農業のノウハウとクラウドコンピューティングを融合させた土壌化学プラットフォームを提供するSkudu社について解説

事業概要

Skudu社は、農業のノウハウとクラウドコンピューティングを融合させた土壌化学プラットフォームを提供するスタートアップ企業です。2018年に南アフリカを拠点に設立され、社員数は10名程度と推定されます。

Skudu社は、20年の経験を持つ農学者であるアンドリース・ソトフバーグ氏が、レポート作成にかかる時間の長さや、独立した農学者へのアクセスの減少など、業界内の非効率性に不満を感じたことから生まれました

農学を学ぶ人が減っている一方で、世界的な食糧需要の増加により生産性を高めるためのアドバイスができる農学者のニーズはますます高まっています。Skudu社のプラットフォームを活用することで、農学者は一度に多くの農家にサービスを提供することができます。

同社は、アグリビジネスがテクノロジーによってアグロノミー(土壌科学)を習得することで、投入コストを下げつつ、収穫量を増やすことを支援しています。

同社の技術は、土壌サンプルの結果を解釈して農場を追跡すると同時に、管理ツールを提供することで農家の投入コストを大幅に削減します。またグローバルに施肥を最適化して環境を保護します。

Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=Re3JIsN9mWU

ビジネスモデル

Skudu社は土壌化学プラットフォームをサブスクリプションモデルで提供しています。

農家に対しては無料で提供されており、マルチユーザーアクセスやオフライン機能を使って、どの量の肥料をどこに散布するか、レポート作成、ブロック管理、メモの取り方まで、農場をデジタルで管理することができます。

農学者にとっては、報告書をより速く作成するためのツールとして機能します。独自の基準を追加したり、あらかじめ生成された報告書を満カスタマイズしたり、テンプレートを使って新たな提案を行ったりすることができます。

テクノロジー

Skudu社独自のアルゴリズムは、目標とする収穫量を達成するためにどのように土壌を改良すればよいか、包括的なガイドラインを提供することができる世界初のソフトウェアです。同社クラウドプラットフォームは、農家、農学者、そしてアグリビジネスに提供されています。

独自の基準を追加したり、事前に作成されたレポートを満足のいくようにカスタマイズしたり、事前に作成されたテンプレートを使って独自の推奨事項を作成したりできます。

農学者、エージェント、農場管理者がシステムに登録して、管理パネルで各人がどの農家にサービスを提供しているか、どこで何を栽培しているか、何を散布しているか、効率や収量に関するレポートツール、その他多くの管理ツールを確認することができます。

今後の計画

Skudu社は2021年2月に、アフリカ有数のアグリフード・テック投資家であるAgVenturesから資金を調達しました。この調達資金により、アフリカ全域における農業投入物と農産物の主要なオンライン・マーケットプレイスになるという目標に向けて事業を拡大していく予定です。

Skudu社のプラットフォームには、すでに多くのアグリビジネスと数十人の農学者が登録しています。現状では南アフリカでのみサービスを提供していますが、今後はザンビアや北アフリカ、英国などへ国際的に展開を進めていく予定です。

コメント

世界的な食糧需要の増加により、生産性を高めるためのアドバイスができる農学者のニーズはますます高まっています。Skudu社のプラットフォームは、より効率的に農学者の知識を生かすことのできるプラットフォームとして今後さらに注目が集まると期待されます。

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