圃場管理アプリ・農業アプリ無料おすすめ14選【2026年比較】
作業や農薬の記録をスマートフォンで付けられる「圃場管理アプリ」「農業日誌アプリ」は、無料で使えるものが増え、個人農家や新規就農者でも気軽に導入できるようになりました。一方で、「無料」と書かれていても圃場数や記録件数に上限があったり、稲作向けだったりと、中身はかなり違います。
このページでは、国内外の主要な農業アプリ・圃場管理アプリ14サービスを比較し、無料で使える範囲、アプリの種類、初心者の選び方、稲作・田んぼ向けの選び方までを整理しました。圃場管理そのものの基本や費用相場は圃場管理とは?方法・費用相場・選び方、農機連携や帳票作成まで含めたシステムは営農管理システム・ソフトの比較で解説しています。
結論|迷ったらこの選び方
- 完全無料で、農薬の記録と栽培履歴の提出まで済ませたい:ミノリス日誌(有料プランなし)
- 水稲中心でクボタの農機を使っている:KSAS(100圃場まで無料)
- 何人でも無料で使える農業日誌がほしい:Agrihub(基本機能無料)
- 地図ベースで多くの圃場を管理し、GAPにも使いたい:アグリノート(有料プラン年額11,000円〜)
- Excelでの管理を続けながら地図と紐づけたい:Z-GIS(100圃場ごとに年額2,640円)
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作付けごとの栽培記録、農薬の使用回数・収穫前日数のチェック、栽培履歴のCSV・Excel出力まで、すべて無料。登録は約1分、クレジットカードは不要です。
無料で使える農業アプリおすすめランキング|圃場管理・農業日誌アプリTOP6
初めて圃場管理アプリを導入するなら、無料プランがあるサービスから試すのが定石です。ここでは「無料のまま、どこまで実用的に使えるか」を基準に、継続して無料で使えるプランを持つもの、または低価格で本格的に使えるものを順に並べました。料金や無料の範囲は2026年9月時点の各社公式サイトの掲載内容にもとづいています。
| 順位・サービス名 | 無料プランの内容 | 対応作物 | 主な機能・連携 | 有料プラン移行の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 ミノリス日誌 | 全機能無料(初期費用・月額・追加料金なし) | 全作物 | 農薬の使用回数・収穫前日数チェック、栽培履歴のCSV・Excel出力、圃場マップ、AI連携(Claude・ChatGPT) | 有料プランなし(完全無料) |
| 2位 KSAS | 初年度無料、2年目以降も100圃場まで無料(圃場数以外の機能制限なし) | 水稲中心 | クボタ農機連携、食味・収量分析 | 100圃場を超える場合 → 月額2,200円(税込) |
| 3位 Agrihub | 基本機能(農業日誌・農薬管理)は無料、人数制限なし | 全作物 | AI農薬提案、GAP対応 | データ分析機能を拡張 → プレミアム年額9,800円(税込) |
| 4位 アグリノート | 100圃場まで/各種記録の合計20件まで | 全作物 | GAP対応、Excel/CSV出力 | 記録件数の上限を外したい場合 → Sプラン年額11,000円(税込)〜 |
| 5位 Z-GIS | 31日間の無料試用(継続無料プランはなし) | 全作物 | Excel連携、地図ベース管理、xarvio連携 | 本格利用 → 100圃場ごとに年額2,640円(税込) |
| 6位 Agrion | 1圃場・1アカウントまで(2025年10月から縮小) | 全作物 | freee連携、販売管理 | 2圃場以上で使う場合 → 月額980円(税別)〜 |
無料のまま使い続けられる範囲で比べると、有料プランが存在しないミノリス日誌、100圃場まで全機能が無料のKSAS、人数・記録件数の制限なく基本機能が使えるAgrihubが上位になります。アグリノートは機能が充実していますが、無料プランは記録20件までなので、実質的には有料プランを検討する前の「お試し」と考えたほうがよいでしょう。Agrionは2025年10月から無料プランが1圃場・1アカウントに縮小されています。
主要14サービス比較表
