米の需給と価格2026 高騰から在庫の積み上がりへ 相対取引価格・店頭価格・民間在庫をデータで読む

2024年から続いた米の値上がりは、2026年に入って流れが変わりました。スーパーの平均販売価格は2026年9月7日の週に2,971円/5kgとなり、農林水産省によると105週ぶりに3,000円を下回りました。一方で、民間の在庫は2026年6月末に243万玄米トンと前の年(155万トン)から大きく増え、国の見通しでは2027年6月末にかけてさらに積み上がります。

関連データ:生産から小売までの原価を積み上げた「米のコスト指標」(精米5kgあたり2,816円)の内訳は米の「適正価格」はいくらかで解説しています。

本記事は、2026年9月2日の食料・農業・農村政策審議会 食糧部会に農林水産省が提出した「米の需給見通しについて」「主食用米需要実績に関する分析」と、9月18日に公表された相対取引価格・民間在庫・スーパー販売価格の資料を一次ソースに、価格・在庫・需要の3つをグラフで描き直して整理したものです。高騰の要因を扱った「なぜ米の価格は高騰したのか 2024〜2025年データで読み解く要因」の続編にあたります。グラフはすべて CC BY 4.0 で、出典を書けば商用資料にも転載できます。

この記事の結論(コピペ用)
米の相対取引価格(全銘柄平均)は令和7年産の年産平均で35,330円/玄米60kgと、令和5年産(15,315円)の約2.3倍に達したが、月別では2025年10月の37,058円をピークに下がり、2026年8月は31,556円。スーパーの平均販売価格は2025年12月末の週の4,416円/5kgから2026年9月7日の週に2,971円まで下がり、前年同期より30.5%安い。民間在庫は2026年6月末に243万玄米トン(前年155万トン)に増え、農林水産省は政府の備蓄米買戻し(21万トン)を踏まえても2027年6月末に246万〜283万トンと、さらに多くなると見込んでいる。

キー数値

指標 数値 時点・備考
相対取引価格(令和7年産の年産平均) 35,330円/玄米60kg 出回り〜2026年8月の速報値。前年産比+10,151円(+40%)
相対取引価格(2026年8月) 31,556円/玄米60kg 前月比▲930円(▲3%)、前年同月比+4,377円(+16%)
月別の相対取引価格のピーク 37,058円 2025年10月(令和7年産)
スーパーの平均販売価格 2,971円/5kg 2026年9月7日〜13日の週。前年同期比▲1,304円(▲30.5%)
スーパー価格の週次ピーク 4,416円/5kg 2025年12月29日〜2026年1月4日の週
民間在庫量(6月末) 243万玄米トン 2026年6月末。前年は155万トン
民間在庫量(7月末・毎月調査ベース) 162万玄米トン 前年同月比+70万トン。同月としては最も高い水準
主食用米等の需要実績 683万玄米トン 令和7/8年(2025年7月〜26年6月)。前年は713万トン
令和8年産の生産見通し 735万〜754万玄米トン 中央値745万トン。作付意向と8月15日現在の作柄見込みから試算
令和8/9年の需要見通し 693万〜711万玄米トン 2026年7月〜27年6月
2027年6月末の民間在庫見通し 246万〜283万玄米トン 中央値264万トン。政府の備蓄米買戻し21万トンを差し引いた値

1. 相対取引価格は2年で2.3倍、令和7年産は35,330円

相対取引価格は、JAグループなどの出荷団体と卸売業者の間で結ばれる取引の価格で、農林水産省が毎月公表しています(運賃・包装代・消費税相当額を含む1等米の価格)。産地から卸へ渡る段階の価格なので、米の値動きを見るうえで最も基本になる指標です。

