だいこんの栽培暦・年間作業表【全国まとめ】33都道府県の施肥・播種・収穫時期を比較

  • 10月 27, 2026
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だいこんの播種・間引き・収穫の時期と施肥量は、都道府県ごとの施肥基準や栽培指針に別々に書かれています。この記事では、33都道府県の公的資料(38本)から時期と数値を拾い、全国の比較表と、主産地向けの標準的な年間作業表にまとめました。どの値にも出典の県と資料を付けています。

県によって大きく違うのは、作型の区分と年間の窒素量です。窒素は千葉の夏播秋どりの3kg/10aから、静岡の砂丘地・冬春Ⅱの34kg/10aまで、10倍以上の幅があります。追肥は、北海道・群馬・埼玉・千葉のように基肥だけで済ませる体系から、静岡の冬春Ⅱの4回まで開きます。だいこんは直播なので定植はなく、播種と間引きの時期が作業表の軸になります。

だいこんの年間作業表・都道府県比較(Excel)をダウンロード

Excelには、年間作業表(圃場・作型・品種を書き込める欄と実施日の欄つき)、33都道府県の比較表、出典一覧の3つのシートがあります。

ほかの作物の栽培暦・年間作業表は栽培暦・年間作業表の全国まとめにまとめています。

この表の読み方と注意

  • 対象:都道府県と県の試験場・普及組織が公開している施肥基準、栽培指針、栽培暦、試験研究の成果。農林水産省「都道府県施肥基準等」に掲載されている県の資料を含みます
  • 図から読み取った値:栽培暦の図から旬を読んだ値には「図から読み取り」と書きました。記号の位置から読むため、±1旬ほどずれることがあります。栃木の春どり・夏どり・秋冬どりへの施肥表の対応は、表の行の並びからの推定です
  • 施肥基準でない資料:鳥取1・香川1・熊本1・鹿児島1・大阪1は特別栽培の慣行レベルの窒素量、京都1は有機・減化学肥料栽培体系の例です。県の施肥基準と同じ並びで比べないでください
  • 試験の値:鹿児島3の桜島だいこんの播種後日数や追肥の記載は、試験の値です。県の指導基準ではありません
  • 古い基準の値:岩手1は「補給型」の新基準に改める前の「従来の作物別施肥基準」で、新基準の表は読めませんでした
  • 農薬:使い方を推奨しないため、薬剤名は書いていません
  • 調査日:2026年10月27日。資料は改訂されることがあるので、最新の内容は各県の資料で確認してください

標準の年間作業表(主産地の露地・トンネル栽培(春どり・夏どり・秋冬どり))

千葉・神奈川・埼玉・栃木・静岡・愛知・三重・福岡・秋田などの資料をもとにした、標準的な年間作業表です。だいこんは直播なので定植はなく、播種・間引き・追肥・収穫の順に並べています。春どり、夏どり(高冷地)、秋冬どりで播種と収穫の月が大きく違うので、1行の中に県別・作型別の時期を並べています。「根拠」の略称は記事末尾の出典一覧に対応しています。

