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病害虫防除

  • 5月 13, 2026

水耕栽培向けバイオスティミュラント完全ガイド|NFT・DWC・固形培地で効くPH・海藻・微生物・ケイ酸の処方設計

水耕栽培は同じ単位面積から年間に何作も収穫できる高密度生産システムですが、その分だけ「養液1リットルが運ぶリスクと利益のレバレッジ」が桁違いに大きい栽培方式でもあります。Pythiumのような水媒介病原が一度入ると循環養液の中で爆発的に増え、逆に良い微生物や成分は同じ循環ループで作物全体に瞬時に行き渡ります。 このレバレッジを味方につけるのが、水耕向けに設計されたバイオスティミュラント(BS)の役 […]

  • 5月 6, 2026

イチゴ向けバイオスティミュラント完全ガイド|うどんこ病・萎黄病・果実品質を菌根菌・トリコデルマ・海藻・キトサンで両立する

イチゴは「日本の施設園芸の主役作物」でありながら、栽培管理の難易度が極めて高い作物です。うどんこ病・灰色かび病・萎黄病・炭疽病といった病害が常に発生し、連作によって土壌病害が蓄積し、高温期には花芽分化や果実品質が崩れます。化学農薬と化学肥料だけで戦い続ける運用は、IPM(総合的病害虫管理)の観点からもコスト面からも限界を迎えつつあります。 本記事では、海外メーカーの公式情報と査読論文・メタアナリシ […]

  • 5月 4, 2026

トマト向けバイオスティミュラント完全ガイド|タンパク質加水分解物・海藻・バチルス・トリコデルマ・菌根菌の使い分け

トマトは日本でも世界でも生産・消費が大きい品目で、施設栽培の比率が高く、養水分管理・高温・着果不良・尻腐れ・ストレス連鎖が常に課題になります。バイオスティミュラントは「肥料でも農薬でもない第三の資材」として、こうした生理障害や非生物的ストレスへの応答を底上げするために、トマト栽培で世界的にもっとも研究と実装が進んでいる作物のひとつです。 本記事では、トマト栽培で実証データが豊富な5つの主要カテゴリ […]

  • 4月 29, 2026

キトサン・珪酸バイオスティミュラント完全ガイド|誘導抵抗性と細胞壁強化で病害・ストレスに強い作物を育てる

バイオスティミュラント完全ガイドシリーズの第6弾。今回は「キトサン」と「珪酸(シリコン)」という2つの非微生物バイオスティミュラントを取り上げます。どちらもEU 2019/1009規則で正式に非微生物バイオスティミュラントとして認められており、海藻抽出物・腐植酸・アミノ酸と並ぶ主要カテゴリです。共通点は「直接の養分供給ではなく、植物自身の防御機構と物理的強度を高める」こと。エリシター(誘導抵抗性) […]

  • 4月 27, 2026

バチルス(枯草菌)系バイオスティミュラント完全ガイド|根圏定着・抗菌物質・誘導抵抗性で収量を高める仕組み

バチルス(Bacillus spp.)は、世界中の土壌・植物根圏に自然に存在する好気性のグラム陽性細菌で、芽胞を形成して過酷な環境でも生き残る丈夫さから、農業現場で最も広く使われているバイオスティミュラント・微生物農薬の一つです。 納豆菌の仲間として日本人にもなじみ深い存在ですが、農業利用では病原菌に対する強力な抗菌物質を産生し、植物の免疫系を活性化し、さらに窒素・リン酸の利用効率まで高めるという […]

  • 4月 24, 2026

トリコデルマ系バイオスティミュラント完全ガイド|根圏の善玉菌が土壌病害を抑えて収量を高める仕組み

トリコデルマ(Trichoderma)は、世界中の土壌に自然に存在する糸状菌(カビの一種)で、植物の根圏に住み着いて植物の成長を助ける有益微生物として農業での利用が急速に広がっています。 バイオスティミュラントの中でも微生物系の代表格として位置づけられ、欧州や北米では数十年の研究蓄積があります。単に土壌病害を抑えるだけでなく、根系の発達促進・養分吸収の向上・植物の耐ストレス性向上まで、多面的な効果 […]

  • 4月 21, 2026

Agriodor(アグリオドール):植物の香りで害虫を操る嗅覚型生物農薬のフランス発スタートアップが€1500万調達

フランス発のアグリテックスタートアップ「Agriodor(アグリオドール)」が2026年4月、シリーズAで1,500万ユーロ(約24億円)の資金調達を完了しました。同社が開発するのは、農薬でも天敵昆虫でもない第三の防除技術——植物が自然に放つ香り(セミオケミカル)を使って害虫の行動そのものを操る「嗅覚バイオコントロール」です。 会社基本情報 会社名:Agriodor(アグリオドール) 設立:201 […]

  • 4月 12, 2026

PI AgSciences:「植物のワクチン」PREtecペプチド技術で線虫・病害を防ぐインド発グローバル農業企業

PI AgSciencesの会社基本情報 PI AgSciencesは、インドの大手農薬・ライフサイエンス企業であるPI Industries Ltd.のグローバル農業ビジネス部門です。2024年8月、PI Industriesが英国の農業バイオテクノロジー企業Plant Health Care plc(PHC)を約4,160万ドル(約32.8百万ポンド)で買収し、PI AgSciencesとして […]

  • 4月 4, 2026

Terramera:グリーンケミストリー×AIで農薬使用量を削減するカナダ発クリーンアグテック

会社基本情報 会社名 Terramera, Inc. 所在地 カナダ ブリティッシュコロンビア州バンクーバー 設立 2010年 代表者 Nate Kelly(CEO) 事業内容 グリーンケミストリーと機械学習を活用したクリーン農業技術 資金調達額 累計9,800万ドル 公式サイト https://www.terramera.com/ 事業概要 出典:Terramera Terramera(テラメラ […]

  • 4月 4, 2026

Provivi:フェロモンで害虫の交尾を撹乱する次世代農薬|ゲイツ財団・Syngentaが支援

会社基本情報 会社名 Provivi, Inc. 所在地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタモニカ 設立 2013年 事業内容 フェロモンベースの害虫防除技術の開発・販売 資金調達額 累計2億3,000万ドル以上(シリーズCで8,500万ドル、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から1,000万ドルを含む) 公式サイト https://www.provivi.com/ 事業概要 出典:Prov […]