主食用米の相対取引価格(年産平均)の推移。令和7年産は35,330円/玄米60kgと令和5年産の約2.3倍(農林水産省資料を加工して作成)
主食用米の相対取引価格(年産平均)の推移。令和7年産は35,330円/玄米60kgと令和5年産の約2.3倍(農林水産省資料を加工して作成)
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平成18年産から令和5年産までの約20年間、年産平均の相対取引価格は最低11,967円(平成26年産)から最高16,501円(平成24年産)の範囲で動いていました。それが令和6年産で25,179円、令和7年産で35,330円(2026年8月までの速報値)となり、令和5年産の15,315円から2年で約2.3倍になりました。過去の変動幅を大きく超える、統計上例のない水準です。

ただし、令和7年産の年産平均は「年産の出回りから翌年10月まで」の取引を平均したものです。次の章で見るとおり、令和7年産の価格は取引の中盤以降に下がっており、年産平均だけを見ると足元の値動きを見誤ります。

2. 月別では2025年10月がピーク、2026年8月は31,556円まで下落

年産別・月別の相対取引価格。令和7年産は2025年10月の37,058円をピークに下がり、2026年8月は31,556円(農林水産省資料を加工して作成)
年産別・月別の相対取引価格。令和7年産は2025年10月の37,058円をピークに下がり、2026年8月は31,556円(農林水産省資料を加工して作成)
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月別の推移を年産ごとに並べると、令和6年産と令和7年産では形がまったく違います。令和6年産は出回り直後の2024年9月が22,700円と最も安く、在庫がひっ迫するにつれて月を追うごとに上がり、2025年5月には27,649円になりました。令和7年産は逆に、出回り直後の2025年10月の37,058円がピークで、2026年3月に33,345円、6月に31,305円と下がっていきました。

2026年8月は31,556円で、前月より930円(3%)下がった一方、前年同月(令和6年産の27,179円)と比べるとまだ4,377円(16%)高い水準です。なお、農林水産省は8月の取引量(5.7万トン)が令和7年産の取引全体の約3%にすぎず、8月の価格が年産全体に与える影響は小さいと注記しています。月別の価格は、取引の少ない時期ほど一部の銘柄の影響を受けやすい点に注意が必要です。

3. スーパーの店頭価格は105週ぶりに3,000円/5kgを下回った

消費者が実際に目にする価格は、農林水産省が全国約1,000店舗のスーパーのPOSデータ(株式会社KSP-SPが提供)をもとに毎週まとめている平均販売価格で追えます。

スーパーでの米の平均販売価格(週次)。2026年9月7日の週は2,971円/5kgで105週ぶりに3,000円を下回った(農林水産省資料・KSP-SPのPOSデータを加工して作成)
スーパーでの米の平均販売価格(週次)。2026年9月7日の週は2,971円/5kgで105週ぶりに3,000円を下回った(農林水産省資料・KSP-SPのPOSデータを加工して作成)
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店頭価格は2025年5月に4,285円/5kgまで上がった後、随意契約で売り渡された政府備蓄米が店頭に並んだ6月から下がり始め、7月には3,500円台になりました。しかし令和7年産の新米が出回った9月には4,000円台に戻り、2025年12月29日の週に4,416円と最高値をつけています。

2026年1月以降は下落が続き、9月7日の週に2,971円と、農林水産省によれば105週ぶりに3,000円を下回りました。前年同期(4,275円)より1,304円(30.5%)安い水準です。内訳では、全体の85%を占める銘柄米が2,988円、15%を占めるブレンド米等が2,866円で、銘柄米とブレンド米の差も小さくなっています。販売数量は前年同期比で27.6%増えており、値下がりに合わせて売れる量が戻ってきている様子もうかがえます。

なお、相対取引価格(玄米60kg)とスーパー価格(精米5kg)は、単位も流通段階も違うため、数字を直接比べることはできません。

4. 民間在庫は1年で155万トンから243万トンに増えた

民間在庫量(各年6月末)の推移と2027年6月末の見通し。2026年6月末は243万玄米トン(農林水産省資料を加工して作成)
民間在庫量(各年6月末)の推移と2027年6月末の見通し。2026年6月末は243万玄米トン(農林水産省資料を加工して作成)
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価格下落の背景にあるのが在庫の増加です。集荷業者や卸売業者などが持つ民間在庫は、2026年6月末に243万玄米トンとなりました。価格が高騰した時期の2024年6月末(153万トン)、2025年6月末(155万トン)から大きく増え、平成16年以降で最も多かった平成27年6月末(226万トン)も上回っています。