月 旬 作業 内容・目安 品種・作型 根拠
11月 — 播種(年内まき・春どり) 福岡の早春出は大型トンネルで11〜12月に播き、3月下旬〜4月に収穫する(図から読み取り)。岐阜の平坦地の春どりは年内まきを11〜12月に行う(図から読み取り)。三重の春どり(ハウス無加温)は11月に播き、基肥N7-P14-K7を施して3〜4月に収穫する 春どり・早春出 福岡1 p.108・岐阜1 p.2-3・三重1 p.32
12月下旬〜1月中旬 — 播種(冬まき・トンネル) 東京の冬まきは12月下旬〜1月中旬に播き、基肥N10-P18-K10と追肥N5-K3(黒ボク土)で4月下旬〜5月上旬に収穫する。神奈川の早春まきは12月下旬〜2月下旬に播く。床120〜150cmに3〜5条で、間引きは1回(図から読み取り) 冬まき・早春まき(トンネル) 東京1 p.5・神奈川1 p.12
1月 上旬 基肥・播種(冬まき4〜5月どり) 愛知の冬まきは1月上旬に基肥N10-P10-K10を全量施して播く。低温期なので硝酸態窒素を含む肥料を使い、トンネルで4〜5月に収穫する(図から読み取り)。静岡の冬春Ⅱ(砂丘)では、4〜5月どりを1月上旬〜中旬にトンネルとマルチで播く 冬まき 4〜5月どり 愛知1 Ⅳ野菜-78・静岡1 p.256
1月中旬〜2月 — 播種(トンネル春まき・埼玉・岐阜) 埼玉のトンネル冬春まきは1月中旬〜2月上旬に播く(5,500本/10a、全量基肥N10-P10-K10)。岐阜の年明けまきは1〜2月に播き、播種後15日間の平均気温を20〜25℃以上に保つ。13℃以下の低温が続くと抽苔する(図から読み取り) 春どり(トンネル) 埼玉1 p.67・岐阜1 p.2-3
2月 上旬〜3月 播種(春まき・東京・福岡) 東京の春まきは2月上旬と4月中旬の2回に分けて播く。福岡の春出し(トンネル)は2月中旬〜3月に播き、4月中旬〜6月上旬に収穫する。基肥と追肥の配分は、東京が基肥N12に追肥N3(窒素・加里)、福岡は全量基肥(いずれも図から読み取り) 春まき・春出し 東京1 p.4・福岡1 p.108
3月 上旬〜中旬 収穫(ハウス冬春どり) 千葉のハウス冬春どりは10月下旬に播き、3月上〜中旬に収穫する(7,200〜8,400本/10a、目標7.5〜8.1t、図から読み取り) ハウス冬春どり 千葉1 p.263
3月 下旬 基肥・トンネルがけ(春夏どり・早出し) 千葉のマルチ春夏どりは3月下旬に基肥N6-P12-K6を施す。北海道の七飯町では、トンネルマルチの早出しで3月下旬〜4月中旬にトンネルをかける(写真集の記載) マルチ春夏どり・早出し 千葉1 p.265・北海道2
3月下旬〜4月上旬 — 播種(春まき) 神奈川の春まきは3月下旬〜4月上旬に播く。畝間55×株間30cmで、基肥N12-P13-K10と追肥N3-K3を施し、間引く(図から読み取り) 春まき 神奈川1 p.12
4月 上旬 播種・間引き(マルチ春夏どり) 千葉のマルチ春夏どりは4月上旬にマルチを張って播き、図に間引き作業がある。6月上旬に収穫する。秋田の平地初夏どりは4月上旬〜5月上旬にトンネルかマルチで播く(図から読み取り) マルチ春夏どり・初夏どり 千葉1 p.265・秋田1 p.279
4月 中旬〜下旬 播種(夏どり・高冷地) 群馬の春〜夏まきは4月中旬に播き、6月上〜中旬に収穫する。岐阜の高冷地(夏どり)の播種は4月中旬〜8月上旬に4回あり、収穫は6月下旬〜10月上旬(図から読み取り)。北海道十勝の例では4月下旬に播き、10月上旬に収穫する 夏どり・高冷地 群馬1 p.6・岐阜1 p.4-5・北海道2
3月下旬〜5月上旬 — 収穫(春どり) 栃木の春どりは3月下旬〜5月上旬、神奈川の早春まきも3月下旬〜5月上旬、千葉のトンネル春どりも3月下旬〜5月上旬。埼玉のトンネルは4月下旬〜5月、愛知の冬まきは4〜5月、三重のハウス無加温は3〜4月、福岡の早春出しは3月下旬〜4月に収穫する(三重の月は図から読み取りで、他も図から読み取り) 春どり・早春出し 栃木1 p.94-95・神奈川1 p.12・千葉1 p.264・埼玉1 p.67・愛知1 Ⅳ野菜-78・三重1 p.32・福岡1 p.108
4月下旬〜6月 — 収穫(春出し・初夏どり) 福岡の春出しは4月中旬〜6月上旬、東京の春まきは4月下旬〜5月中旬と6月、神奈川の春まきは5月下旬〜6月、千葉のマルチ春夏どりは6月上旬、秋田の初夏どりは6月上旬〜下旬、群馬の春〜夏まきは6月上〜中旬に収穫する(いずれも図から読み取り) 春出し・初夏どり・春〜夏まき 福岡1 p.108・東京1 p.4・神奈川1 p.12・千葉1 p.265・秋田1 p.279・群馬1 p.6
5月 下旬 播種(夏どり・高冷地) 栃木の夏どり(高冷地)は5月下旬に播き、7月下旬〜8月下旬に収穫する。基肥N15-P20-K15と追肥N3-K3を1回施す(図から読み取り)。秋田の高冷地では5月下旬〜6月の播種は低温で抽苔するので、べたがけで被覆する 夏どり・高冷地 栃木1 p.94-95・秋田1 p.279-280
6月 上旬〜7月中旬 播種(高冷地の夏どり) 秋田の高冷地夏どりは6月上旬〜7月中旬に播く(図から読み取り)。5月下旬〜6月の播種は低温で抽苔するため、べたがけで被覆する。夏どりは石灰欠乏の予防として、播種後30日と40日にカルシウム剤を施す 夏どり・高冷地 秋田1 p.279-280
6月中旬 — 播種(夏まき) 神奈川の夏まきは6月中旬と8月上旬に播く。畝間45〜60×株間30cmで、基肥N7-P10-K7と追肥N3-K3を施す(図から読み取り) 夏まき 神奈川1 p.12
7月 下旬 基肥(夏播秋どり) 千葉の夏播秋どりは7月下旬に基肥N3-P10-K5を施す。低度化成か有機質肥料を使い、有機質肥料は播種の2週間以上前に入れる 夏播秋どり 千葉1 p.266
7月下旬〜10月 — 収穫(夏どり) 栃木の夏どりは7月下旬〜8月下旬、秋田の高冷地夏どりは7月下旬〜9月中旬、岐阜の高冷地は6月下旬〜10月上旬に収穫する。神奈川の夏まきは7月下旬〜8月上旬と9月下旬〜10月上旬に収穫する(いずれも図から読み取り) 夏どり・高冷地 栃木1 p.94-95・秋田1 p.279・岐阜1 p.4-5・神奈川1 p.12
7月下旬〜8月中旬 — 太陽熱消毒・播種(秋冬Ⅰ高冷地) 京都の有機・減化学肥料栽培体系の例では、太陽熱消毒を7月下旬〜8月中旬に必ず行う(施肥基準ではない)。静岡の秋冬Ⅰ・高冷地は7月下旬〜8月上旬に播き、間引きは8月下旬〜9月、収穫は10月上〜中旬(図から読み取り) 冬だいこん(京都)・秋冬Ⅰ高冷地(静岡) 京都1 p.118-119・静岡1 p.255
8月 上旬 基肥・播種(夏まき・夏播秋どり) 群馬の夏まきは8月上旬に播く。埼玉の夏まき(マルチ)は8月上旬に播き、基肥N10-P16-K10を全量施す。千葉の夏播秋どりは8月上旬に播く(図から読み取り) 夏まき・夏播秋どり 群馬1 p.6・埼玉1 p.67・千葉1 p.266
8月〜11月 上旬〜中旬 栽培期間(鹿児島の夏まき) 鹿児島の夏まき(ミニ大根を除く)の主な栽培期間は8月上旬〜11月中旬。特別栽培の慣行レベルの区分で、施肥基準ではない 夏まき(鹿児島) 鹿児島1
8月 中旬 基肥・播種(山梨の秋まき) 山梨の秋まきは基肥N10-P25-K10と苦土石灰100kg、微量要素5kgを8月上旬に施し、8月中旬に播く(図から読み取り)。対象は中間地・平坦地 秋まき 山梨1 p.143
8月中旬〜9月 — 播種(岐阜・秋田の秋冬どり) 岐阜の秋冬どり(平坦地)は8月中旬〜9月中旬に播く。8月中旬〜9月上旬の播種は曲がり防止のため施肥量を2〜4割減らす。秋田の平地の秋冬どりは8月中旬〜9月上旬に播き、5日頃が限界 秋冬どり 岐阜1 p.1・秋田1 p.279-280
8月下旬 — 基肥・整地・播種(秋冬どり) 千葉の秋播秋冬どりは8月下旬に基肥N6-P10-K5を施す。静岡の秋冬Ⅰ・年内どりは基肥N12-P20-K12を播種前に施し、8月下旬〜9月上旬に播く。新潟の10〜11月出荷分は8月下旬〜9月上旬に1か所3〜5粒まきで播き、葉が4枚ごろまでに1本に間引く。早まきの秋田では寒冷紗でアブラムシを防ぐ 秋冬どり 千葉1 p.267・静岡1 p.255・新潟2・秋田1 p.280
8月下旬〜9月中旬 — 播種(桜島だいこん) 鹿児島の桜島だいこんの一般的な播種期は8月下旬〜9月中旬。試験では8月31日と9月19日に播き、播種21〜30日後に1本立ちとした。播種を9月中旬に遅らせて肥効調節型肥料を使うと空洞症が減った(試験の値) 晩夏まき・桜島だいこん 鹿児島3
9月 上旬 播種(秋まき・冬だいこん) 千葉の秋播秋冬どりは9月上旬に播く(図から読み取り)。三重の秋冬どりは9月に播き、基肥N5-P15-K5を施す。山梨の秋まきは追肥を9月上旬と下旬に各N2-K2施す。京都の冬だいこんは9月上旬に播き、播種後は寒冷紗をべた掛けして発芽がそろったら外す(図から読み取り、施肥基準ではない) 秋まき・冬だいこん 千葉1 p.267・三重1 p.32・山梨1 p.143・京都1 p.118
9月 上旬〜下旬 播種(秋まき・三浦半島ほか) 神奈川の秋まきは9月上〜中旬に播く。三浦半島の秋まきは目標収量10t、基肥N9-P20-K16と追肥N6-K6を2回施す。静岡の秋冬Ⅰ・1〜3月どりは9月上〜中旬に播き、間引きは2回。東京の秋まきは8月下旬〜9月下旬に3回に分けて播く(図から読み取り) 秋まき・秋冬Ⅰ 神奈川1 p.12・静岡1 p.255・東京1 p.4
9月 中旬〜下旬 基肥・播種(愛知の秋まき) 愛知の秋まき12〜1月どりは、基肥N12-P12-K12を播種5日前に全層施肥し、9月中〜下旬に播く(図から読み取り) 秋まき 12〜1月どり 愛知1 Ⅳ野菜-77
9月 中旬〜10月上旬 播種(長崎・福岡の秋冬) 長崎の秋冬ダイコンは地温25℃未満になる9月中旬以降の播種を基本とし、畝幅120〜140cm・株間25cmの2条植えとする。福岡の秋冬出しは露地で9月下旬〜10月上旬に播く(図から読み取り) 秋冬(長崎)・秋冬出し(福岡) 長崎1 p.129・福岡1 p.108
9月中旬〜10月上旬 — 播種・基肥(冬春Ⅱ・砂丘) 静岡の冬春Ⅱ(榛原・小笠南部の砂質土)は9月中旬〜10月上旬に播く。基肥N6-P7-K7に追肥を4回施し、年間はN34-P32-K32。収穫は12月〜翌5月(いずれも図から読み取り) 冬春Ⅱ(砂丘) 静岡1 p.256
10月 上旬〜中旬 播種・基肥(三浦半島の春どり) 神奈川の三浦半島の春どり(春宴ほか)は10月上〜中旬に播く。目標収量12〜14t、基肥N13-P22-K19に追肥N7-K7とN6-K6を施し、2月下旬〜3月下旬に収穫する(図から読み取り)。千葉のハウス冬春どりは基肥を10月中旬に施し、10月下旬に播く 春どり(三浦半島)・ハウス冬春どり 神奈川1 p.12・千葉1 p.263
10月 下旬〜翌1月 播種(千葉のトンネル春どり) 千葉のトンネル春どりは基肥N8-P15-K10を10月上旬〜1月下旬に施し、10月下旬〜1月上旬に3回に分けて播く。図に間引き作業がある(図から読み取り) 春どり(トンネル) 千葉1 p.264
11月下旬〜1月 — 播種(栃木の春どり) 栃木の春どり(役者紀行ほか)は11月下旬〜1月下旬にトンネルで播き、全量基肥N15-P20-K18とする(図から読み取り)。施肥表の3行と作型の対応は、表の並びからの推定 春どり(トンネル) 栃木1 p.94-95
10月 上旬 追肥(秋まき) 愛知の秋まき12〜1月どりは、播種後15〜20日の10月上旬に1回目の追肥N4-K4を施し、中耕・土寄せをする。2回目は10月下旬のN4-K4。静岡の秋冬Ⅰも追肥N4-K4を10月上旬に施す 秋まき・秋冬Ⅰ 愛知1 Ⅳ野菜-77・静岡1 p.255
10月 — 間引き・追肥・土寄せ 福岡の秋冬出しは、窒素の35%とカリの38%を追肥にまわし、間引き・土寄せと同時に施す(間引きの回数は資料に記載なし)。島根の秋まきは追肥1回目を本葉2〜3枚時、2回目を本葉7〜8枚の株定め時に施す(N7〜9kg/10a)。夏まきの島根では間引き後に追肥を1〜2回施す。秋田では最終追肥を播種後25日までとする 秋冬出し・秋まき・夏まき 福岡1 p.108・島根1・秋田1 p.281
10月〜1月 — 追肥(静岡の秋冬) 静岡の冬春Ⅱは追肥を10月中旬N6-P3-K5、11月中旬N6-P3-K5、12月上旬N8-P5-K7、1月上旬N8-P6-K8の4回施し、年間はN34-P32-K32。秋冬Ⅰ・1〜3月どりは追肥を11月上旬・12月上旬・1月中旬に各N3-K3施す 秋冬Ⅰ・冬春Ⅱ 静岡1 p.255-256
11月 — 追肥(三重の秋冬どり) 三重の秋冬どりは基肥N5-P15-K5を9月に施し、追肥N7-P2-K1を11月に施す。収穫は前年11月から1〜2月まで続く(図から読み取り) 秋冬どり 三重1 p.32
9月〜11月 上旬〜中旬 追肥5回(桜島だいこん) 鹿児島の桜島だいこんは追肥重点で、農家慣行の追肥5回(9月上旬・中旬、10月上旬・中旬、11月中旬)を試験で参考にした。1回量は本文から確実に読み取れない(試験の値) 晩夏まき・桜島だいこん 鹿児島3
10月 上旬〜下旬 収穫(夏まきの秋どり) 群馬の夏まきは10月上〜中旬、千葉の夏播秋どりは10月中〜下旬、埼玉の夏まきは10月下旬〜11月上旬、静岡の秋冬Ⅰ・高冷地は10月上〜中旬に収穫する(いずれも図から読み取り)。北海道十勝の例では10月上旬に収穫する 夏まき・秋どり 群馬1 p.6・千葉1 p.266・埼玉1 p.67・静岡1 p.255・北海道2
10月〜11月 上旬〜下旬 収穫(秋冬どり・平地) 秋田の平地の秋冬どりは10月上旬〜11月下旬に収穫する。春まき青首・宮重総太り系は播種後55〜60日、耐病総太りは約60日から収穫できる(図から読み取り)。新潟の秋冬だいこんは10〜11月に出荷する(播種後60日前後で1〜1.2kg)。京都の冬だいこんは11〜12月(図から読み取り、施肥基準ではない) 秋冬どり 秋田1 p.279-281・新潟1・新潟2・京都1 p.118
10月下旬〜翌1月 — 収穫(秋まき・秋冬どり) 神奈川の秋まきは10月下旬〜12月、山梨の秋まきは10月下旬〜12月下旬、岐阜の秋冬どり(平坦地)は10月下旬〜翌1月、静岡の秋冬Ⅰ・年内どりは10月下旬〜12月(いずれも図から読み取り) 秋まき・秋冬どり 神奈川1 p.12・山梨1 p.143・岐阜1 p.1・静岡1 p.255
11月 下旬〜 収穫(秋冬どり・西日本) 千葉の秋播秋冬どりは11月下旬〜12月上旬(図から読み取り)。長崎の基本作型は9月中下旬に播いた分の収穫が11月下旬に始まり、慣行栽培の実績で播種から収穫まで約70〜115日。愛知の秋まきは12月〜1月上旬、福岡の秋冬出しは11月下旬〜翌2月(図から読み取り) 秋冬どり 千葉1 p.267・長崎1 p.129・愛知1 Ⅳ野菜-77・福岡1 p.108
12月〜2月 — 収穫(冬どり) 静岡の秋冬Ⅰ・1〜3月どりは1月上旬〜3月上旬、三重の秋冬どりは1〜2月(前年11月から収穫が続く)、神奈川の三浦半島の秋まきは12月〜翌3月上旬(いずれも図から読み取り)。鹿児島の桜島だいこんの収穫最盛期は1月中旬〜2月上旬 冬どり・桜島だいこん 静岡1 p.255・三重1 p.32・神奈川1 p.12・鹿児島2
通年 — 基肥の時期と堆肥 福島は基肥を播種の2週間前に施し、完熟堆肥は1か月以上前に入れる。未熟堆肥は岐根の原因になる(福島・福岡の資料)。堆肥1,000kgを施す場合、栃木は基肥から窒素0.7・りん酸4.0・加里8.2kgを差し引く 全作型 福島1 p.127・福岡1 p.108・栃木1 p.94-95
通年 — ホウ素欠乏への備え ホウ素欠乏が出やすい圃場について、福岡はホウ砂500〜800g/10aかFTE4〜6kg/10aを勧める。岐阜と島根もFTE4〜6kgの施用を挙げる 全作型 福岡1 p.108・岐阜1 p.1・島根1
通年 — 間引き 秋田は1穴2〜3粒まきなら本葉3枚で1本立ち、4〜5粒まきは本葉2〜3枚で2〜3本にし、展開葉6〜7枚で1本立ちとする。京都の例では本葉3枚時と7枚時の2回で、7枚時に1本立てと土寄せをする(施肥基準ではない)。静岡は間引きを1〜2回行う(図から読み取り) 全作型 秋田1 p.281・京都1 p.118-119・静岡1 p.255

