【2024年版】有機農業参入の成功事例5選!最新傾向や戦略も紹介

「有機農業に参入したいけど、他社はどのように行っている?」

「有機農業の成功パターンを知りたい」

有機農業に興味があり、他社の戦略や事業内容について興味がある方もいるでしょう。

そこで本記事では、有機農業への参入に興味のある方に向けて、企業の成功事例を紹介します。

有機農業の最新の傾向まで説明するため、参入に興味のある方は本記事を参考にしてみましょう。

さらに、有機農業に興味のある方は、農業の自動化につながるサービスを開発しているトクイテンにお問い合わせください。

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【2024年版】有機農業の最新傾向

有機農業の最新傾向として、日本では「みどりの食料システム戦略」が挙げられます。2050年までに耕地面積のうち25%(100万ヘクタール)を有機農業に拡大する目標を掲げたものです。

また、農林水産省の「みどりの食料システム戦略とオーガニック市場の拡大について」によると、過去8年間で日本の有機食品売上は約4割増加しており、取組面積も過去10年で約5割増えています。

実際に、有機JAS認証を受けた農地の面積は北海道の牧草地や畑作地、九州の茶畑などを中心に拡大しています。

世界市場に目を向けると、有機食品市場は過去10年で2倍になり、2018年には約12兆円に達しました。これに伴い、世界中の有機農業の取組面積も2倍に増加しており、国内外を問わず有機農業への需要は高まっている状況です。

これらのデータから、今後も有機農業市場はさらなる成長が予想されるでしょう。

有機農業の成功事例5選!

本項では、有機農業の成功事例を紹介します。

  • オリックス株式会社
  • ワタミ株式会社
  • トヨタ自動車株式会社
  • 中部電力株式会社
  • 旭化成株式会社

1.オリックス株式会社

オリックス株式会社が経営している別府温泉杉乃井ホテルは、調理過程での食用にはできない部分や食べ残しなどの食品残渣を堆肥化(微生物を利用して有機物を発酵させ、有機肥料を作ること)し、有機野菜を育てています。

方法として、ホテルから排出された食品残渣を地元企業に回収・堆肥化してもらい、地元農家が堆肥を使用して農作物を生産します。そして、生産された有機野菜を杉乃井ホテルが購入して、食品の無駄のないリサイクルを可能にしているのです。

それにより、食品残渣のリサイクルと地元野菜の地産地消を実現する取り組みに成功しています。

2.ワタミ株式会社

外食事業や宅食事業を手がけるワタミ株式会社は、安全で安心な農産物の提供を目指しています。

ワタミファームを軸に全国の生産者と協力し、有機農業を積極的に推進しており、地域の資源を活用して食品の生産から加工、副資材のリサイクルまで行ってきました。

特に、土づくりにこだわり、作物や飼料の生産、家畜の育成を通じて人と地域の発展に貢献しています。

そのほかにも、以下の2つの基準を用いて、ワタミオーガニックで体に優しい食品の生産にも力を入れています。

  • 国産オーガニック原料を使用した有機JAS認証の加工品
  • 国産オーガニック原料を一部に使用し、添加物を極力削減した体に優しい商品

このように、有機農業により、体に優しい商品を提供しているのです。

3.トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車株式会社は、先端技術を駆使した土壌センシング技術で土壌成分を可視化し、適正な施肥計画の支援を行っています。これにより、作物の生育不良を未然に防ぎ、収量の安定化を図るとともに、過剰な施肥を抑えることで環境負荷の低減に貢献しています。

また「豊作計画(水田を集約的に管理し、効率的な農作業を可能にするクラウドサービス)」を利用した農畜作物の生産管理や、PDCAサイクルを用いた現場改善サービスにより、農業プロセスの効率化に努めてきました。

有機農業に力をいれつつも、ITサービスを活用して効率的な生産を可能にしています。

4.中部電力株式会社

中部電力株式会社は、株式会社日本エスコンと株式会社スプレッドと共同で「合同会社TSUNAGU Community Farm」を設立しました。栽培環境の厳密な管理と制御を駆使して、植物工場での効率的で安定した農作物の生産に取り組んでいます。

