種15〜20日前、基肥を播種7〜10日前に施す 全作型 埼玉1 p.53・宮崎1 p.25

都道府県別の比較

「—」はその県の資料に記載がない項目です。「図から読み取り」は栽培暦の図から読んだ値で、±1旬ほどずれることがあります。県の基準は品種や目標収量、土壌の前提が違うので、数字だけを単純に比べず、自分の地域に近い県の資料を確かめてください。

作型・品種

地域区分 都道府県 主な作型・品種 出典
北海道 北海道 半促成・トンネル早熟・露地移植・露地直播(品種の記載なし) 北海道1 p.107
東北 岩手 マルチ直まき 岩手1 p.27・岩手2 p.43
東北 宮城 トンネル栽培(サニーショコラ・味来早房117) 宮城1 p.180-184
東北 宮城 マルチ栽培(味来390・ゴールドラッシュ・キャンベラ86・あまえん坊) 宮城1 p.180-184
東北 宮城 普通栽培(味来390・キャンベラ90) 宮城1 p.180-184
東北 秋田 露地・マルチ移植(味来390・ゆめのコーン) 秋田1 p.159-160
東北 秋田 露地・マルチ直播 秋田1 p.159-160
東北 秋田 露地直播 秋田1 p.159-160
東北 福島 全域(砂壌土・埴壌土) 福島1 p.94
関東 栃木 マルチ栽培・夏どり(ゴールドラッシュ・味来390) 栃木1 p.104-105
関東 群馬 露地早熟・普通(平坦地)味来390・味来早房 群馬1 p.7
関東 群馬 露地早熟・普通(中山間地・高冷地)ピーターコーン・味来397・キャンベラ90・おひさまコーン・ゆめのコーン 群馬1 p.7
関東 埼玉 トンネル早熟 埼玉1 p.53
関東 埼玉 普通 埼玉1 p.53
関東 千葉 ハウス半促成栽培 千葉1 p.217
関東 千葉 トンネル栽培 千葉1 p.218
関東 千葉 マルチ栽培 千葉1 p.219
関東 東京 早熟(マルチ+トンネル)ゴールドラッシュ・ミエルコーン89・おひさまコーン 東京1 p.2
関東 東京 露地(マルチ)ゴールドラッシュ・ゆめのコーン・グラビス 東京1 p.2
関東 神奈川 直は栽培(露地)ゆめのコーン・ゴールドラッシュ・ゴールドラッシュ86 神奈川1 p.10
北陸 福井 ハウス早熟栽培(キャンベラ82・ゴールドラッシュ・おひさまコーン7)。直売所向け 福井1 p.2
関東 山梨 ハウス(ゴールドラッシュ) 山梨1 p.161
関東 山梨 トンネル(二重・一重、ゴールドラッシュ・甘々娘) 山梨1 p.162
関東 山梨 平坦地・露地(ゴールドラッシュ・甘々娘) 山梨1 p.163
関東 長野 作型の記載なし(県の基準施肥量のみ) 長野1
東海 岐阜 普通栽培(平坦地)トンネル・マルチ直まき サニーショコラ 岐阜1
東海 岐阜 普通栽培(平坦地)マルチ直まき サニーショコラ・キャンベラ 岐阜1
東海 岐阜 普通栽培(高冷地)ピーター235・ピーター445・未来390 岐阜1
東海 静岡 トンネルマルチ栽培(甘々娘・ゴールドラッシュ) 静岡1 p.224
東海 静岡 普通栽培(甘々娘・ゴールドラッシュ) 静岡1 p.224
東海 愛知 作型の記載なし(県施肥基準の窒素量と可給態窒素に基づく指針) 愛知1
近畿 大阪 夏どり(特別栽培の慣行レベル) 大阪1
九州・沖縄 福岡 早熟(トンネル栽培)。主要品種は恵味スター・恵味86・ゴールドラッシュ 福岡1 p.56
九州・沖縄 佐賀 普通・トンネル(収量目標の記載は1作型分) 佐賀1 p.28
九州・沖縄 長崎 抑制(諫早湾干拓地・イエロー系中生種。晩生種の利用が望ましいとの記載あり) 長崎1
九州・沖縄 熊本 早熟(トンネル栽培)・半促成(無加温ハウス)・抑制(無加温ハウス)。品種はゴールドラッシュ・ミエルコーン84など(すべて研究成果情報) 熊本1・熊本2・熊本3・熊本4
九州・沖縄 大分 普通(露地)。半促成(ハウス)の施肥量は露地基準の3〜4割増 大分1 p.38
九州・沖縄 宮崎 ハウス半促成、トンネル早熟、普通(マルチ)。大型・小型の区別あり 宮崎1 p.25
九州・沖縄 鹿児島 早熟・普通(表は2作型まとめて掲載) 鹿児島1 p.45