都道府県別の比較

「—」はその県の資料に記載がない項目です。「図から読み取り」は栽培暦の図から読んだ値で、±1旬ほどずれることがあります。県の基準は品種や目標収量、土壌の前提が違うので、数字だけを単純に比べず、自分の地域に近い県の資料を確かめてください。

作型・品種

地域区分 都道府県 主な作型・品種 出典
北海道 北海道 春まき〜晩夏まき(施肥標準は作型一括) 北海道1 p.128・北海道2
東北 青森 春まき・6〜7月まき/8月まき 青森1
東北 岩手 高冷地夏どり/平地秋どり(従来の施肥基準) 岩手1 p.41
東北 秋田 初夏どり(平地・トンネルマルチ)/夏どり(高冷地)/秋冬どり(平地) 秋田1 pp.279-282
東北 福島 夏どり/秋冬どり 福島1 p.127
関東 茨城 春まき栽培 茨城1・茨城2
関東 茨城 夏まき栽培(全面全層施肥) 茨城1・茨城2
関東 茨城 秋まき加工用(マルチ栽培) 茨城1・茨城2
関東 茨城 春まきトンネル栽培 茨城1・茨城2
関東 栃木 春どり・役者紀行/春のいぶき/貴誉 栃木1 p.94-95
関東 栃木 夏どり(高冷地)・夏つかさ/春のいぶき 栃木1 p.94-95
関東 栃木 秋冬どり・天寿/夏つかさ 栃木1 p.94-95
関東 群馬 春〜夏まき(中山間地・高冷地)・献夏37号/晩抽喜太一/夏入道/夏つかさ 群馬1 p.6
関東 群馬 夏まき(同作型の2段目) 群馬1 p.6
関東 埼玉 トンネル冬春まき 埼玉1 p.67
関東 埼玉 夏まき(マルチ) 埼玉1 p.67
関東 千葉 ハウス冬春どり 千葉1 p.263
関東 千葉 トンネル春どり 千葉1 p.264
関東 千葉 マルチ春夏どり 千葉1 p.265
関東 千葉 夏播秋どり 千葉1 p.266
関東 千葉 秋播秋冬どり 千葉1 p.267
関東 東京 春まき(トンネル)・春のいぶき/夏つかさ/夢誉 東京1 p.4
関東 東京 秋まき・福誉/夏つかさ/冬自慢 東京1 p.4
関東 東京 冬まき・天宝/春宴 東京1 p.5
関東 神奈川 早春まき(トンネル)・春慶/つや風/貴誉/天宝 神奈川1 p.12
関東 神奈川 春まき・藤風/暁々G 神奈川1 p.12
関東 神奈川 夏まき・献夏青首/献夏37号 神奈川1 p.12
関東 神奈川 秋まき・福誉/青誉/耐病総太り/湘白 神奈川1 p.12
関東 神奈川 秋まき(三浦半島)・夏の守/福誉/豊秋/冬の守 神奈川1 p.12
関東 神奈川 秋まき(三浦半島)・春宴/春桜舞/桜の砦 神奈川1 p.12
北陸 新潟 秋冬だいこん(下越砂丘地ほか)・春だいこん(下越砂丘地)・夏だいこん(魚沼) 新潟1・新潟2
北陸 石川 (作型の記載なし) 石川1
北陸 福井 春まき/初秋まき 福井1 p.163
関東 山梨 秋まき・耐病総太り/YRくらま 山梨1 p.143
関東 長野 —(作型の区別なし) 長野1
東海 岐阜 秋冬どり(平坦地)・夏まき(夏つかさ)、秋まき(秋いち・T424) 岐阜1 p.1
東海 岐阜 春どり(平坦地)・優等生/春仙人/T452 岐阜1 p.2-3
東海 岐阜 夏どり(高冷地)・はるいち/夏つかさ/YRてんぐ/ひるがの耐病 岐阜1 p.4-5
東海 静岡 秋冬Ⅰ・高冷地(耐病総太り/YRくらま) 静岡1 p.255
東海 静岡 秋冬Ⅰ・年内どり(役者横町/T734/冬自慢) 静岡1 p.255
東海 静岡 秋冬Ⅰ・1〜3月どり(耐病総太り/青さかり/青誉/冬得) 静岡1 p.255
東海 静岡 冬春Ⅱ・砂丘(耐病総太り/青さかり/冬自慢/青誉/ハイナン3号) 静岡1 p.256
東海 愛知 秋まき・12〜1月どり(耐病総太/役者横丁/青誉/福誉) 愛知1 Ⅳ野菜-77・Ⅴ
東海 愛知 冬まき・4〜5月どり・トンネル(春宴/YR春泉2号/YRはるいち22) 愛知1 Ⅳ野菜-78
東海 三重 秋冬どり・冬の浦/耐病総太り/YRくらま 三重1 p.32
東海 三重 春どり(ハウス無加温)・春慶/春みのり 三重1 p.32
近畿 滋賀 —(資料にだいこんの施肥・暦なし) 滋賀1
近畿 京都 冬だいこん・有機・減化学肥料栽培体系の例 京都1 p.118-119
近畿 大阪 秋・冬どり(慣行レベル) 大阪1
近畿 和歌山 露地 和歌山1 p.38
中国 鳥取 (作型の区別なし・慣行基準) 鳥取1
中国 島根 春まき(マルチ栽培) 島根1
中国 島根 夏まき 島根1
中国 島根 秋まき 島根1
四国 香川 冬どり 香川1
四国 香川 春どり 香川1
四国 高知 露地(9〜5月) 高知1 p.17
九州・沖縄 福岡 早春出(大型トンネル) 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 春出(トンネル) 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 秋冬出(露地) 福岡1 p.108
九州・沖縄 長崎 秋冬(基本作型) 長崎1 p.129
九州・沖縄 長崎 県内の標準施肥量(地域別・平成23年版の表) 長崎1 p.130
九州・沖縄 熊本 平坦地 熊本1
九州・沖縄 熊本 高原 熊本1
九州・沖縄 鹿児島 夏まき(ミニ大根を除く) 鹿児島1
九州・沖縄 鹿児島 晩夏まき・桜島だいこん 鹿児島1・鹿児島2・鹿児島3