植物工場では「安心・安全」をキーワードにレタスを生産しています。食品や農業分野の問題解決やクリーンエネルギーの使用、栽培過程でのCO2の有効活用など、脱炭素化に向けた取り組みを進めており、SDGsの達成に寄与しているのです。

5.旭化成株式会社

旭化成株式会社は、プロバイオポニックス栽培という養液栽培方法に注力しています。この方法では、農産物の生産に必要な窒素源を、化石燃料を除くバイオマスから得ています。

旭化成は、プロバイオポニックス栽培の社会への実装を目指し、生産者が取り組みやすいシステムの開発に成功しました。

これにより、生産される農産物は、認証機関からの認証を受けると、特色JASマークを付けて市場で流通できます。

プロバイオポニックス栽培の普及を通じて、バイオマス由来の養液の使用を促進し、環境負荷の低減にも寄与していく方針です。

有機農業に参入している企業の戦略

本項では「有機農業に参入している企業がどのような戦略をとっているのか」を解説します。

  • 自社が保有するノウハウやネットワークを活かす
  • ITツール・ロボットを利用する

企業がとっている戦略を理解して、有機農業の参入成功につなげましょう。

自社が保有するノウハウやネットワークを活かす

自社がもつノウハウやネットワークの活用は、有機農業分野への参入において有効です。自社の強みを活かすと、有機農業参入に役立つ場合があるからです。

例えば、オリックスは農業事業において、広範な業界視野を利用して事業参入の意義やビジネスチャンスを慎重に探りました。

具体的には、廃校となった施設を植物工場へと変貌させるなど、不動産の有効活用を行っています。また、事業投資や不動産開発の経験を生かし、農業に関わるジョイントベンチャーを組む際にもその知見を活かしています。

ITツール・ロボットを利用する

労働力不足や管理コストの削減に対応するために、ITツールやロボットの利用も重要な戦略です。

例を挙げると、トヨタはクラウドサービスである「農作計画」ツールを提供し、農業の効率化に努めています。

また、農林水産省も2030年までに除草ロボットを使った省力化を目指しています。さらに、2040年には、AIを用いた病害虫の発生予測や、物土壌微生物機能の活用技術の開発などを行う予定です。

このように、企業や国がITツール・ロボットの推進を行い目標としています。そのため、今後有機農業に参入する方も、ロボットなどを活用し、効率的に農業を行うことが必要になるでしょう。

有機農業の事例を理解して、参入成功につなげよう

有機農業への参入事例として、オリックス株式会社のように「完全人工光型栽培施設」や、土づくりにこだわった「ワタミ株式会社」が挙げられます。

有機農業に参入している企業の戦略は「すでに保有しているノウハウやネットワークを利用する」「ITツール・ロボットを利用する」ことです。

特に、有機農業を失敗しないためには、ロボットを活用して農業の効率化が重要です。これから有機農業に参入する方は、トクイテンの「トクイテンパッケージ」を検討してみてください。

トクイテンパッケージは、以下の3つの要素を組み合わせて、収穫量の向上とコスト削減を目指しています。

  • 環境モニタリングや設備の遠隔操作を行う「スマート農業」
  • AIやリモートコントロールを駆使した「農業ロボット」
  • 植物生理学とデータを活用した「再現性のある有機農業」

有機農業に参入する際に、コストを下げつつ収穫量を増やしたい方は、お問い合わせください。

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参考サイト

・みどりの食料システム戦略とオーガニック市場の拡大について|農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/attach/pdf/0630_benkyoukaiseries_01-2.pdf

・ニュースリリース|オリックス株式会社

https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/180424_ORIXJ.html

・ワタミオーガニック|ワタミ株式会社

https://www.watami.co.jp/group/watami-organic/

・スマートな土づくりで作物をグリーンに、環境をクリーンに|トヨタ株式会社

https://www.toyota.co.jp/jpn/happyagri/sensing/

・プレスリリース|中部電力株式会社

https://www.chuden.co.jp/publicity/press/1206514_3273.html

・日本農林規格(JAS)「プロバイオポニックス技術による養液栽培の農産物」の新設|旭化成株式会社

https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2021/ze220301.html