土壌pH・栽植密度・目標収量

地域区分 都道府県 土壌pH 栽植密度(株/10a・畝間×株間) 目標収量(kg/10a) 出典
北海道 北海道 — — 半促成・トンネル早熟1,100/露地移植1,200/露地直播1,200〜1,500 北海道1 p.107
東北 岩手 — — 1,500 岩手1 p.27・岩手2 p.43
東北 宮城 pH6〜6.5 トンネル:畝間130〜150×条間40〜50・2条・株間30cm=4,400〜5,000株 1,200〜1,500(スイートコーン全体) 宮城1 p.180-184
東北 宮城 pH6〜6.5 畝間130〜140×条間40〜50・2条・株間30cm=4,700〜5,000株 1,200〜1,500 宮城1 p.180-184
東北 宮城 pH6〜6.5 畝間70〜75・1条・株間30cm=4,400〜4,700株 1,200〜1,500 宮城1 p.180-184
東北 秋田 pH6.0〜6.5 2条植え畝幅150cm・条間45×株間30cm、または1条植え畝幅75cm・株間30cm=4,444株 1,500 秋田1 p.159-160
東北 秋田 pH6.0〜6.5 同上(畝幅75〜150cm、株間30cm) 1,500 秋田1 p.159-160
東北 秋田 pH6.0〜6.5 同上 1,500 秋田1 p.159-160
東北 福島 6.0〜6.5に矯正 4,500本/10a 1,200 福島1 p.94
関東 栃木 6.0〜6.5 4,800株・70×30cm 3,000 栃木1 p.104-105
関東 群馬 — 2条植え・畝間140cm×条間50cm×株間30〜35cm 1,200 群馬1 p.7
関東 群馬 — 2条植え・畝間140cm×条間45cm×株間40cm 1,200 群馬1 p.7
関東 埼玉 — 4,800本・— 1,200 埼玉1 p.53
関東 埼玉 — 4,000本・— 1,300 埼玉1 p.53
関東 千葉 6.0〜6.5 4,500本・— 1,500 千葉1 p.217
関東 千葉 6.0〜6.5 4,500本・— 1,500 千葉1 p.218
関東 千葉 6.0〜6.5 4,500本・— 1,500 千葉1 p.219
関東 東京 — — 1,800 東京1 p.2
関東 東京 — — 1,800 東京1 p.2
関東 神奈川 — 畝幅60cm×株間30cm 1,500〜1,800 神奈川1 p.10
北陸 福井 — 畦幅160〜180cm(天幅+通路)×株間30cm、2条植え=4,100〜4,700本/10a — 福井1 p.2
関東 山梨 — 4,400株・— 1,300 山梨1 p.161
関東 山梨 — 4,200株・— 1,600 山梨1 p.162
関東 山梨 — 4,200株・— 1,600 山梨1 p.163
東海 岐阜 — 4,000本・— 1,500 岐阜1
東海 岐阜 — 4,000本・— 1,500 岐阜1
東海 岐阜 — — 1,300 岐阜1
東海 静岡 — 3,300〜4,000本・— 1,200 静岡1 p.224
東海 静岡 — 3,300〜4,000本・— 1,200 静岡1 p.224
東海 愛知 — — 1,600 愛知1
九州・沖縄 福岡 好適pH 5.5〜7.5(吸肥力が強く適応範囲は広い) — 1,500(想定収穫量。早熟) 福岡1 p.56
九州・沖縄 佐賀 好適pH 5.5〜6.5 — 1,500(収量目標) 佐賀1 p.28
九州・沖縄 長崎 — — 調整重300g/穂以上が目安(収量値は記載なし) 長崎1
九州・沖縄 熊本 — 半促成:畝幅1.6m・2条・株間25cm・黒マルチ(試験の値)。抑制:畝幅130cm・条間35cm・株間30cm・2条千鳥・約5,130株/10a(試験の値) — 熊本1・熊本2・熊本3・熊本4
九州・沖縄 大分 — — 1,500 大分1 p.38
九州・沖縄 宮崎 6.2〜6.9 — 1,700(半促成)、1,800(トンネル早熟・普通マルチ) 宮崎1 p.25