土壌pH・栽植密度・目標収量

地域区分 都道府県 土壌pH 栽植密度(本/10a・条間×株間) 目標収量(t/10a) 出典
北海道 北海道 — — 4.0〜5.0(基準収量 4,000〜5,000kg) 北海道1 p.128・北海道2
東北 岩手 — — 4.0(高冷地夏どり)/5.0(平地秋どり) 岩手1 p.41
東北 秋田 5.5〜6.8 畝幅70〜75cm×株間30cm(1条)/畝幅100cm・条間35〜45cm×株間30cm(2条)。加工用は株間25〜30cm 3.5〜4.0(目標収量3,500〜4,000kg) 秋田1 pp.279-282
東北 福島 6.0〜6.5(石灰苦土で矯正) 6,000本/10a 4.5(夏どり)/5.0(秋冬どり) 福島1 p.127
関東 栃木 5.5〜6.5 5,500〜6,000本(60×30cm) 5.0 栃木1 p.94-95
関東 栃木 5.5〜6.5 5,500〜6,000本(60×30cm) 5.0 栃木1 p.94-95
関東 栃木 5.5〜6.5 5,000本(70×30cm) 6.0 栃木1 p.94-95
関東 群馬 — 2条植え・畦間120×条間45×株間27cm 4.0 群馬1 p.6
関東 群馬 — 同上 4.0 群馬1 p.6
関東 埼玉 6前後(H2O) 5,500本 5.0〜6.0 埼玉1 p.67
関東 埼玉 6前後(H2O) 5,000本 6.0 埼玉1 p.67
関東 千葉 —(火山灰土) 7,200〜8,400本 7.5〜8.1 千葉1 p.263
関東 千葉 —(火山灰土) 6,700〜7,900本 5.6〜6.3 千葉1 p.264
関東 千葉 —(火山灰土) 6,000〜7,600本 5.2〜5.9 千葉1 p.265
関東 千葉 —(火山灰土) 6,700〜7,900本 6.0〜7.1 千葉1 p.266
関東 千葉 —(火山灰土) 6,700〜7,900本 6.5〜8.1 千葉1 p.267
関東 東京 — — 5.0 東京1 p.4
関東 東京 — — 5.0 東京1 p.4
関東 東京 — — 4.0 東京1 p.5
関東 神奈川 — 畦幅30〜35×株間24〜27cm、床120〜150cm・3〜5条 6.0 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 55×30cm 5.0 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 45〜60×30cm 5.0〜6.0 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 60×24〜30cm 5.0〜7.0 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 42〜48×21〜24cm 10.0 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 40〜45×18〜21cm 12.0〜14.0 神奈川1 p.12
北陸 新潟 5.5〜6.5 — — 新潟1・新潟2
北陸 石川 5.5〜6.0(診断基準) — — 石川1
北陸 福井 6.0〜7.5 — — 福井1 p.163
関東 山梨 — 6,000〜7,000本 5.0〜6.0 山梨1 p.143
東海 岐阜 — 6,000本 6.0 岐阜1 p.1
東海 岐阜 — 7,000〜8,000本 7.0 岐阜1 p.2-3
東海 岐阜 5.5〜6.8 5,000本 5.0 岐阜1 p.4-5
東海 静岡 — 7,000〜8,000本 6.0〜8.0 静岡1 p.255
東海 静岡 — 7,000〜8,000本 6.0〜8.0 静岡1 p.255
東海 静岡 — 7,000〜8,000本 6.0〜8.0 静岡1 p.255
東海 静岡 — 8,000〜10,000本 8.0 静岡1 p.256
東海 愛知 6.0〜6.6 7,000〜8,000本 8.0 愛知1 Ⅳ野菜-77・Ⅴ
東海 愛知 6.0〜6.6 6,500本 5.0 愛知1 Ⅳ野菜-78
東海 三重 — 8,000本 8.0 三重1 p.32
東海 三重 — 8,000本 8.0 三重1 p.32
近畿 和歌山 6.0〜7.5 — — 和歌山1 p.38
四国 高知 — — 5.0〜6.5(5,000〜6,500kg/10a) 高知1 p.17
九州・沖縄 福岡 5.5〜6.8 — 6.5 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 5.5〜6.8 — 6.5 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 5.5〜6.8 — 7.2 福岡1 p.108
九州・沖縄 長崎 — 畦幅120〜140cm・株間25cm・2条植え(条間40cm)で5,700〜6,600本/10a(資料内で6,000株とも記載) 6.0以上 長崎1 p.129
九州・沖縄 長崎 — 県央・島原は9,000本(春作の県央は11,800本)・五島は6,600〜8,300本 — 長崎1 p.130
九州・沖縄 鹿児島 — 試験では畝幅100〜120cm・株間70cm(白色マルチ、1か所5粒播き)(試験の値) — 鹿児島1・鹿児島2・鹿児島3

