ドローン農薬散布・遮熱遮光剤散布Q&A — 費用・注文先・メリット・導入状況まとめ

農業用ドローンによる農薬散布や遮熱・遮光剤散布に興味はあるけれど、費用や頼み方がよくわからない——そんな疑問を、Q&A形式でまとめました。価格・注文の流れ・メリット・普及率まで、現場でよく聞かれる質問を一通りカバーしています。

ドローン農薬散布ってどれくらいかかるの?

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新米農家

松田さん、うちの田んぼにドローンで農薬を散布してもらいたいんですが、費用ってどれくらいかかるんでしょう?

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松田さん

代行サービスに依頼する場合、相場は1反(10a)あたり1,500〜3,000円程度ですね。1haなら1万5千円前後から3万円くらい。農薬の種類や地域、依頼業者によって幅があります。

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新米農家

それは農薬代込みの価格ですか?

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松田さん

多くの業者は作業費のみで、農薬代は別途実費になります。ただし業者によっては農薬も込みのパッケージを用意しているところもあるので、見積もり時に確認してみてください。

どこに頼めばいい?注文の流れは?

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新米農家

どこに頼めばいいんでしょう?農協でもやってもらえますか?

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松田さん

農協でドローン散布を扱っているところもありますが、地域によって差があります。最近は民間のドローン代行業者も増えていて、電話やWebで問い合わせ→現地確認→日程調整という流れが一般的です。

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新米農家

予約はどれくらい前にすればいいですか?繁忙期は取れなさそうで…

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松田さん

出穂期前後や梅雨明け直後などの繁忙期は1〜2ヶ月前から埋まることもあります。早めに業者に相談して、圃場の位置情報(住所・地番)と面積を伝えておくとスムーズですよ。

農薬散布のメリットと向いている作物は?

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新米農家

手で散布するのと比べて、ドローンだと何がいいんでしょうか?

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松田さん

大きく3つあります。まず作業時間が大幅に短縮できること。1haを人力で散布すると数時間かかる作業が、ドローンなら15〜20分程度です。次に農薬の散布ムラが減ること、そして農家自身の農薬曝露リスクが下がることです。

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新米農家

どんな作物に向いていますか?水稲だけじゃなくて使えますか?

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松田さん

水稲が一番普及していますが、麦・大豆・キャベツ・ブロッコリー・果樹園など様々な作物にも使われています。ただし果樹のように樹冠が複雑な場合は、専用のドローン設定や技術が必要になります。

遮熱・遮光剤の散布もドローンでできるの?

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新米農家

遮熱・遮光剤ってドローンで散布できるんですか?初めて聞きました。

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松田さん

できますよ!高温障害を防ぐために葉面に白いコーティング剤を散布するものです。ReduSystemsというオランダのメーカーの製品が日本でも使われています。国内では対応業者が少ないですが、ドローンワークゼロナイン(岡山)などが資材込みで1反2万2千円程度から請け負っています。

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新米農家

農薬散布と違って特別な農薬登録が必要じゃない、ということですか?

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松田さん

遮光剤は農薬ではなく農業用資材として扱われることが多いので、農薬登録は不要なケースが多いです。ただし業者に依頼する際に使用する製品の性格を確認しておくと安心です。

どれくらいの農家が使っているの?自分で買うべき?

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新米農家

うちの地域でも使っている農家、増えていますか?自分でドローンを買った方がいいのかな…

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松田さん

増えています。農林水産省の調査では農業用ドローンの普及台数は年々増加しており、OPTiM社だけで2024年度に133の市区町村・26,000haの散布を担当しています。日本の農業用ドローン市場は2024年の約230億円から2035年には約1,900億円規模に成長する予測もあります。

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新米農家

自分でドローンを購入するとしたら、どれくらいの規模の農家向けですか?

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松田さん

一般的には5ha以上の圃場を持つ農家が自己所有のメリットが出てきます。購入費用は機体だけで100万〜300万円、さらに農薬散布に必要なドローン操縦資格の取得費用も必要です。まずは代行サービスで試してみて、手応えを感じてから購入を検討するのが現実的ですよ。

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新米農家

なるほど!まずは代行を使ってみます。ありがとうございました!

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松田さん

ぜひ。農協や市町村の農業担当窓口でも近隣の対応業者を紹介してもらえることがあります。補助金が使える場合もあるので、あわせて確認してみてください!

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