施肥量と施肥の時期

地域区分 都道府県 年間施肥量 N-P2O5-K2O(kg/10a) 施肥の時期と配分(基肥・追肥) 出典
北海道 北海道 12-15-13(施肥標準・基準収量時、有機物なしの条件) 窒素・カリは基肥と、4〜5葉期に畦間へ分施。窒素は熱水抽出性窒素の診断値で基肥7+分施5(標準対応、水準Ⅱ)、カリは基準値で基肥8+分施5。リン酸は基肥のみ(基準値で15) 北海道1 p.107
東北 岩手 20-1-14(補給型施肥基準の合計。従来基準は20-20-20) 補給型:基肥N15+追肥N5。リン酸とカリは合計のみ表示。従来基準:基肥15-20-15、追肥5-0-5、牛ふん堆肥2t/10a 岩手1 p.27・岩手2 p.43
東北 宮城 30-30-30(施肥例。基肥N20-P2O5 20-K2O 20+追肥5-0-5を2回) 基肥N20-20-20(たい肥2t、CDU化成等)、追肥は5葉期〜幼穂形成期にN5・K5、8葉期〜雄穂出穂期にN5・K5 宮城1 p.180-184
東北 宮城 30-30-30(施肥例。マルチは普通栽培の基肥量を2割程度減らす) 基肥N20-20-20(たい肥2t、CDU化成133kg等)、追肥5葉期〜幼穂形成期にN5・K5、8葉期〜雄穂出穂期にN5・K5。マルチ栽培は雄穂出穂期に通路側へ1回施用し土寄せしない 宮城1 p.180-184
東北 宮城 30-30-30(施肥例) 基肥と追肥の配分はマルチ栽培と同じ表1-8-1を参照 宮城1 p.180-184
東北 秋田 30-28-30(施肥例。基肥20-28-20、追肥10-0-10) 基肥N20-P2O5 28-K2O 20(完熟堆肥2,000kg、緩効性高度化成130kg等)、追肥は高度化成(16-0-16)30kg/10aを5葉期・8葉期の2回(マルチ栽培は8葉期のみ) 秋田1 p.159-160
東北 秋田 30-28-30(施肥例) 同上 秋田1 p.159-160
東北 秋田 30-28-30(施肥例) 同上(露地は2回追肥) 秋田1 p.159-160
東北 福島 26〜34 / 20〜24 / 26〜34(N-P2O5-K2O、合計) 基肥(は種2週間前)N20〜24・P2O5 20〜24・K2O 20〜24、追肥は本葉5〜6枚頃にN3〜5・K3〜5、出穂前にN3〜5・K3〜5。牛ふん堆肥1,000kg(基準2)、石灰100〜120 福島1 p.94
関東 栃木 23-30-23 基肥N20-P2O5 30-K2O 20、追肥1回N3・K2O3。堆肥(オガクズ牛ふん)1,000kgを施す前提で、基肥から窒素0.7kg・りん酸4.0kg・加里8.2kgを差し引く例あり。苦土炭カル100kg 栃木1 p.104-105
関東 群馬 35-30-35 基肥N25-P2O5 30-K2O 25、追肥N5・K2O5を2回 群馬1 p.7
関東 群馬 24-35-24 全量基肥(追肥なし) 群馬1 p.7
関東 埼玉 22-20-25 基肥のみ(追肥0)。基肥は有機質肥料または緩効性肥料を主体にし、定植2週間前までに施用 埼玉1 p.53
関東 埼玉 20-18-18 基肥のみ(追肥0) 埼玉1 p.53
関東 千葉 30-30-30 基肥1月下旬N23-P2O5 30-K2O 23(緩効性肥料・有機質肥料)、追肥3月下旬と4月下旬にN3.5・K2O3.5ずつ(NK化成) 千葉1 p.217
関東 千葉 30-30-30 基肥2月下旬N23-P2O5 30-K2O 23、追肥5月上旬と5月下旬にN3.5・K2O3.5ずつ 千葉1 p.218
関東 千葉 27-27-27 基肥3月下旬N20-P2O5 27-K2O 20、追肥5月中旬と6月中旬にN3.5・K2O3.5ずつ 千葉1 p.219
関東 東京 黒ボク土20-13-15/褐色森林土・灰色低地土20-10-15 基肥N15・追肥N5、K2Oは基肥10・追肥5、堆肥2,000kg。肥料の半量程度を緩効性にすると長期の肥効が期待できる 東京1 p.2
関東 東京 黒ボク土20-13-15/褐色森林土・灰色低地土20-10-15 同上(基肥N15・追肥N5、堆肥2,000kg) 東京1 p.2
関東 神奈川 20-15-20 基肥N15-P2O5 15-K2O 15、追肥1回N5・K2O5 神奈川1 p.10
北陸 福井 —(肥料名・量はa当たりの製品量。セルカ8・有機重焼リン3・あさひ9・そさい3号4kg/a、追肥各3・4kg/a) 基肥は製品で施用、追肥は本葉6〜7枚時と雄穂抽出期の2回 福井1 p.2
関東 山梨 25-20-25 基肥1月中旬N15-P2O5 20-K2O 15(苦土石灰100kg・微量要素4kg)、追肥4月上旬と下旬にN5・K2O5ずつ 山梨1 p.161
関東 山梨 25-20-25 二重:基肥1月下旬、追肥4月下旬・5月中旬。一重:基肥2月上旬、追肥5月上旬・5月下旬(いずれも基肥N15-P2O5 20-K2O 15、追肥N5・K2O5ずつ、苦土石灰120kg・微量要素2kg) 山梨1 p.162
関東 山梨 25-20-25 基肥N15-P2O5 20-K2O 15、追肥4月下旬・5月中旬にN5・K2O5ずつ(苦土石灰120kg・微量要素2kg) 山梨1 p.163
関東 長野 25〜26 – 17〜18 – 14〜20 N25.0〜26.0、P2O5 17.0〜18.0、K2O 14.0〜20.0 kg/10a(基肥・追肥の配分の記載なし) 長野1
東海 岐阜 24(有機質由来4を別に計上)-23-27 基肥N12・追肥N6+6、P2O5 23は全量基肥、K2O 15+6+6。完熟堆肥を併用 岐阜1
東海 岐阜 24-23-27 同上 岐阜1
東海 岐阜 28-36-25 全量基肥(追肥は肥料不足のときのみ)。緩行性肥料を使う 岐阜1
東海 静岡 26-24-21 元肥(は種前)のみ。堆肥2,000kg。緩効性 静岡1 p.224
東海 静岡 26-24-21 同上 静岡1 p.224
東海 愛知 25-—-— 県施肥基準(礫質土以外)N25。可給態窒素が少ない土ほど増やし、礫質土以外でN24〜31、礫質土でN29〜34(可給態窒素の色見本で1〜4)。牛ふん堆肥は窒素量×0.09、豚ふん堆肥は×0.22を減肥 愛知1
近畿 大阪 18-11-—(特別栽培の慣行レベル) 窒素18kg・リン酸11kg(慣行レベル)。慣行の農薬成分回数6回 大阪1
九州・沖縄 福岡 18-7-10(基準施肥量。養分吸収量は14.9-2.3-12.0) 基肥 N62%・P2O5 100%・K2O 62%、追肥1 N15%・K2O15%、追肥2 N15%・K2O15%、追肥3 N8%・K2O8%(Nで換算すると基肥約11、追肥約2.7・2.7・1.4kg) 福岡1 p.56
九州・沖縄 佐賀 25-20-25(総量。トンネルの施肥量) 基肥 N18・P2O5 20・K2O18、追肥1(播種後40日)N4・K2O4、追肥2(追肥1の20日後)N3・K2O3。露地栽培は本施肥量の30%増 佐賀1 p.28
九州・沖縄 大分 25-30-25(計。P2O5は基肥30。K2Oは基肥15+追肥の合計が表の計欄で25、図の追肥列の読みに不確かさあり) 基肥 N15・P2O5 30・K2O15、追肥1 N5、追肥2 N5(図から読み取り) 大分1 p.38
九州・沖縄 宮崎 36-30-32(半促成・トンネル早熟・普通マルチとも堆肥2,000kg・苦土石灰80kg・熔燐60kg併用。普通マルチのK2Oは基肥25+追肥7) 基肥 N30・P2O5 30・K2O25、追肥 N6・K2O7(P2O5は追肥なし) 宮崎1 p.25
九州・沖縄 鹿児島 15-15-10(計。堆肥2,000kg/10a併用) 基肥 N10・P2O5 15・K2O10、追肥 N5 鹿児島1 p.45