この243万トンは、令和7年6月末の在庫155万トンに、令和7年産の生産量747万トンと政府備蓄米の供給23万トンを足した供給量925万トンから、1年間の需要実績683万トンを差し引いて算出されたものです。生産が増え、需要が減ったことが、そのまま在庫の増加につながった形です。

月末在庫でも「最も高い水準」

毎月調査している出荷・販売段階の在庫(民間流通在庫の約8割をカバー)で見ても、2026年7月末は162万玄米トンと前年同月より70万トン多く、農林水産省は「最も高い在庫水準」としています。卸売業者などの販売段階の在庫は45万トンで、例年の同じ時期(20万〜30万トン程度)を大きく上回っています。

データ表:出荷+販売段階の月末民間在庫量(うるち米・万玄米トン)
月末 令和5/6年 令和6/7年 令和7/8年
7月 123 82 92
8月 104 65 84
9月 199 149 198
10月 289 244 307
11月 303 259 331
12月 298 253 340
1月 274 229 323
2月 244 205 300
3月 214 180 277
4月 180 168 250
5月 145 148 222
6月 115 121 194

資料:農林水産省「民間在庫の推移(速報)」を加工して作成。令和7/8年は2025年7月〜2026年6月。令和7年3月以降は売り渡した政府備蓄米を含む。

5. 需要は683万トンに減少、ただし長期トレンドよりは上

主食用米等の需要実績(7月〜翌6月)は、令和7/8年に683万玄米トンとなり、前年の713万トンから30万トン減りました。価格高騰で米離れが進んだのか、それとも一時的な反動なのか。農林水産省は食糧部会でこの点を分析した資料を示しています。

主食用米の需要実績と長期減少トレンドの比較。令和7/8年は683万玄米トンでトレンドを22万トン上回る(農林水産省資料を加工して作成)
主食用米の需要実績と長期減少トレンドの比較。令和7/8年は683万玄米トンでトレンドを22万トン上回る(農林水産省資料を加工して作成)
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同資料は、2006〜2022年産の実績から年間10.0万トンずつ減る長期トレンドを引き、各年の実績と比べています。すると2023年産以降は705万・713万・683万トンと、いずれもトレンドの推定値(681万・671万・661万トン)を上回っていました。特に2024年産は42万トン上振れしており、683万トンへの減少は「2024年産が特異的に高かった」ことの反動として説明できる、というのが農林水産省の見立てです。

ほかにも、次のような点が示されています。

  • 外国産米への置き換え:食料需給表では、国産と外国産を合わせた1人当たりの米消費量(純食料)は2023年度の50.3kgから2025年度は52.0kgに増えており、国産の減少分の一部は外国産米に置き換わった可能性がある
  • 価格による買い控え:年5万トン以上を扱う販売業者の小売向け販売量は86.4万トンから79.9万トン(精米)に減り、価格弾力性から計算した理論値(80.1万トン)とほぼ一致。米価の上昇が家庭向け販売の減少の一因になった可能性がある
  • 外食向けはほぼ横ばい:外食向けの販売量は27.8万トンから27.3万トンで、減少は1.8%にとどまる

そのうえで農林水産省は、需要が「一定の水準で下げ止まっているのか、それとも長期減少トレンドに回帰しつつあるのかは、現時点では判断できない」(参考資料2)と結論づけ、今後のデータの蓄積が必要だとしています。

6. 国の見通しでは2027年6月末の在庫は246万〜283万トン

2026年9月2日の食糧部会で、農林水産省は「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」の変更案として、令和8/9年(2026年7月〜2027年6月)の需給見通しを示しました。

