遠隔潅水システムとは?自作すれば3000円でできる。

農業用の遠隔潅水システムとは? 遠方にある露地の圃場やビニールハウスのバルブを自動で開け閉めしてスマートフォンやPCから潅水(灌水)の制御をするシステムのことです。価格としてはDIYすれば1万円〜、メーカーに依頼すると数十万といった形+通信量となります。 チェックポイント 選ぶにあたって比較するポイントは以下の通り Wifiが必要かどうか 複数台を同時に制御できるかどうか 工事が必要かどうか 電源 […]

野菜が野菜に生まれ変わる。廃棄野菜から肥料を作る California Safe Soil の事業と製品を紹介

スーパーマーケットでは日々大量の廃棄野菜が発生していますが、この廃棄野菜を肥料に加工することでロスを減らそうと試みる企業がカリフォルニア州に存在します。廃棄野菜から作られた肥料「H2H」は、作物や土壌微生物の栄養となり、規制対象となる化学物質を含みません。野菜を野菜に生まれ変わらせるサイクルの仕組みと、H2Hの効果を見てみましょう。 California Safe Soil 基本情報 住所:103 […]

その場で分析可能な土壌分析センサーを開発するStenon社について解説

事業概要 Stenon社は、2018年にドイツを拠点に設立された、リアルタイムで結果がわかる土壌分析センサーを開発する農業テクノロジー企業です。Stenon社のセンサー技術を使用すると、農場の土壌サンプルを研究所に送ることなく、その場ですぐに結果を得ることができます。社員数は11〜50人と推定されます。 Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=OVcQl […]

石炭から腐植を作る。即効性と持続性を兼ね備えた土壌改良剤 NOVIHUM のご紹介

肥沃な畑の土の組成を研究し、人工的に再現した土壌改良剤がNOVIHUMです。通常の堆肥と同じように施用できますが、大きな特長は成分が安定しており腐植の含量が保証されていることです。家畜糞などを熟成させる場合と異なり、NOVIHUMは石炭を原料として工場で製造することで、含量の均一化と品質の安定性を実現しました。NOVIHUMの製法や導入メリットを見てみましょう。 NOVIHUM 基本情報 住所:1 […]

大豆の5倍の生産性?!「ポンガミア」とはどんな植物?栽培から加工までおこなう Terviva

ポンガミアは東南アジアやオセアニアに分布するマメ科の樹木。豆には油脂とタンパク質を豊富に含み、食品に利用できます。生産性も高く、面積あたりの油脂・タンパク質の生産量は大豆の5倍。Terviva では、このポンガミアを栽培から加工までおこなっています。 Terviva 基本情報 住所:436 14th Street, Suite 1405, Oakland, CA 94612, US CEO:Nav […]

二酸化炭素を土壌有機物として固定する。菌類を利用して地力を守る、Soil Carbonの技術を紹介

土壌に含まれる有機物は、土の物理性を改善したり保肥力・保水力を高めたりするうえで重要です。しかし広大な圃場で毎年堆肥を施用するのはコストがかかり、アメリカの粗放的な農地では地力低下が問題になることもあります。そこで Soil Carbon が目をつけたのが、菌類を使った土壌への炭素固定。堆肥コストを軽減するだけでなく、二酸化炭素の排出を抑える効果まで期待できるのです。 Soil Carbon 基本 […]

ワイン用のブドウの健康状態と熟度を評価し最適な収穫日を決定できる光学センサーを販売するForceA社について解説

事業概要 ForceA社は、作物の健康状態を評価するための光学センサーを設計、製造、販売する農業テクノロジー企業です。2004年にフランスのオルセーを拠点に設立され、社員数は11〜50人と推定されます。 植物科学に使われる光学機器のリーダーとして、科学者、農家、ワイン農家に光学センサー機器を提供しています。DualexとMultiplexは世界中の研究所で使用されており、ワイン農家専用のBacch […]

スマートフォンで利用できるGPSアプリケーション「FieldBee」でトラクターの経路計画と操作を可能にするeFarmer社について解説

事業概要 eFarmer社は、2014年にオランダで設立された、スマート農業企業です。スマートフォンで利用できるGPSアプリケーション「FieldBee」でトラクターの経路計画と操作を可能にし、農業の生産性と効率化を促進します。社員数は14名ほどと推定されます。 農場でトラクターを利用する際、eFarmer社が提供するGPSガイダンスシステムがあることで、農家は時間と肥料、材料費を節約することがで […]

トウモロコシやソルガムにおいて、茎径を自動で測定するスマート農業システム

今回は、植物の自動生育解析システムの開発に関連して、トウモロコシやソルガムにおいて、茎径を自動で測定するシステムの開発事例を紹介します。茎径は、植物の生育診断指標として良く用いられていますが、ロボットにより、自動で測定できるようになることで、植物の生育状況管理における省力化へとつながる可能性のある技術です。 植物の生育を判断するためには 植物の生育状況を判断する指標として良く用いられるものとして、 […]

スペインで開発されたドローンにより、オリーブ樹の生育を管理するシステム

今回は、果樹類の栽培管理に関連して、オリーブ樹における樹の生育状況を解析するシステムの開発に関する研究を紹介します。果樹類の生育管理は、他の作物に比べ、植物体が大きいことから、全体を把握するだけでも、一苦労するのが現実です。本研究では、ドローンに搭載したカメラから得た情報をもとに、樹の生育状況を解析していますが、このような技術開発が進めば、容易に果樹園全体の生育管理を行うことができるようになる可能 […]