播種・育苗・定植の時期

地域区分 都道府県 播種・育苗の時期 定植の時期 出典
東北 宮城 トンネル:3月上旬頃に温床播種、4月上旬〜下旬に播種・定植(図から読み取り)。移植は128穴トレイ等で15〜20日育苗、本葉2〜3枚で移植 トンネル:4月上旬定植(図から読み取り) 宮城1 p.180-184
東北 宮城 5月上旬〜中旬に直播(図から読み取り)。10a当たり4〜5Lの種子を1穴2〜3粒、深さ2〜3cm、本葉4〜5枚で間引き — 宮城1 p.180-184
東北 宮城 5月中旬〜6月上旬に播種(図から読み取り) — 宮城1 p.180-184
東北 秋田 マルチ移植:4月下旬頃に播種・200穴セルトレイで14〜20日育苗(図から読み取り)。播種・定植予定日の2週間前までに施肥 マルチ移植:5月中旬頃(図から読み取り)、本葉2.5〜3.5葉 秋田1 p.159-160
東北 秋田 マルチ直播:5月上旬〜5月下旬に播種(図から読み取り)。1穴2〜3粒、本葉4枚までに1本立ち — 秋田1 p.159-160
東北 秋田 5月下旬〜6月中旬に播種(図から読み取り) — 秋田1 p.159-160
関東 栃木 3月上旬〜中旬(図から読み取り・トンネル併用);5月上旬〜中旬の2作目も図示(図から読み取り) — 栃木1 p.104-105
関東 群馬 3月中旬と4月上旬の2回(図から読み取り) — 群馬1 p.7
関東 群馬 4月中旬〜下旬と6月(図から読み取り・不確か) — 群馬1 p.7
関東 埼玉 3月上旬は種、3月下旬定植(図から読み取り) 3月下旬(図から読み取り) 埼玉1 p.53
関東 埼玉 4月上旬は種(図から読み取り) 4月中旬〜下旬(図から読み取り) 埼玉1 p.53
関東 千葉 2月上旬は種・定植(図から読み取り) — 千葉1 p.217
関東 千葉 3月上旬は種(図から読み取り) — 千葉1 p.218
関東 千葉 4月上旬は種(図から読み取り) — 千葉1 p.219
関東 東京 3月下旬と4月上旬の2回(図から読み取り) — 東京1 p.2
関東 東京 4月中旬と5月中旬ごろの2回(図から読み取り) — 東京1 p.2
関東 神奈川 3月上旬〜5月上旬に時期をずらして直播き(図から読み取り) — 神奈川1 p.10
北陸 福井 3月上旬〜4月上旬の5段階で播種(図から読み取り)。3月播きは温床セルトレイ(72穴)に1粒、地温27〜28℃で発芽後は15〜20℃へ。最低地温12〜13℃確保できれば直播も可(2〜3粒・深さ2cm) 3月下旬〜4月中旬(図から読み取り)。育苗約14日・本葉3枚 福井1 p.2
関東 山梨 2月上旬は種・トンネル(図から読み取り) — 山梨1 p.161
関東 山梨 二重は2月上旬〜中旬、一重は3月上旬ごろ(図から読み取り) — 山梨1 p.162
関東 山梨 3月中旬〜下旬(図から読み取り) — 山梨1 p.163
東海 岐阜 3月中旬〜4月上旬(図から読み取り) 直まき 岐阜1
東海 岐阜 4月上旬〜下旬(図から読み取り) 直まき 岐阜1
東海 岐阜 マルチ・直まき、またはマルチ・移植(作型図は未読取) 移植あり(時期は未読取) 岐阜1
東海 静岡 2月下旬(図から読み取り) 4月上旬ごろ(図から読み取り) 静岡1 p.224
東海 静岡 4月上旬(図から読み取り) 5月上旬〜中旬(図から読み取り) 静岡1 p.224
九州・沖縄 福岡 2月下旬ごろ(図から読み取り・凡例は○播種) 3月(図から読み取り・凡例は×定植)。トンネル被覆は2月と4月の印(図から読み取り) 福岡1 p.56
九州・沖縄 長崎 8月上旬播種(限界播種時期は8月23日。8/8〜8/25播種は調整重300g/穂以上、8/30は300g未満、9/9は成熟した雌穂が取れない。試験の値) — 長崎1
九州・沖縄 熊本 早熟(トンネル):2月上旬播種が収量最多で適期(平坦地域、2008)。半促成:1月下旬セルトレイ播種。抑制:9月上旬播種(2026)。天草:2月上旬〜3月上旬播種(1996) 半促成:2月上旬に移植(3葉期の苗・200穴セルトレイで14日育苗、試験の値)。早熟は移植・直播で差なし 熊本1・熊本2・熊本3・熊本4
九州・沖縄 宮崎 ハウス半促成:1月下旬。トンネル早熟:大型2月上旬・小型2月中旬。普通(マルチ):3月下旬〜4月上旬 — 宮崎1 p.25