項目 数量(万玄米トン) 備考
2026年6月末の民間在庫 243 令和7/8年の実績から算出
令和8年産の生産量 735〜745〜754 6月末の作付意向(136.0万ha)と8月15日現在の作柄見込みから試算
供給量の計 978〜988〜997
令和8/9年の需要量 693〜711 1人当たり消費量49.9〜50.7kg(精米)に人口とインバウンド需要を加えて算出
政府備蓄米の買戻し 21 令和7年産米
2027年6月末の民間在庫 246〜264〜283 買戻しを行わない場合は267〜285〜304

令和8年産は、8月15日現在の10a当たり収量の見込みでは、46都道府県のうち24道府県が「やや上回る」、19都県が「平均並み」、3県が「やや下回る」で、豊作寄りの見込みです。生産量が需要見通しを上回るため、在庫は2026年6月末の243万トンから、中央値でさらに約20万トン増える計算になります。

この見通しは国内で生産された米だけを対象にしており、SBS方式や枠外の民間輸入(令和7年度で約11万実トン)は含まれていません。また、10月中旬に公表される作物統計(9月25日現在の予想収穫量)が出た段階で生産量は置き換えられる予定で、農林水産省は必要に応じて見通しを柔軟に見直すとしています。

7. 政府備蓄米は「買戻し」で水準の回復へ

2025年の高騰時、政府は備蓄米を合計59万玄米トン売り渡しました(買戻し条件付きの入札で31万トン、随意契約で28万トン)。その結果、2026年6月末の政府備蓄米の在庫は32万トンまで減っています。

今回の変更案では、食料安全保障の観点から備蓄水準の回復を進めるとし、まず令和7年産米21万玄米トンの買戻しを進める方針が示されました。21万トンは、前年度に買入れを中止した数量に相当します。対象は、入札で買戻し条件付きの備蓄米を買い受けた事業者で、見積合せによる随意契約で行います(9月初旬に公示予定とされていました)。

このほか、令和8年産米21万トンの政府買入れは入札ですでに全量が契約済みで、秋以降に入庫する予定です。備蓄期間が過ぎた古い備蓄米(令和2年産など)は、飼料用などの主食用以外に順次販売するとしています。残りの売渡し分の回復については、供給不足を招かないよう、令和9/10年以降も含めて需給状況を見ながら計画的に進めるとされています。

8. 生産者・流通にとっての読み方

ここまでのデータを並べると、2026年秋の米は「高騰の局面」から「在庫が積み上がる局面」に移りつつあることが分かります。ただし、次の点には注意が必要です。

  • 価格はまだ高い:相対取引価格は2026年8月で31,556円と、平成18〜令和5年産の水準(おおむね1万2千〜1万6千円台)の2倍以上です。下がり始めたとはいえ、平年並みに戻ったわけではありません。
  • 見通しには幅がある:令和8年産の生産量は作況の確定で、需要は下げ止まるかどうかで変わります。在庫見通しの幅(246万〜283万トン)は37万トンあり、どちらに振れるかで需給の緩み方は大きく違います。
  • 需要の実態は分析途中:農林水産省自身が、需要の減少が一時的か構造的かは「判断できない」としています。

本記事は農林水産省の公表データと見通しを整理したもので、今後の価格を予測するものではありません。作付けや販売の判断にあたっては、毎月公表される相対取引価格と民間在庫、10月に公表される作物統計の数字を確認してください。地域ごとの米の生産量は米どころランキング2024、米の自給率の位置づけは品目別の食料自給率ランキングでまとめています。

グラフの元データ

データ表:相対取引価格の年産平均(図1)
年産 相対取引価格(円/玄米60kg)
H18 15,203
H19 14,164
H20 15,146
H21 14,470
H22 12,711
H23 15,215
H24 16,501
H25 14,341
H26 11,967
H27 13,175
H28 14,307
H29 15,595
H30 15,688
R元 15,716
R2 14,529
R3 12,804
R4 13,844
R5 15,315
R6 25,179
R7 35,330