施肥量と施肥の時期

地域区分 都道府県 年間施肥量 N-P2O5-K2O(kg/10a) 施肥の時期と配分(基肥・追肥) 出典
北海道 北海道 5-8-8(基肥。土壌診断で増減:窒素4〜6、リン酸0〜12、カリ0〜16) 基肥のみで示される。初期生育確保のため基肥の速効性窒素は2kg/10aを下限とする 北海道1 p.128・北海道2
東北 青森 春まき・6〜7月まき 6-10〜12-6/8月まき 7〜8-10〜12-7〜8(基肥)+追肥N2〜3・K2〜3 春まき・6〜7月まきは基肥のみ(追肥の記載なし)。8月まきは基肥+追肥(窒素・カリ各2〜3kg) 青森1
東北 岩手 高冷地夏どり 5-15-5/平地秋どり 8-15-8(いずれも基肥のみ・追肥0) 基肥のみ(追肥0)。牛ふん堆肥2t/10a 岩手1 p.41
東北 秋田 一般畑地・平地:基肥10-10-8+追肥N3(追肥のP・Kは表では10・8。記載のまま)。火山灰土の高冷地:1年目8-10-8、2年目6.5-10-8、3年目6-10-8 基肥中心(緩効性肥料)。追肥は高冷地では原則行わない。30日を過ぎて生育が遅れた場合のみN・K 1.5〜3kg程度。最終追肥は播種後25日まで 秋田1 pp.279-282
東北 福島 夏どり 11〜15-15〜20-13〜18(基肥N8〜12・P15〜20・K10〜15+追肥N3・K3)/秋冬どり 17-15〜20-17(基肥N14・P15〜20・K14+追肥N3・K3) 基肥は播種2週間前、追肥は間引き後。7月下旬収穫までのものは追肥しない。牛ふん堆肥1,000kg、石灰100kg/10a 福島1 p.127
関東 茨城 12-10-12 基肥のみ(追肥なし) 茨城1・茨城2
関東 茨城 20-15-20 基肥8-15-8、追肥12-0-12 茨城1・茨城2
関東 茨城 14-15-14 基肥のみ 茨城1・茨城2
関東 茨城 20-15-20 基肥のみ 茨城1・茨城2
関東 栃木 15-20-18 全量基肥 栃木1 p.94-95
関東 栃木 18-20-18 基肥15-20-15、追肥3-0-3(1回) 栃木1 p.94-95
関東 栃木 16-20-16 基肥13-20-13、追肥3-0-3(1回) 栃木1 p.94-95
関東 群馬 8-12-12 全量基肥 群馬1 p.6
関東 群馬 8-12-12 全量基肥 群馬1 p.6
関東 埼玉 10-10-10 全量基肥 埼玉1 p.67
関東 埼玉 10-16-10 全量基肥 埼玉1 p.67
関東 千葉 8-15-10 基肥のみ(10月中旬) 千葉1 p.263
関東 千葉 8-15-10 基肥のみ(10月上旬〜1月下旬) 千葉1 p.264
関東 千葉 6-12-6 基肥のみ(3月下旬) 千葉1 p.265
関東 千葉 3-10-5 基肥のみ(7月下旬) 千葉1 p.266
関東 千葉 6-10-5 基肥のみ(8月下旬) 千葉1 p.267
関東 東京 黒ボク土15-18-15、褐色森林土・灰色低地土15-15-15 基肥12、追肥3(窒素・加里) 東京1 p.4
関東 東京 黒ボク土15-13-10、褐色森林土・灰色低地土15-10-10 基肥12-13-8、追肥3-0-2(黒ボク土) 東京1 p.4
関東 東京 黒ボク土15-18-13、褐色森林土・灰色低地土15-12-13 基肥10-18-10、追肥5-0-3(黒ボク土) 東京1 p.5
関東 神奈川 18-15-18 基肥13-15-13、追肥5-0-5 神奈川1 p.12
関東 神奈川 15-13-13 基肥12-13-10、追肥3-0-3 神奈川1 p.12
関東 神奈川 10-10-10 基肥7-10-7、追肥3-0-3 神奈川1 p.12
関東 神奈川 15-13-15 基肥10-13-10、追肥5-0-5 神奈川1 p.12
関東 神奈川 21-20-28 基肥9-20-16、追肥6-0-6を2回 神奈川1 p.12
関東 神奈川 26-22-32 基肥13-22-19、追肥7-0-7、6-0-6 神奈川1 p.12
北陸 福井 春まき 16-20-15(基肥10-15-10・追肥5-5-5)/初秋まき 26-25-25(基肥20-20-20・追肥6-5-5) 追肥は本葉2〜3枚、5〜6枚頃、間引き後。裂根防止のため遅れないよう施す 福井1 p.163
関東 山梨 14-25-14 基肥10-25-10、追肥2-0-2を2回(9月上旬・9月下旬)。苦土石灰100kg、微量要素5kg 山梨1 p.143
関東 長野 7.0-10.0-7.0 — 長野1
東海 岐阜 14-16-12 基肥10-13-8、追肥4-3-4 岐阜1 p.1
東海 岐阜 14-16-12 基肥10-13-8、追肥4-3-4 岐阜1 p.2-3
東海 岐阜 9.6(+有機6.4)-36-14.8 基肥のみ 岐阜1 p.4-5
東海 静岡 16-20-16 基肥12-20-12(B2O3 0.3、堆肥1,000kg)、追肥10月上旬4-0-4 静岡1 p.255
東海 静岡 16-20-16 基肥12-20-12、追肥10月上旬4-0-4 静岡1 p.255
東海 静岡 西部地域29-16-29 基肥16-16-16、追肥11月上旬・12月上旬・1月中旬に各3-0-3 静岡1 p.255
東海 静岡 34-32-32 基肥6-7-7(堆肥1,000kg)、追肥10月中旬6-3-5・11月中旬6-3-5・12月上旬8-5-7・1月上旬8-6-8 静岡1 p.256
東海 愛知 20-12-20 基肥9月中旬12-12-12、追肥1:10月上旬4-0-4、追肥2:10月下旬4-0-4 愛知1 Ⅳ野菜-77・Ⅴ
東海 愛知 10-10-10 基肥1月上旬のみ 愛知1 Ⅳ野菜-78
東海 三重 12-17-6 基肥5-15-5、追肥7-2-1(分施) 三重1 p.32
東海 三重 11-15-8 基肥7-14-7、追肥4-1-1 三重1 p.32
近畿 京都 24.9-18.5-19.1(体系の例) 全量基肥(播種20日前に全面施用)。牛ふん堆肥2,000kg・苦土石灰150kg・化成肥料・なたね油粕等の合計(有機・減化学肥料栽培体系の例) 京都1 p.118-119
近畿 大阪 24-14-— — 大阪1
近畿 和歌山 25-25-25 窒素の基肥割合60%、追肥2回 和歌山1 p.38
中国 鳥取 N 15.0(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量。P2O5・K2Oの記載なし) — 鳥取1
中国 島根 N 10〜12・P2O5 18〜20・K2O 8〜10 基肥のみ(追肥なし・マルチ栽培のため)。初期に窒素の肥効を高め、本葉7〜8枚までの初期生育を促進する 島根1
中国 島根 N 13〜28・P2O5 14〜18・K2O 18〜30 基肥 N13〜18・P2O5 14〜18・K2O 18〜20/追肥 N0〜10・K2O 0〜10。マルチ栽培では全量基肥。追肥は間引き後1〜2回、幼苗期の終わりから生育中期 島根1
中国 島根 N 15〜22・P2O5 14〜18・K2O 15〜22 基肥 N8〜13・P2O5 14〜18・K2O 8〜13/追肥 N7〜9・K2O 7〜9。追肥は1回目が本葉2〜3枚時、2回目が本葉7〜8枚の株定め時 島根1
四国 香川 N 32.8(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量) — 香川1
四国 香川 N 30.4(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量) — 香川1
四国 高知 N 9・P2O5 10・K2O 9 基肥 N7・P2O5 10・K2O 7/追肥 N2・K2O 2(P2O5は全量基肥) 高知1 p.17
九州・沖縄 福岡 N 16・P2O5 22・K2O 20 全量基肥(追肥なし) 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 N 16・P2O5 22・K2O 20 全量基肥(追肥なし) 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 N 18・P2O5 24・K2O 22 基肥 N 65%・P2O5 100%・K2O 62%/追肥 N 35%・K2O 38%(P2O5は全量基肥)。追肥は間引き・土寄せと同時 福岡1 p.108
九州・沖縄 長崎 慣行基準の総窒素 12kg/10a以下。減化学肥料の例は全量元肥で化学肥料 N 6+有機質肥料 N 6〜10(全層施肥) 全量元肥(全層施肥)。畦内施肥なら化学肥料 N 6+有機質 N 3〜6 長崎1 p.129
九州・沖縄 長崎 県央 秋冬 10-10-10/春 14-18-14。島原 秋冬(年内どり)6-13-6・同(年明けどり)10-17-10・春 10-17-10。五島 15-23-15。長崎・西彼 20.1-30.1-20.9 — 長崎1 p.130
九州・沖縄 熊本 N 15(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量) — 熊本1
九州・沖縄 熊本 N 14(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量) — 熊本1
九州・沖縄 鹿児島 N 15.0(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量) — 鹿児島1
九州・沖縄 鹿児島 N 19.0(特別栽培の慣行レベル・化学肥料の窒素量)。追肥を5回(9月上旬・中旬、10月上旬・中旬、11月中旬)に分ける農家慣行を試験で参考にしたと記載(1回量は本文から確実に読み取れず) 追肥重点。桜島などの栽培地では追肥が5回以上 鹿児島1・鹿児島2・鹿児島3