追肥・中耕・土寄せと収穫期

地域区分 都道府県 追肥・中耕・土寄せの時期 収穫期 出典
北海道 北海道 4〜5葉期に畦間へ分施(窒素・カリ) — 北海道1 p.107
東北 岩手 追肥の時期の記載なし(基準表のみ) — 岩手1 p.27・岩手2 p.43
東北 宮城 追肥は5葉期(幼穂形成期)と8葉期(雄穂出穂期)。土寄せは倒伏防止のため行う トンネル:6月下旬〜7月中旬(図から読み取り)。開花から収穫まで25〜30日 宮城1 p.180-184
東北 宮城 マルチ栽培は雄穂出穂期に通路側へ追肥1回・土寄せなし 8月上旬〜中旬(図から読み取り)。開花から収穫まで22〜25日 宮城1 p.180-184
東北 宮城 追肥は1回5kgを1〜2回、土寄せは倒伏防止 8月下旬〜9月上旬(図から読み取り) 宮城1 p.180-184
東北 秋田 露地は5葉期・8葉期の2回追肥。1回目追肥後に軽く中耕、6葉期以降は根を痛めるので中耕しない。土寄せは倒伏防止(マルチ栽培では土寄せしない) マルチ移植:7月下旬〜8月上旬(図から読み取り)。絹糸抽出後20〜25日 秋田1 p.159-160
東北 秋田 同上 マルチ直播:8月中旬〜9月上旬(図から読み取り) 秋田1 p.159-160
東北 秋田 同上 8月下旬〜9月中旬(図から読み取り) 秋田1 p.159-160
東北 福島 追肥は本葉5〜6枚頃と出穂前の2回 — 福島1 p.94
関東 栃木 発芽後45〜50日に追肥1回 6月下旬〜7月中旬、2作目は8月中旬〜9月(図から読み取り) 栃木1 p.104-105
関東 群馬 追肥2回(回の時期は図表になし) 6月中旬〜7月中旬(図から読み取り) 群馬1 p.7
関東 群馬 — 7月下旬〜8月上旬、9月下旬〜10月上旬(図から読み取り・不確か) 群馬1 p.7
関東 埼玉 追肥の欄は0だが、栽培暦の図には5月中旬ごろに追肥記号あり(資料内の食い違い) 6月中旬〜下旬(図から読み取り) 埼玉1 p.53
関東 埼玉 追肥の欄は0だが図には6月上旬ごろに追肥記号あり 7月上旬〜中旬(図から読み取り) 埼玉1 p.53
関東 千葉 追肥は3月下旬・4月下旬 5月下旬〜6月上旬(図から読み取り) 千葉1 p.217
関東 千葉 換気開始後、四方換気・トンネル除去の時期に追肥 6月上旬〜中旬(図から読み取り) 千葉1 p.218
関東 千葉 追肥は5月中旬・6月中旬 6月下旬〜7月上旬(図から読み取り) 千葉1 p.219
関東 東京 追肥1回(時期は図表になし) 6月下旬〜7月上旬、7月上旬〜中旬(図から読み取り) 東京1 p.2
関東 東京 追肥1回(時期は図表になし) 7月中旬〜8月上旬、8月上旬〜中旬(図から読み取り) 東京1 p.2
関東 神奈川 追肥は間引きから雄穂抽出期の間 6月中旬〜7月下旬(図から読み取り) 神奈川1 p.10
北陸 福井 本葉6〜7枚時と雄穂抽出期に株間へ穴をあけて追肥。マルチ栽培は土寄せできず倒伏しやすいのでヒモを張る 5月下旬〜6月下旬(図から読み取り)。播種後82〜86日、絹糸抽出から20日過ぎて絹糸先が褐色になったら試し採り 福井1 p.2
関東 山梨 追肥は雄穂抽出2週間前と絹糸抽出期の2回。速効性肥料を灌水直後の通路に施用 5月上旬〜中旬(図から読み取り) 山梨1 p.161
関東 山梨 追肥は雄穂抽出2週間前と絹糸抽出時。マルチ張りを早めに行い地温を確保 二重は6月上旬、一重は6月中旬(図から読み取り) 山梨1 p.162
関東 山梨 追肥は雄穂抽出2週間前と絹糸抽出時 6月下旬〜7月(図から読み取り) 山梨1 p.163
東海 岐阜 追肥2回 6月中旬〜7月中旬(図から読み取り) 岐阜1
東海 岐阜 追肥2回 7月上旬〜8月上旬(図から読み取り) 岐阜1
東海 静岡 — 6月上旬〜7月上旬(図から読み取り) 静岡1 p.224
東海 静岡 — 7月中旬〜下旬(図から読み取り) 静岡1 p.224
近畿 大阪 — 夏 大阪1
九州・沖縄 福岡 追肥は播種後45日頃(草丈30〜40cm・展開葉6〜7枚)と雄穂出穂期・雌穂出穂期の3回。中耕・土寄せは追肥と同時に除草を兼ねて 6月(図から読み取り) 福岡1 p.56
九州・沖縄 佐賀 追肥1は播種後40日、追肥2は追肥1の20日後 — 佐賀1 p.28
九州・沖縄 長崎 — 10月下旬(8月上旬播種)。霜害を避ける収穫日は11月15日 長崎1
九州・沖縄 熊本 トンネル被覆は播種から3月上旬まで(半促成、効果は小さい)。天草では春先の突風・晩霜を避けるため4月中旬の雄穂抽出前までトンネル被覆(1996) 早熟(2月上旬播種)6月上旬ごろ(2/1播種6/6・2/14播種6/10・2/28播種6/13、試験の値)。半促成:5月1日頃〜5月中旬。抑制:11月下旬〜12月中旬。天草:5月下旬〜6月上旬 熊本1・熊本2・熊本3・熊本4
九州・沖縄 大分 追肥は本葉5〜6枚時と雄穂抽出期 — 大分1 p.38
九州・沖縄 宮崎 追肥は雄穂抽出始めに畝間へ窒素・カリ化成等 — 宮崎1 p.25