資料:農林水産省「長期的な主食用米の価格の動向」。単位は円/玄米60kg(包装代・運賃・消費税相当額等を含む)。令和7年産は出回りから2026年8月までの速報値。

データ表:年産別・月別の相対取引価格(図2)
月 令和5年産 令和6年産 令和7年産
9月 15,291 22,700 36,895
10月 15,181 23,820 37,058
11月 15,240 23,961 36,493
12月 15,390 24,665 36,075
1月 15,358 25,927 35,465
2月 15,303 26,485 35,056
3月 15,428 25,876 33,345
4月 15,526 27,102 33,447
5月 15,597 27,649 33,164
6月 15,865 27,613 31,305
7月 15,626 26,918 32,486
8月 16,133 27,179 31,556

資料:農林水産省「相対取引価格の推移(令和3年産~令和7年産)」。単位は円/玄米60kg。9〜12月は当年、1〜8月は翌年。

データ表:スーパーでの平均販売価格・週次(図3)
週の初日 平均価格(円/5kg税込)
2025-02-03 3,829
2025-02-10 3,892
2025-02-17 3,939
2025-02-24 3,952
2025-03-03 4,077
2025-03-10 4,172
2025-03-17 4,197
2025-03-24 4,206
2025-03-31 4,214
2025-04-07 4,217
2025-04-14 4,220
2025-04-21 4,233
2025-04-28 4,214
2025-05-05 4,268
2025-05-12 4,285
2025-05-19 4,260
2025-05-26 4,223
2025-06-02 4,176
2025-06-09 3,920
2025-06-16 3,801
2025-06-23 3,672
2025-06-30 3,602
2025-07-07 3,589
2025-07-14 3,585
2025-07-21 3,625
2025-07-28 3,542
2025-08-04 3,737
2025-08-11 3,804
2025-08-18 3,776
2025-08-25 3,891
2025-09-01 4,155
2025-09-08 4,275
2025-09-15 4,246
2025-09-22 4,211
2025-09-29 4,205
2025-10-06 4,142
2025-10-13 4,251
2025-10-20 4,208
2025-10-27 4,235
2025-11-03 4,316
2025-11-10 4,260
2025-11-17 4,312
2025-11-24 4,335
2025-12-01 4,321
2025-12-08 4,331
2025-12-15 4,337
2025-12-22 4,323
2025-12-29 4,416
2026-01-05 4,267
2026-01-12 4,283
2026-01-19 4,188
2026-01-26 4,194
2026-02-02 4,204
2026-02-09 4,122
2026-02-16 4,118
2026-02-23 4,073
2026-03-02 4,013
2026-03-09 3,980
2026-03-16 3,978
2026-03-23 3,935
2026-03-30 3,933
2026-04-06 3,873
2026-04-13 3,883
2026-04-20 3,842
2026-04-27 3,796
2026-05-04 3,742
2026-05-11 3,768
2026-05-18 3,692
2026-05-25 3,673
2026-06-01 3,644
2026-06-08 3,588
2026-06-15 3,590
2026-06-22 3,554
2026-06-29 3,458
2026-07-06 3,403
2026-07-13 3,373
2026-07-20 3,311
2026-07-27 3,198
2026-08-03 3,220
2026-08-10 3,191
2026-08-17 3,156
2026-08-24 3,112
2026-08-31 3,003
2026-09-07 2,971

資料:農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移(POSデータに基づき作成、全国・週次)」(令和8年9月18日公表)。元データは株式会社KSP-SPが提供するPOSデータ(全国約1,000店舗)。全POSデータ平均、円/5kg税込。