播種と間引きの時期

地域区分 都道府県 播種の時期 間引きの時期・回数 出典
北海道 北海道 春まき〜晩夏まき(地域例:十勝は4月下旬播種) — 北海道1 p.128・北海道2
東北 秋田 初夏どり:4月上旬〜5月上旬(図から読み取り)/夏どり(高冷地):6月上旬〜7月中旬(図から読み取り)/秋冬どり(平地):8月中旬〜9月上旬(5日頃が限界) 1穴2〜3粒まきなら本葉3枚で1本立ち。4〜5粒まきは発芽揃い時に整理し、本葉2〜3枚で2〜3本、展開葉6〜7枚で1本立ち 秋田1 pp.279-282
東北 福島 播種時期に合わせて施肥窒素量を加減する(時期の記載なし) — 福島1 p.127
関東 栃木 11月下旬〜1月下旬(トンネル・図から読み取り) — 栃木1 p.94-95
関東 栃木 5月下旬(図から読み取り) — 栃木1 p.94-95
関東 栃木 8月下旬〜9月中旬(図から読み取り) — 栃木1 p.94-95
関東 群馬 4月中旬(図から読み取り) — 群馬1 p.6
関東 群馬 8月上旬(図から読み取り) — 群馬1 p.6
関東 埼玉 1月中旬〜2月上旬(図から読み取り) — 埼玉1 p.67
関東 埼玉 8月上旬(図から読み取り) — 埼玉1 p.67
関東 千葉 10月下旬(図から読み取り) — 千葉1 p.263
関東 千葉 10月下旬〜1月上旬(3回・図から読み取り) あり(図に間引き作業) 千葉1 p.264
関東 千葉 4月上旬(マルチ・図から読み取り) あり(図に間引き作業) 千葉1 p.265
関東 千葉 8月上旬(図から読み取り) — 千葉1 p.266
関東 千葉 9月上旬(図から読み取り) — 千葉1 p.267
関東 東京 2月上旬と4月中旬の2回(図から読み取り) — 東京1 p.4
関東 東京 8月下旬〜9月下旬(3回・図から読み取り) — 東京1 p.4
関東 東京 12月下旬〜1月中旬(トンネル・図から読み取り) — 東京1 p.5
関東 神奈川 12月下旬〜2月下旬(図から読み取り) 間引き1回(図) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 3月下旬〜4月上旬(図から読み取り) 間引き(図) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 6月中旬と8月上旬(図から読み取り) 間引き(図) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 9月上〜中旬(図から読み取り) 間引き(図) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 9月上〜中旬(図から読み取り) 追肥2回(10月中旬・11月中旬・図) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 10月上〜中旬(図から読み取り) — 神奈川1 p.12
北陸 新潟 秋冬:8月下旬〜9月上旬(10〜11月出荷分) 1か所3〜5粒まき、葉が4枚くらいまでに1本に間引く 新潟1・新潟2
関東 山梨 8月中旬(基肥は8月上旬・図から読み取り) 追肥と土寄せ時に作業(図) 山梨1 p.143
東海 岐阜 8月中旬〜9月中旬(図から読み取り) — 岐阜1 p.1
東海 岐阜 11月〜12月(年内まき)、1〜2月(年明けまき)・ハウス/トンネル(図から読み取り) — 岐阜1 p.2-3
東海 岐阜 4月中旬〜8月上旬(4回・図から読み取り) — 岐阜1 p.4-5
東海 静岡 7月下旬〜8月上旬(図から読み取り) 間引き(8月下旬〜9月・図) 静岡1 p.255
東海 静岡 8月下旬〜9月上旬(図から読み取り) 間引き2回(図) 静岡1 p.255
東海 静岡 9月上〜中旬(図から読み取り) 間引き2回(図) 静岡1 p.255
東海 静岡 9月中旬〜10月上旬、4〜5月どりは1月中旬(トンネル+マルチ・図から読み取り) 追肥と間引き(9月〜10月・図) 静岡1 p.256
東海 愛知 9月中〜下旬(基肥はは種5日前・図から読み取り) — 愛知1 Ⅳ野菜-77・Ⅴ
東海 愛知 1月上旬(図から読み取り) — 愛知1 Ⅳ野菜-78
東海 三重 9月 —(月単位の暦のみ) 三重1 p.32
東海 三重 11月 —(月単位の暦のみ) 三重1 p.32
近畿 京都 9月上旬(図から読み取り) 本葉3枚時と7枚時の2回、7枚時に1本立て・土寄せ 京都1 p.118-119
中国 島根 — 間引き後に追肥を1〜2回 島根1
中国 島根 — 本葉7〜8枚の株定め時に2回目の追肥(間引きの回数・時期の記載は確認できず) 島根1
四国 高知 9〜5月(栽培期間として記載) — 高知1 p.17
九州・沖縄 福岡 11〜12月(図から読み取り) — 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 2月中旬〜3月(図から読み取り) — 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 9月下旬〜10月上旬(図から読み取り) 追肥と同時に間引き・土寄せ(回数の記載は確認できず) 福岡1 p.108
九州・沖縄 長崎 9月中下旬 記載なし(直播・間引き回数の記載なし) 長崎1 p.129
九州・沖縄 鹿児島 8月上旬〜11月中旬(主な栽培期間) — 鹿児島1
九州・沖縄 鹿児島 一般的な播種期は8月下旬〜9月中旬。試験は8/31と9/19播種 試験では播種21〜30日後に1本立ち(試験の値) 鹿児島1・鹿児島2・鹿児島3

生育日数と収穫期

地域区分 都道府県 生育日数・在圃の目安 収穫期 出典
北海道 北海道 夏まきは60日栽培の収穫を目標(軟腐病対策) 十勝の例で10月上旬収穫(写真集の記載)。後志・根室は7月上旬〜10月上旬 北海道1 p.128・北海道2
東北 秋田 春まき青首・宮重総太り系は播種後55〜60日(根重1.0〜1.2kg)。耐病総太りは播種後60日ごろから収穫可 初夏どり:6月上旬〜6月下旬(図から読み取り)/夏どり(高冷地):7月下旬〜9月中旬(同)/秋冬どり(平地):10月上旬〜11月下旬(同) 秋田1 pp.279-282
関東 栃木 — 3月下旬〜5月上旬(図から読み取り) 栃木1 p.94-95
関東 栃木 — 7月下旬〜8月下旬(図から読み取り) 栃木1 p.94-95
関東 栃木 — 11月〜12月以降(図から読み取り) 栃木1 p.94-95
関東 群馬 — 6月上〜中旬(図から読み取り) 群馬1 p.6
関東 群馬 — 10月上〜中旬(図から読み取り) 群馬1 p.6
関東 埼玉 — 4月下旬〜5月(図から読み取り) 埼玉1 p.67
関東 埼玉 — 10月下旬〜11月上旬(図から読み取り) 埼玉1 p.67
関東 千葉 — 3月上〜中旬(図から読み取り) 千葉1 p.263
関東 千葉 — 3月下旬〜5月上旬(図から読み取り) 千葉1 p.264
関東 千葉 — 6月上旬(図から読み取り) 千葉1 p.265
関東 千葉 — 10月中〜下旬(図から読み取り) 千葉1 p.266
関東 千葉 — 11月下旬〜12月上旬(図から読み取り) 千葉1 p.267
関東 東京 — 4月下旬〜5月中旬と6月(図から読み取り) 東京1 p.4
関東 東京 — 10月下旬〜12月下旬(図から読み取り) 東京1 p.4
関東 東京 — 4月下旬〜5月上旬(図から読み取り) 東京1 p.5
関東 神奈川 — 3月下旬〜5月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 5月下旬〜6月(図から読み取り) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 7月下旬〜8月上旬、9月下旬〜10月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 10月下旬〜12月(図から読み取り) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 12月〜翌年3月上旬(図から読み取り) 神奈川1 p.12
関東 神奈川 — 2月下旬〜3月下旬(図から読み取り) 神奈川1 p.12
北陸 新潟 播種後60日前後で1〜1.2kg 秋冬:10〜11月出荷 新潟1・新潟2
関東 山梨 — 10月下旬〜12月下旬(図から読み取り) 山梨1 p.143
東海 岐阜 — 10月下旬〜翌年1月(図から読み取り) 岐阜1 p.1
東海 岐阜 — 2月下旬〜6月(図から読み取り) 岐阜1 p.2-3
東海 岐阜 — 6月下旬〜10月上旬(図から読み取り) 岐阜1 p.4-5
東海 静岡 — 10月上〜中旬(図から読み取り) 静岡1 p.255
東海 静岡 — 10月下旬〜12月(図から読み取り) 静岡1 p.255
東海 静岡 — 1月上旬〜3月上旬(図から読み取り) 静岡1 p.255
東海 静岡 — 12月〜翌年5月(作型別・図から読み取り) 静岡1 p.256
東海 愛知 — 12月〜1月上旬(図から読み取り) 愛知1 Ⅳ野菜-77・Ⅴ
東海 愛知 — 4〜5月(図から読み取り) 愛知1 Ⅳ野菜-78
東海 三重 — 1〜2月(前年11月から収穫が続く・図から読み取り) 三重1 p.32
東海 三重 — 3〜4月(図から読み取り) 三重1 p.32
近畿 京都 — 11〜12月(図から読み取り) 京都1 p.118-119
四国 高知 — 9〜5月 高知1 p.17
九州・沖縄 福岡 — 3月下旬〜4月(図から読み取り) 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 — 4月中旬〜6月上旬(図から読み取り) 福岡1 p.108
九州・沖縄 福岡 — 11月下旬〜翌2月(図から読み取り) 福岡1 p.108
九州・沖縄 長崎 慣行栽培の実績で播種から収穫まで約70〜115日(9/16〜10/4播種→11/25〜1/12収穫・資料の表) 11月下旬〜 長崎1 p.129
九州・沖縄 熊本 主な栽培期間 8〜4月 — 熊本1
九州・沖縄 熊本 主な栽培期間 3〜12月 — 熊本1
九州・沖縄 鹿児島 試験で播種後112〜116日に収穫(試験の値) 収穫最盛期は1月中旬〜2月上旬(面積約8ha) 鹿児島1・鹿児島2・鹿児島3