その県の資料にある注意点

地域区分 都道府県 その県の資料にある注意点 出典
北海道 北海道 作条施用が前提で全層施用より基肥のN・P2O5を30%程度減肥した値。緩効性窒素入り肥料の全量基肥も有効。有機物の化学肥料相当量は減じる。初期生育確保のため基肥の速効性窒素は2kg/10aを下限とする 北海道1 p.107
東北 岩手 補給型基準は土壌診断基準値の範囲内を前提とする設計(資料の考え方)。従来基準と補給型でリン酸が大きく違う(20→1) 岩手1 p.27・岩手2 p.43
東北 宮城 鳥獣害を受けやすいので包皮の被りが深い品種を選ぶ。無穴マルチで地温確保、発芽後に穴あけ。地温13℃以上を確保。トッピングで倒伏とアワノメイガ被害を軽減 宮城1 p.180-184
東北 宮城 マルチは播種1週間以上前に張る。早まきは透明マルチ、遅まきは黒マルチ。分解性マルチも可。副房・ベアバウ・先端不稔の生理障害に注意 宮城1 p.180-184
東北 宮城 トッピングは絹糸抽出期(50%抽出日)の10日後、雌穂着生葉より上を2〜3枚残して切る。絹糸抽出から収穫まで20〜25日はかん水して先端不稔を軽減 宮城1 p.180-184
東北 秋田 露地は晩霜の心配がなくなる5月中旬〜6月下旬まで播種幅が広い。直播は地温13℃以上で1穴2〜3粒、補植は3葉期まで。アワノメイガは年2回発生し、雄穂が伸びきった頃とその10日後に防除。除けつはしない 秋田1 p.159-160
東北 秋田 発芽率が低い品種は直播だと補植が必要 秋田1 p.159-160
東北 秋田 収穫適期が短いので労力競合しないよう作期・面積を決める 秋田1 p.159-160
東北 福島 砂質土壌では基肥を20%程度増量する。肥効調節型肥料又は有機質肥料、局所施肥法を勧める 福島1 p.94
関東 栃木 追肥は発芽後45〜50日。目標収量3,000kgは図表の値のまま(他県は1,200〜1,800kg) 栃木1 p.104-105
関東 群馬 前作にたい肥を2t施用した場合は表2により基肥を減肥 群馬1 p.7
関東 埼玉 良質な堆肥2〜3t/10a。吸肥力が強いため十分な肥効を保つ。定植前の土壌診断で施肥量を決める 埼玉1 p.53
関東 埼玉 地力のある保水性の高いほ場が望ましい 埼玉1 p.53
関東 千葉 対象は九十九里・北総。火山灰土は施肥量を20%程度減らす。海成砂質土・火山灰土 千葉1 p.217
関東 千葉 火山灰土は施肥量を20%程度減らす 千葉1 p.218
関東 千葉 火山灰土は施肥量を20%程度減らす 千葉1 p.219
関東 東京 黒ボク土はりん酸13、褐色森林土・灰色低地土は10 東京1 p.2
関東 東京 肥料の半量程度を緩効性にする 東京1 p.2
関東 神奈川 基肥と追肥のほか、堆肥を使う場合の減肥量は同資料の別項 神奈川1 p.10
北陸 福井 収穫を長く続けるなら同じ品種を3〜7日間隔で播種。株元の分けつは除去しない。雌穂抽出期に最上の雌穂のみ残す。アブラムシに注意 福井1 p.2
関東 山梨 EC値が高いと発芽障害を起こしやすいので基肥は緩効性肥料を使う。未熟堆肥は発芽を抑えるので完熟堆肥にする。対象は平坦地の沖積土 山梨1 p.161
関東 山梨 対象は平坦地の沖積土・洪積土 山梨1 p.162
関東 山梨 施肥表の基肥は「1月下旬」だが、作型図では基肥・は種とも3月(資料内の食い違い)。マルチ張りを早めに行い地温を確保 山梨1 p.163
関東 長野 平成30年3月策定の施肥基準。県の土壌診断・施肥診断システム「Dr.大地」のデータにも使われている 長野1
東海 岐阜 地温12℃以下では発芽不良。3月播種はトンネル・マルチ利用。対象は岐阜・西濃・中濃 岐阜1
東海 岐阜 4月上旬からマルチ・直まき。天候に注意 岐阜1
東海 岐阜 標高400〜800m、8月上旬の平均気温23〜25℃が適地。水田転作初年・開墾地は施肥量を20%増す。FTEを施す 岐阜1
東海 静岡 対象は県下一円の砂質〜粘質土。前作がある場合は元肥のN・K2Oを10〜20kgとし、雄穂抽出期と絹糸抽出期に追肥 静岡1 p.224
東海 静岡 生育初期に肥料濃度障害を起こしやすい。堆肥の肥料成分を考慮して減肥 静岡1 p.224
東海 愛知 簡易測定法(COD簡易キット)で可給態窒素を判定する指針。作土深20cm・仮比重(礫質土以外1.0、礫質土0.5)の前提。リン酸・加里の量は同資料になし 愛知1
近畿 大阪 施肥基準ではなく、特別栽培農産物の比較基準としての慣行レベル。カリの欄は表になし 大阪1
九州・沖縄 福岡 吸肥力が強いので有機物で地力を維持。出穂直前頃が最も水分を要し、この時期のかん水で穂が大きく粒ぞろいが良くなる 福岡1 p.56
九州・沖縄 佐賀 雌穂抽出時期の乾燥・肥切れは収量・品質低下。土壌は砂壌土〜埴土。深根性のため土層を深く保ち低湿地は高畦・排水整備。微量要素欠乏が出ないよう堆肥を施用 佐賀1 p.28
九州・沖縄 長崎 重粘土質で梅雨時はぬかるむため、栽培期間は梅雨明け後に圃場が乾いてから初霜まで。台風倒伏対策に防風ネットかソルガムの垣。アワノメイガ・イネヨトウ・オオタバコガ(特にオオタバコガは雄穂出穂期から念入りに防除)。晴天続きはこまめにかん水 長崎1
九州・沖縄 熊本 ハウス内は風が弱く花粉が散りにくいので送風で受粉を助ける。アワノメイガ等の発生に適期防除。抑制は11月上旬のビニル被覆と夜間密閉。最低気温0℃以下が約3時間続くと低温障害。ゴールドラッシュは先端不稔が小さい 熊本1・熊本2・熊本3・熊本4
九州・沖縄 大分 半促成(ハウス)栽培の施肥量は上記基準の3〜4割増 大分1 p.38
九州・沖縄 宮崎 堆肥・苦土石灰は播種15〜20日前に施用し作土とよく混合。基肥は肥料や、けによる発芽障害を避けるため播種7〜10日前に施用。栽培期間が短いので基肥重点。鶏糞・堆肥・骨粉・油粕等の臭気の強い資材はタネバエ被害が多いので土壌とよく混合。乾燥しやすい土壌・排水不良土壌は生育不良になるので、排水不良地は高畦 宮崎1 p.25
九州・沖縄 鹿児島 (スイートコーン固有の注意点の記載なし。野菜の追肥一般は別表) 鹿児島1 p.45

