収益率を重視し低価格で本格的な水耕栽培を始められる「TAPKIT」

TAPKITはイスラエルの企業 Teshuva Agricultural Project が提供する水耕栽培設備です。必要な設備やアプリケーションがひとまとまりのパッケージとして提供されることに加え、初期導入費用の低さと投資回収期間の短さが魅力です。本記事ではTAPKITの概要と長所を紹介します。

Teshuva Agricultural Project 基本情報

住所:60 Nof Harim St. Oleash, Israel
代表者:Avner Shohet
設立年:2004年
従業員数:11〜50人

必要な設備が揃ったパッケージ

小さな面積でもスタートできるのも特徴(https://www.taprojects.com/post/2018/05/15/tapkit-introduced-on-italian-tv

Teshuva Agricultural Project は水耕栽培設備を販売するだけでなく、設備導入から実際の栽培のコンサルティングまで手厚くおこなっています。水耕栽培に適した栽培技術の開発にも取り組んでいるため、具体的な栽培についてもアドバイスを得られます。

同社が提供するTAPKITは、水耕栽培の導入に必要な以下の設備がパッケージになっています。

  • 温室(500㎡)
  • 水耕栽培設備
  • 灌漑・施肥設備
  • 作物の梱包設備と梱包資材(約3か月分)
  • 空調装置
  • i-Droponics(栽培サポートアプリ)

これらの設備の設営までがサービス内容に含まれており、1か月程度で初期導入が完了します。

栽培できる作物

https://www.taprojects.com/post/2018/12/12/tapkit-our-customers-never-cease-to-surprise-us

葉物野菜やハーブを年間通して栽培できます。栽培サポートアプリ「i-Droponics」がセットに含まれているので、水耕栽培を初めて導入する場合でも、適切な栽培管理ができるでしょう。

さらに専用の空調設備を使えば、地中海性気候、熱帯、砂漠、寒冷地のいずれかの環境を再現できます。寒冷地で熱帯ハーブを栽培して差別化する、などの活用方法が考えられます。

価格と投資回収期間

設備導入費用は、設備内でどのような環境を再現するかによって変わりますが、$60,000〜$85,000です。施設面積は500㎡なので、1㎡あたり初期設備投資額は2万円を切ります。ROIも高く、Teshuva Agricultural Projectによれば2〜3年で投資を回収できます。

なお、他社の水耕栽培設備は1㎡あたり初期設備投資3万円、投資回収期間約10年というものが多いようです。TAPKITは多くの他社製品よりも低価格で始められ、短期間で投資を回収できると考えられます。

なお、当サイトのTAPKIT CEOへの取材によると、現在(2020/09/13)は日本への出荷は行ってないとのことでした。

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