各県の資料にある注意点

  • 北海道:夏まきは軟腐病対策で窒素2〜4kg、肥沃な土壌で60日栽培できるなら1kg以下も検討。ホウ素は適正域が狭く過剰害が出やすい(欠乏域でB2O3 0.2〜0.5kg)。施用有機物の化学肥料相当量は減じる
  • 青森:好適な圃場は保水力があり排水がよく作土層が深いこと。粘土質土は肌が粗くひげ根が出やすく、重粘土は岐根・腐敗が多い。堆肥は10aあたり約2tを基本とする。強酸性土壌は石灰・苦土の欠乏が出やすい
  • 岩手:表は新施肥基準(補給型)に改める前の「従来の作物別施肥基準」。新基準の本表は図版PDFで読めず未確認
  • 秋田:黒ぼく土・堆肥を多く入れた圃場は肥料成分(特に窒素)を15〜20%に減らす。ホウ素欠乏が懸念される所はホウ素入り肥料。高冷地の5月下旬〜6月播種は低温で抽苔するのでベタがけ被覆。夏どりは石灰欠乏予防のため播種後30・40日にカルシウム剤。連作年数の目安は標高200〜400mで2〜3年、400〜800mで3〜4年、800〜1,000mで4〜5年
  • 福島:未熟堆肥は岐根の原因なので完熟堆肥を使い、1か月以上前に施用。連作障害回避に緑肥用麦(10〜15kg/10a)を播き、次作は窒素3kg程度減肥。連作地・砂質土壌でホウ素欠乏が出やすいときはホウ素入り資材を入れる
  • 茨城:作型は県の指針でハウス・春まきトンネル・春まきマルチ・夏まき・秋まき加工。連作が多く、輪作・対抗植物・防虫網被覆を勧める。堆肥2t/10a。局所施肥や肥効調節型肥料で窒素を現行より2〜3割減肥の目安
  • 茨城:同上
  • 茨城:同上
  • 茨城:同上
  • 栃木:ほう素欠乏地帯ではほう素入り肥料を施用。堆肥1,000kgを施す場合は基肥から窒素0.7・りん酸4.0・加里8.2kgを差し引く。苦土炭カル60kg
  • 栃木:同上
  • 栃木:同上。表の行の並びで作型に対応づけた(notes参照)
  • 群馬:前作にたい肥2tを施用する場合は表により基肥から減肥
  • 群馬:同上
  • 埼玉:主根への障害に注意。堆肥2〜3t/10a。未熟有機物のすき込み・青刈り作物後作は岐根が出やすい。連作を避け輪作
  • 埼玉:マルチ栽培では全量基肥。主根への障害に注意
  • 千葉:有機質肥料は施用2週間以上前。対象は東葛飾・北総・東総・千葉中央
  • 千葉:トンネル除去は収穫前(図)
  • 千葉:低度化成・有機質肥料。基肥は有機質肥料2週間以上前
  • 千葉:施用量が多いと葉が過繁茂となり減収することがある
  • 東京:堆肥は前作で十分施用。赤土の盛土・客土ではりん酸資材と植物質堆肥を十分に
  • 東京:同上
  • 東京:同上
  • 神奈川:ポリマルチ栽培では全量基肥
  • 神奈川:ダイコンとキャベツの間作の表もある(キャベツ基肥はダイコン追肥②を兼ねる)
  • 新潟:標高差を利用して春(砂丘地)・夏(魚沼)・秋冬と長期間出荷。深耕して土壌改良し下層土の改良が重要、未熟堆肥は品質を悪化させる
  • 石川:診断基準:可給態リン酸10〜30mg/100g、交換性石灰飽和度60〜80%、苦土10〜15%、加里5〜8%、腐植3%以上(石川県農業情報センター H3年土壌診断プログラム)。収量6t/10aを仮定した養分持出し計算例あり(葉部すき込みでリン酸3.4kg・カリ15.9kg)。施肥基準そのものは見つからず
  • 福井:根の伸長促進のため深耕する。裂根防止のため追肥は遅れずに。春まきのN合計16と基肥+追肥の合算(15)が表で一致しない
  • 山梨:深く根が伸びる作物なので十分に深耕し、土塊や堆肥の固まりがないようにする。追肥は土寄せと併せて行う。対象は中間地・平坦地
  • 長野:県施肥基準は品目ごとの基準施肥量(kg/10a)のみで、作型・暦の記載なし
  • 岐阜:ホウ素欠乏地ではFTE4〜6kg・BMようりんを基肥に。8月中旬〜9月上旬播種は曲がり防止のため施肥量を2〜4割減らす。対象は岐阜・西濃・中濃
  • 岐阜:播種後15日間の平均気温を20〜25℃以上保つ。13℃以下の低温が続くと抽苔
  • 岐阜:堆肥4t/10aを秋に施用しプラウ耕。開墾地は基肥を2〜3割増し、トンネル・土壌消毒畑は2〜3割減肥。対象は中濃・飛騨・東濃
  • 静岡:対象は西富士・箱根山麓・浜松・湖西。堆肥は完熟したものを20日前までに施す
  • 静岡:同上
  • 静岡:同上(括弧内の数値が西部地域1〜3月どり)
  • 静岡:対象は榛原・小笠南部の砂質土
  • 愛知:基肥はは種5日前に全層施肥。第1回追肥は播種後15〜20日、中耕・土寄せをする。堆肥・土壌改良材で土づくり
  • 愛知:低温期なので硝酸態窒素を含む肥料を基肥として全量施用
  • 三重:ホウ素欠乏地帯では微量要素資材を施用。基肥9月・追肥11月
  • 三重:ホウ素欠乏地帯では微量要素資材を施用
  • 滋賀:環境こだわり農業の指針は萎黄病抵抗性品種(YRくらま・献夏37号)、秋冬栽培は早播きを避ける(軟腐病・ウイルス病)、深耕・堆肥は播種直前に入れない、キスジノミハムシ・センチュウ対策を挙げる
  • 京都:太陽熱消毒を7月下旬〜8月中旬、播種後は寒冷紗のべた掛け。標準の施肥基準ではなく有機・減化学肥料栽培の転換事例。慣行は追肥10月
  • 大阪:(特別栽培の慣行レベル)窒素24kg・りん酸14kg。施肥基準ではなく特別栽培の比較基準。農薬成分回数は9回
  • 和歌山:生育量は初めに少なく後半に急増。最後の追肥は収穫の20日前程度とし無駄のない施肥にする。緩効性肥料・有機質肥料を使う場合は増減、マルチ栽培が有効
  • 鳥取:特別栽培の慣行レベルで、施肥基準ではない。農薬の節減対象は成分数で17(慣行レベル)
  • 島根:栽培期間が長い場合は緩効性肥料も有効。ホウ素欠乏が心配なほ場ではホウ砂1kg/10a・FTE4〜6kg/10aを施用
  • 島根:施肥量は生育状況で加減。ホウ素欠乏対策は春まきと同じ
  • 島根:肥大期の過剰な追肥は茎葉の過繁茂や曲がり根を助長する。追肥の回数・量は草勢で加減
  • 香川:慣行レベル。農薬は13回(慣行レベル)
  • 香川:慣行レベル。農薬は10回(慣行レベル)
  • 高知:基準は高知県の土壌改良目標値を達成したほ場が前提。土壌診断で加減する
  • 福岡:土壌pH 5.5〜6.8が好適。連作ほ場は苦土・ホウ素欠乏が出やすい(ホウ砂500〜800g/10aまたはFTE4〜6kg/10a)。未熟堆肥は岐根の原因。排水不良では横縞症が心配
  • 福岡:同上
  • 福岡:同上。品種例は夏つかさ快・冬の浦・冬みねセブン(早春出は桜風など、春出はYR桜坂・夢誉)
  • 長崎:早い作型は高温期のため軟腐病が出やすく、地温25℃未満となる9月中旬以降の播種を基本作型とする。センチュウ対策にネマキング等の緑肥、キスジノミハムシ・軟腐病対策に輪作と排水確保
  • 長崎:表の「備考」の読み取りは表中の並びによる。目標収量6,000kg/10aの養分吸収量はN 14〜23・P2O5 5.4〜7.2・K2O 19〜29kg/10a
  • 熊本:慣行レベル。農薬は12回(慣行レベル)
  • 熊本:慣行レベル。農薬は18回(慣行レベル)
  • 鹿児島:慣行レベル。夏まき・晩夏まきを除く作型の慣行レベルはN 15.0kg/10a・農薬8回。夏まきは農薬12回
  • 鹿児島:生育初期の窒素が多い・高地温(早播き)で空洞症が増える。試験では播種を9月中旬に遅らせ、肥効調節型肥料を使うと空洞症を抑えられた(試験の値)。す入りは適期収穫でほぼ回避