各県の資料にある注意点

  • 北海道:作条施用が前提で全層施用より基肥のN・P2O5を30%程度減肥した値。緩効性窒素入り肥料の全量基肥も有効。有機物の化学肥料相当量は減じる。初期生育確保のため基肥の速効性窒素は2kg/10aを下限とする
  • 岩手:補給型基準は土壌診断基準値の範囲内を前提とする設計(資料の考え方)。従来基準と補給型でリン酸が大きく違う(20→1)
  • 宮城:鳥獣害を受けやすいので包皮の被りが深い品種を選ぶ。無穴マルチで地温確保、発芽後に穴あけ。地温13℃以上を確保。トッピングで倒伏とアワノメイガ被害を軽減
  • 宮城:マルチは播種1週間以上前に張る。早まきは透明マルチ、遅まきは黒マルチ。分解性マルチも可。副房・ベアバウ・先端不稔の生理障害に注意
  • 宮城:トッピングは絹糸抽出期(50%抽出日)の10日後、雌穂着生葉より上を2〜3枚残して切る。絹糸抽出から収穫まで20〜25日はかん水して先端不稔を軽減
  • 秋田:露地は晩霜の心配がなくなる5月中旬〜6月下旬まで播種幅が広い。直播は地温13℃以上で1穴2〜3粒、補植は3葉期まで。アワノメイガは年2回発生し、雄穂が伸びきった頃とその10日後に防除。除けつはしない
  • 秋田:発芽率が低い品種は直播だと補植が必要
  • 秋田:収穫適期が短いので労力競合しないよう作期・面積を決める
  • 福島:砂質土壌では基肥を20%程度増量する。肥効調節型肥料又は有機質肥料、局所施肥法を勧める
  • 栃木:追肥は発芽後45〜50日。目標収量3,000kgは図表の値のまま(他県は1,200〜1,800kg)
  • 群馬:前作にたい肥を2t施用した場合は表2により基肥を減肥
  • 埼玉:良質な堆肥2〜3t/10a。吸肥力が強いため十分な肥効を保つ。定植前の土壌診断で施肥量を決める
  • 埼玉:地力のある保水性の高いほ場が望ましい
  • 千葉:対象は九十九里・北総。火山灰土は施肥量を20%程度減らす。海成砂質土・火山灰土
  • 千葉:火山灰土は施肥量を20%程度減らす
  • 千葉:火山灰土は施肥量を20%程度減らす
  • 東京:黒ボク土はりん酸13、褐色森林土・灰色低地土は10
  • 東京:肥料の半量程度を緩効性にする
  • 神奈川:基肥と追肥のほか、堆肥を使う場合の減肥量は同資料の別項
  • 福井:収穫を長く続けるなら同じ品種を3〜7日間隔で播種。株元の分けつは除去しない。雌穂抽出期に最上の雌穂のみ残す。アブラムシに注意
  • 山梨:EC値が高いと発芽障害を起こしやすいので基肥は緩効性肥料を使う。未熟堆肥は発芽を抑えるので完熟堆肥にする。対象は平坦地の沖積土
  • 山梨:対象は平坦地の沖積土・洪積土
  • 山梨:施肥表の基肥は「1月下旬」だが、作型図では基肥・は種とも3月(資料内の食い違い)。マルチ張りを早めに行い地温を確保
  • 長野:平成30年3月策定の施肥基準。県の土壌診断・施肥診断システム「Dr.大地」のデータにも使われている
  • 岐阜:地温12℃以下では発芽不良。3月播種はトンネル・マルチ利用。対象は岐阜・西濃・中濃
  • 岐阜:4月上旬からマルチ・直まき。天候に注意
  • 岐阜:標高400〜800m、8月上旬の平均気温23〜25℃が適地。水田転作初年・開墾地は施肥量を20%増す。FTEを施す
  • 静岡:対象は県下一円の砂質〜粘質土。前作がある場合は元肥のN・K2Oを10〜20kgとし、雄穂抽出期と絹糸抽出期に追肥
  • 静岡:生育初期に肥料濃度障害を起こしやすい。堆肥の肥料成分を考慮して減肥
  • 愛知:簡易測定法(COD簡易キット)で可給態窒素を判定する指針。作土深20cm・仮比重(礫質土以外1.0、礫質土0.5)の前提。リン酸・加里の量は同資料になし
  • 大阪:施肥基準ではなく、特別栽培農産物の比較基準としての慣行レベル。カリの欄は表になし
  • 福岡:吸肥力が強いので有機物で地力を維持。出穂直前頃が最も水分を要し、この時期のかん水で穂が大きく粒ぞろいが良くなる
  • 佐賀:雌穂抽出時期の乾燥・肥切れは収量・品質低下。土壌は砂壌土〜埴土。深根性のため土層を深く保ち低湿地は高畦・排水整備。微量要素欠乏が出ないよう堆肥を施用
  • 長崎:重粘土質で梅雨時はぬかるむため、栽培期間は梅雨明け後に圃場が乾いてから初霜まで。台風倒伏対策に防風ネットかソルガムの垣。アワノメイガ・イネヨトウ・オオタバコガ(特にオオタバコガは雄穂出穂期から念入りに防除)。晴天続きはこまめにかん水
  • 熊本:ハウス内は風が弱く花粉が散りにくいので送風で受粉を助ける。アワノメイガ等の発生に適期防除。抑制は11月上旬のビニル被覆と夜間密閉。最低気温0℃以下が約3時間続くと低温障害。ゴールドラッシュは先端不稔が小さい
  • 大分:半促成(ハウス)栽培の施肥量は上記基準の3〜4割増
  • 宮崎:堆肥・苦土石灰は播種15〜20日前に施用し作土とよく混合。基肥は肥料や、けによる発芽障害を避けるため播種7〜10日前に施用。栽培期間が短いので基肥重点。鶏糞・堆肥・骨粉・油粕等の臭気の強い資材はタネバエ被害が多いので土壌とよく混合。乾燥しやすい土壌・排水不良土壌は生育不良になるので、排水不良地は高畦
  • 鹿児島:(スイートコーン固有の注意点の記載なし。野菜の追肥一般は別表)

県ごとの違いを読み解く

作型と播種期の違い

最も早いのはハウス半促成です。宮崎は1月下旬、千葉は2月上旬に播種と定植を行い、山梨はトンネルの下で2月上旬に播きます。熊本の無加温半促成は1月下旬にセルトレイへ播きます(宮崎1・千葉1・山梨1・熊本3)。

トンネル早熟は2月から3月です。熊本の平坦地域では2月上旬播きの収量が最も多く、宮崎は大型品種が2月上旬、小型品種が2月中旬です。福岡と静岡は2月下旬、埼玉と千葉は3月上旬、栃木は3月上旬〜中旬に播きます(熊本2・宮崎1・福岡1・静岡1・埼玉1・千葉1・栃木1、時期は図から読み取り)。

マルチと普通栽培は3月下旬から6月です。宮崎の普通マルチは3月下旬〜4月上旬、千葉・静岡・埼玉は4月上旬、東京の露地は4月中旬と5月中旬ごろです。宮城のマルチは5月上旬〜中旬、秋田のマルチ直播は5月上旬〜下旬、宮城の普通栽培は5月中旬〜6月上旬、秋田の露地直播は5月下旬〜6月中旬です(宮崎1・千葉1・静岡1・埼玉1・東京1・宮城1・秋田1)。

抑制栽培は夏から秋に播きます。長崎の諫早湾干拓地は8月上旬播きで、限界播種時期は8月23日です。8月8〜25日の播種は調整重300g/穂以上でしたが、8月30日は300g未満、9月9日は成熟した雌穂が取れませんでした。熊本の無加温ハウスは9月上旬に播きます(長崎1・熊本1、いずれも試験の値)。

地温の目安も資料にあります。宮城と秋田は地温13℃以上、岐阜は地温12℃以下で発芽が悪くなり、福井は最低地温12〜13℃を確保できれば直播できるとしています(宮城1・秋田1・岐阜1・福井1)。神奈川は3月上旬〜5月上旬に時期をずらして直播きします。福井は同じ品種を3〜7日間隔で播くと収穫が長く続くとしています(神奈川1・福井1)。

窒素・リン酸・カリの量

年間の窒素量は北海道の12から宮崎の36まで広がります。鹿児島15、福岡18、神奈川と東京が20、岩手が20(補給型・従来型とも)、埼玉20〜22、栃木23、岐阜24、山梨・佐賀・大分25、長野25〜26、静岡26、千葉27〜30、宮城と秋田が30です。福島は26〜34、群馬の平坦地は35です(北海道1・鹿児島1・福岡1・神奈川1・東京1・岩手1・埼玉1・栃木1・岐阜1・山梨1・佐賀1・大分1・長野1・静岡1・千葉1・宮城1・秋田1・福島1・群馬1・宮崎1)。