データ表:民間在庫量・各年6月末(図4)
時点 民間在庫量(万玄米トン)
H16年6月末 213
H17年6月末 175
H18年6月末 182
H19年6月末 184
H20年6月末 161
H21年6月末 212
H22年6月末 216
H23年6月末 181
H24年6月末 180
H25年6月末 224
H26年6月末 220
H27年6月末 226
H28年6月末 204
H29年6月末 199
H30年6月末 190
R元年6月末 189
R2年6月末 200
R3年6月末 218
R4年6月末 218
R5年6月末 197
R6年6月末 153
R7年6月末 155
R8年6月末 243
R9年6月末(見通し・買戻し21万t後) 246〜283(中央値264)
(参考)買戻し前の見通し 267〜304(中央値285)

資料:食料・農業・農村政策審議会食糧部会(令和8年9月2日)参考資料1「米の需給見通しについて」p.13。

データ表:需要実績と長期トレンド(図5)
年産 需要実績 長期トレンド推定 乖離
2006 838 852 -14
2007 855 842 +13
2008 824 832 -8
2009 814 822 -8
2010 820 812 +8
2011 813 802 +11
2012 781 792 -11
2013 787 782 +5
2014 783 772 +11
2015 766 762 +4
2016 754 751 +3
2017 740 741 -1
2018 735 731 +4
2019 714 721 -7
2020 704 711 -7
2021 702 701 +1
2022 691 691 0
2023 705 681 +24
2024 713 671 +42
2025 683 661 +22

資料:同 参考資料2「主食用米需要実績に関する分析」p.8。単位は万玄米トン。図5の1996〜2005年産は参考資料1 p.12「主食用米の需要量の推移」の値(2006年産は同グラフでは837、参考資料2の表では838と1万トンの差があります)。

よくある質問

米の値段はこれから下がり続けますか?

本記事は価格の予測はしていません。農林水産省の見通しでは、2027年6月末の民間在庫は2026年6月末より多くなる見込みで、需給は緩む方向です。一方で、令和8年産の収穫量や需要の動き、政府備蓄米の買戻しなどで見通しは変わります。相対取引価格は毎月、スーパー価格は毎週公表されるので、最新の数字で確認してください。

「民間在庫243万トン」と「7月末162万トン」はなぜ数字が違うのですか?

243万トンは、生産段階なども含めた6月末の民間在庫全体を需給実績から計算した値です。162万トンは、年間500トン以上を扱う出荷業者と4,000トン以上を扱う卸売業者を対象にした毎月の調査の値で、民間流通在庫全体の約8割(6月末で194万トン)をカバーしています。対象範囲が違うため、両者を直接比べることはできません。

需要実績は「705→711→683万トン」ではないのですか?

農林水産省の参考資料2の冒頭では「705→711→683万トン」と書かれていますが、同じ資料の比較表や参考資料1の需要量の推移では、2024年産(令和6/7年)は713万トン(712.7万トン)となっています。本記事は表の値(713万トン)を使っています。


ライセンスと引用方法

要素 ライセンス 条件
本記事の分析・考察・執筆 CC BY 4.0 出典表記で商用利用可
自作グラフ(PNG) CC BY 4.0 出典表記で商用利用可
元データ(農林水産省の公表値:相対取引価格・民間在庫・需給見通し・需要実績分析) PDL1.0 出典表記・加工表記が必要
元データ(スーパー販売価格) PDL1.0(農林水産省作成資料) 出典表記・加工表記が必要。元のPOSデータは株式会社KSP-SP提供

推奨クレジット表記:

出典: smartagri.jp「米の需給と価格2026 高騰から在庫の積み上がりへ」
米の需給と価格2026 高騰から在庫の積み上がりへ 相対取引価格・店頭価格・民間在庫をデータで読む
元データ: 農林水産省 食料・農業・農村政策審議会食糧部会(令和8年9月2日)参考資料1・2、 「米の相対取引価格・数量、民間在庫の推移等」(令和8年9月18日) https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/260902/0902.html https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html スーパー販売価格: 農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」(POSデータ提供: 株式会社KSP-SP) (2026年9月25日に利用)を加工して作成

※本ページは農林水産省の公表値を加工して作成しています。国(農林水産省)が本ページの編集・加工内容を承認・作成したものではありません。


出典・参考URL

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