県ごとの違いを読み解く

作型ごとの播種・収穫期

資料の作型は、春どり(冬〜春まき)、夏どり(高冷地)、秋冬どりの3つに大きく分かれます。

春どりは、冬にトンネルを張って播きます。東京の冬まきは12月下旬〜1月中旬に播いて4月下旬〜5月上旬に収穫し、埼玉のトンネル冬春まきは1月中旬〜2月上旬に播いて4月下旬〜5月に収穫します。千葉のトンネル春どりは10月下旬〜1月上旬に3回に分けて播き、3月下旬〜5月上旬に収穫します。福岡の早春出しは大型トンネルで11〜12月に播き、春出しは2月中旬〜3月に播いて4月中旬〜6月上旬に収穫します(いずれも図から読み取り)。

夏どりは高冷地の作型です。群馬の春〜夏まきは4月中旬に播いて6月上〜中旬に収穫します。栃木の夏どりは5月下旬に播き、7月下旬〜8月下旬に収穫します。秋田の高冷地は6月上旬〜7月中旬に播き、7月下旬〜9月中旬に収穫します(図から読み取り)。5月下旬〜6月の播種は低温で抽苔するため、秋田はべたがけで被覆します。岐阜の高冷地は4月中旬〜8月上旬に4回播き、6月下旬〜10月上旬に収穫します。

秋冬どりは、8月上旬から9月にかけて播きます。群馬と埼玉の夏まきは8月上旬に播き、収穫は群馬が10月上〜中旬、埼玉が10月下旬〜11月上旬です。山梨の秋まきは8月中旬、愛知の秋まきは9月中〜下旬、福岡の秋冬出しは9月下旬〜10月上旬に播きます。長崎1は、地温25℃未満になる9月中旬以降の播種を基本とし、早い作型は高温期の軟腐病が出やすいと書いています。福岡の秋冬出しの収穫は11月下旬〜翌2月、長崎の基本作型は11月下旬から始まります。

北海道は施肥標準が作型一括で、春まきから晩夏まきまでを1行で示しています。十勝の例(北海道2)は4月下旬に播いて10月上旬に収穫します。

年間窒素量の幅と基肥・追肥の配分

窒素の年間量(kg/10a)は、県の施肥基準で見ると次のように並びます。千葉は夏播秋どりが3、秋播秋冬どりが6、マルチ春夏どりが6、ハウス冬春どりとトンネル春どりが8です。北海道は5、青森は春まきが6、岩手は高冷地夏どりが5、平地秋どりが8、秋田の平地は基肥10と追肥3、埼玉は10、群馬は8です。

中間は12〜20です。三重は秋冬どりが12、春どりが11、山梨は14、岐阜は14、東京は15、栃木は春どり15・秋冬どり16・夏どり18、福岡は早春出しと春出しが16、秋冬出しが18、愛知の秋まきは20です。多い側は、神奈川の三浦半島の秋まきが21〜26、静岡の秋冬Ⅰ・1〜3月どり(西部地域)が29、静岡の冬春Ⅱ(榛原・小笠南部の砂質土)が34です。同じ神奈川でも、早春まきの18から春まきの15、夏まきの10まで作型で変わります。

追肥は、基肥だけの体系が目立ちます。北海道・群馬・埼玉・千葉は基肥のみ、栃木の春どりと福岡の早春出し・春出しは全量基肥です。追肥を入れる県は、東京の春まきが追肥N3(窒素・加里)、栃木の夏どりと秋冬どりが1回、愛知の秋まきが播種後15〜20日の10月上旬と10月下旬の2回、静岡の秋冬Ⅰ・1〜3月どりが3回、静岡の冬春Ⅱが4回です。島根の秋まきは、追肥を本葉2〜3枚時と本葉7〜8枚の株定め時に分けます。

追肥の最終時期を書いた資料もあります。秋田は最終追肥を播種後25日までとし、高冷地では原則追肥しません。和歌山1は最後の追肥を収穫の20日前程度までとしています。福岡は、窒素の35%とカリの38%を追肥に回し、間引き・土寄せと同時に施すと書いています。

施肥基準でない値の読み方

特別栽培の慣行レベルは、化学肥料の窒素量を県が示した比較基準で、施肥基準ではありません。香川1は冬どり32.8、春どり30.4、鹿児島1は夏まき15、桜島だいこんは19、熊本1は平坦地15、高原14、鳥取1は15、大阪1は24と示しています。香川の値は、施肥基準の千葉3〜8や福岡16〜18の2倍近くになります。

京都1は、有機・減化学肥料栽培体系の例です。牛ふん堆肥2,000kg、苦土石灰150kg、化成肥料、なたね油粕などを合計して24.9-18.5-19.1とし、播種20日前に全量を全面施用します。標準の施肥基準ではなく、慣行の追肥は10月です。これらの値を、静岡や千葉の施肥基準と同じ表で並べると、窒素量の差を取り違えます。

主産地の特徴

神奈川の三浦半島は、収量の目標が高い産地です。秋まきの夏の守・福誉などは目標収量10tで、基肥N9-P20-K16に追肥N6-K6を2回施します。春宴などの春どりは目標収量12〜14tで、基肥N13-P22-K19、追肥N7-K7とN6-K6を施し、2月下旬〜3月下旬に収穫します。他県の平坦地の目標収量は4〜8tが多く、三浦半島は倍近い値です。

静岡は、砂丘地と高冷地で作型が分かれます。冬春Ⅱ(砂丘)は栽植が8,000〜10,000本/10aと密で、9月中旬〜10月上旬に播き、収穫は12月〜翌5月です。高冷地の秋冬Ⅰは7月下旬〜8月上旬に播き、10月上〜中旬に収穫します(図から読み取り)。

鹿児島の桜島だいこんは、晩夏まきの伝統野菜です。鹿児島2によると収穫最盛期は1月中旬〜2月上旬で、面積は約8haです。鹿児島3の試験では播種後112〜116日で収穫し、播種を9月中旬に遅らせて肥効調節型肥料を使うと空洞症が減りました(試験の値)。追肥は5回に分ける農家慣行があります。

千葉は火山灰土の産地で、作型ごとに基肥だけを施します。ハウス冬春どりの目標収量は7.5〜8.1t、秋播秋冬どりは6.5〜8.1tで、秋播秋冬どりは施用量が多いと葉が過繁茂になり減収することがあると書かれています。

資料どうしで合わない点もあります。福井1の春まきは窒素の総量が16ですが、基肥10と追肥5を足すと15で、表のまま載せています。秋田1の追肥欄はN3・P10・K8と書かれていて、追肥にリン酸が入るのは不自然ですが、原表のとおりです。長崎1の栽植密度は5,700〜6,600本と6,000本の記載が混在しています。

資料が見つからなかった都道府県

宮城・山形・富山・兵庫・奈良・岡山・広島・山口・徳島・愛媛・佐賀・大分・宮崎・沖縄は、だいこんの栽培資料を確認できませんでした(2026年10月時点。探しきれていない可能性があります)。山形は県の農業情報サイトの資料が取得できず、兵庫は画像PDFでだいこんの項を確認できていません。奈良は施肥基準のPDFが404でした。宮城の指導指針、富山の施肥基準、佐賀の施肥のてびき、大分の施肥指導指針、宮崎の野菜施肥基準には、だいこんの項がありませんでした。石川は土壌診断の基準値だけ、長野は品目別の基準施肥量だけで、作型や時期は載っていません。茨城は施肥量の資料はありますが、播種・収穫の暦は確認できませんでした。

この栽培暦を、自分の圃場の記録にする

上の内容は各県の標準です。実際の作業日、施肥量、収穫量を圃場ごとに残しておくと、翌年の時期と量を自分の数字で決められます。残し方は次の3つです。

残し方 向いている使い方 入手
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出典一覧

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