北海道は作条施用が前提で、全層施用より基肥の窒素とリン酸を30%程度減らした値です。宮崎は平成11年作成の基準です。愛知は県試験場の指針で、礫質土以外は可給態窒素が少ない土ほど増やしてN24〜31、礫質土ではN29〜34としています。リン酸とカリの量は愛知の資料にありません(北海道1・宮崎1・愛知1)。

リン酸は岩手の補給型の合計1から、栃木・宮崎・大分の30まで差があります。福岡は7、北海道と神奈川は15、秋田は28です。岩手の従来型は基肥だけで20を施します。カリは福岡と鹿児島の10から、群馬の平坦地の35、宮崎の32までです(岩手1・岩手2・福岡1・北海道1・神奈川1・秋田1・栃木1・宮崎1・大分1・鹿児島1・群馬1)。

基肥の量は土壌や前作の堆肥で調整する県があります。千葉は火山灰土で施肥量を20%程度減らし、福島は砂質土壌で基肥を20%程度増やします。佐賀は露地栽培でトンネルの施肥量を30%増やし、大分のハウス半促成は露地基準の3〜4割増です。宮城のマルチ栽培は普通栽培の基肥を2割程度減らします(千葉1・福島1・佐賀1・大分1・宮城1)。

基肥と追肥の回数・時期

追肥の回数は県で分かれます。群馬の中山間・高冷地と岐阜の高冷地は全量基肥で、岐阜は肥料不足のときだけ追肥します。埼玉は表の追肥が0で、図には追肥の記号があります。静岡の表は元肥のみです。栃木は発芽後45〜50日に1回、宮崎は雄穂抽出始めに1回、神奈川は間引きから雄穂抽出期の間に1回、鹿児島は追肥N5です(群馬1・岐阜1・埼玉1・静岡1・栃木1・宮崎1・神奈川1・鹿児島1)。

2回の県が多数です。宮城と秋田は5葉期と8葉期、福島は本葉5〜6枚頃と出穂前、大分は本葉5〜6枚時と雄穂抽出期、福井は本葉6〜7枚時と雄穂抽出期です。佐賀は播種後40日と、その20日後に追肥します。山梨は雄穂抽出の2週間前と絹糸抽出期です(宮城1・秋田1・福島1・大分1・福井1・佐賀1・山梨1)。秋田のマルチ栽培は8葉期の1回だけです。福岡は播種後45日頃と雄穂出穂期、雌穂出穂期の3回で、窒素の配分は基肥62%、追肥15%・15%・8%です(秋田1・福岡1)。

基肥を入れる時期は作型で決まります。山梨のハウスは1月中旬、千葉の半促成は1月下旬、千葉のトンネルは2月下旬、マルチは3月下旬です。山梨の平坦地露地は、表が1月下旬、作型図が3月と食い違っています(山梨1・千葉1)。埼玉は定植の2週間前まで、秋田は播種・定植予定日の2週間前までに施します。宮崎は播種の7〜10日前で、肥料焼けによる発芽障害を避けるためです(埼玉1・秋田1・宮崎1)。

収穫期と目標収量

収穫は5月上旬のハウスから始まります。熊本の半促成は5月1日頃〜中旬、山梨のハウスは5月上旬〜中旬、千葉の半促成は5月下旬〜6月上旬です。トンネルは熊本の早熟が6月上旬ごろ、山梨の二重トンネルが6月上旬、一重が6月中旬、埼玉が6月中旬〜下旬、宮城が6月下旬〜7月中旬です(熊本2・熊本3・山梨1・千葉1・埼玉1・宮城1)。

露地とマルチは7月から9月です。東京の露地は7月中旬〜8月上旬、静岡の普通は7月中旬〜下旬、秋田のマルチ移植は7月下旬〜8月上旬、宮城のマルチは8月上旬〜中旬です。宮城の普通栽培は8月下旬〜9月上旬、秋田の露地直播は8月下旬〜9月中旬です(東京1・静岡1・秋田1・宮城1)。抑制栽培は長崎が10月下旬、熊本が11月下旬〜12月中旬です(長崎1・熊本1、試験の値)。

収穫の見極めは、開花や絹糸抽出からの日数で示す県があります。宮城は開花から収穫までトンネル栽培で25〜30日、マルチ栽培で22〜25日です。秋田は絹糸抽出後20〜25日、福井は絹糸抽出から20日過ぎて絹糸先が褐色になった頃に試し採りします(宮城1・秋田1・福井1)。

目標収量は北海道の半促成・トンネル早熟1,100から、東京の1,800までが中心です。福島と群馬が1,200、宮城が1,200〜1,500、岩手・秋田・岐阜・佐賀・大分が1,500、愛知が1,600、宮崎が1,700〜1,800です。栃木は3,000kgを前提としており、窒素23の施肥量も収量の前提が他県と違います(北海道1・東京1・宮城1・福島1・群馬1・岩手1・秋田1・岐阜1・佐賀1・大分1・愛知1・宮崎1・栃木1)。

資料にある栽培上の注意

トッピングは、絹糸抽出期の10日後に雌穂のつく葉より上を宮城は2〜3枚、秋田は3〜4枚残して雄穂を取り除きます。倒伏とアワノメイガの被害を軽くする作業です(宮城1・秋田1)。秋田はアワノメイガが年2回発生するとして、雄穂が伸びきった頃とその10日後を防除の時期にしています。長崎はオオタバコガを雄穂出穂期から念入りに防除するとしています。

水分管理では、福岡が出穂直前ごろに最も水を必要とするとし、宮城は絹糸抽出から収穫までのかん水で先端不稔を軽くするとしています(福岡1・宮城1)。熊本のハウスは風が弱く花粉が散りにくいため、送風で受粉を助けます。ゴールドラッシュは先端不稔が小さい品種です(熊本1〜4)。

資料が見つからなかった都道府県

青森・山形・新潟・富山・石川・茨城・三重・滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知・沖縄は、スイートコーンの栽培基準や施肥基準を確認できませんでした。京都と兵庫は指針が画像PDFで、奈良は資料を取得できず、高知は堆肥施用量の表だけでした。大阪は特別栽培の慣行レベル(N18・P2O5 11)だけで、施肥基準ではありません。長野は施肥量の幅だけ、愛知は窒素の指針だけ、福井は肥料の製品量だけです。熊本と長崎は研究成果の試験の値です(2026年11月時点。探しきれていない可能性があります)。

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