国内外の主要な農業アプリ・圃場管理アプリの概要を一覧にまとめました。
| サービス名 | 提供元 | 主な対象 | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ミノリス日誌 | ミノリス/トクイテン(日本) | 全作物 | 完全無料 | 作付けごとの記録、農薬の使用回数・収穫前日数チェック、CSV・Excel出力、AI連携 |
| アグリノート | ウォーターセル(日本) | 全作物 | 無料〜年額33,000円(税込) | 地図ベースの圃場管理、GAP対応 |
| KSAS | クボタ(日本) | 水稲中心 | 無料(100圃場まで)/月額2,200円(税込) | クボタ農機連携、食味・収量分析 |
| Z-GIS | JA全農(日本) | 全作物 | 100圃場ごとに年額2,640円(税込) | Excel連携、地図ベース管理 |
| Agrihub | Agrihub(日本) | 全作物 | 無料〜年額9,800円(税込) | AIによる農薬提案、農業日誌 |
| Agrion | ライブリッツ(日本) | 全作物 | 無料(1圃場)〜月額2,980円(税別) | 全国農地データ搭載、販売管理機能 |
| xarvio FIELD MANAGER | BASF(ドイツ) | 水稲・畑作ほか | 年額6,600円〜(作物・面積により変動) | 衛星画像解析、可変施肥マップ |
| facefarm | ソリマチ(日本) | 全作物 | 要問い合わせ | GAP推奨、ヤンマー農機連携 |
| Bushel Farm(旧FarmLogs) | Bushel(米国) | 穀物中心 | $19.99〜/月 | 収支分析、衛星画像、米国大規模農場向け |
| Agworld | Agworld(豪州) | 全作物 | $1,495〜$3,995/年 | アドバイザー連携、オフライン対応 |
| Granular Insights | Corteva(米国) | 穀物中心 | 要問い合わせ | 窒素管理、衛星画像、John Deere連携 |
| Climate FieldView | Bayer(ドイツ) | 穀物中心 | $299〜/年 | 2.5億エーカー以上の導入実績、ドライブ連携 |
| Cropwise(旧Cropio) | Syngenta(スイス) | 全作物 | $1〜$5/ha/年 | 衛星NDVI監視、100カ国以上で展開 |
| AGRIVI | AGRIVI(クロアチア) | 全作物 | 要問い合わせ | 150カ国導入、病害虫アラート、GIS地図 |
圃場管理アプリ・農業アプリの種類
ひとくちに農業アプリといっても、得意分野によっていくつかの種類に分かれます。自分がほしいのはどのタイプかを先に決めておくと、比較がぐっと楽になります。
| 種類 | できること | 向いている人 | 主なサービス |
|---|---|---|---|
| 農業日誌・栽培記録型 | 作業・農薬・肥料・収穫をスマホで記録し、栽培履歴として出力 | 個人農家、新規就農者、取引先に栽培履歴を出す人 | ミノリス日誌、Agrihub |
| 地図・圃場管理型 | 地図上に圃場を登録し、作付けや作業の状況を色分けして把握 | 圃場が分散している中〜大規模経営 | アグリノート、Z-GIS |
| 農機連携型 | 農機の稼働データや収量データを自動で取り込み、分析 | 特定メーカーの農機を使う水稲・畑作経営 | KSAS、facefarm(ヤンマー連携) |
| 衛星・センシング型 | 衛星画像で生育のムラを把握し、可変施肥などに活用 | 土地利用型の大規模経営 | xarvio FIELD MANAGER、Climate FieldView、Cropwise |
| 経営統合型 | 記録に加えて収支・販売・労務・GAPなどをまとめて管理 | 農業法人、複数人で経営している経営体 | Agrion、facefarm、KSAS(有料プラン) |
圃場管理アプリと営農管理アプリの違い
「圃場管理アプリ」と「営農管理アプリ」は同じ意味で使われることも多いですが、機能の重心が違います。圃場管理アプリは地図や作業履歴、農薬散布の記録など「圃場単位の記録」が中心です。営農管理アプリはそれに加えて収支・販売・労務・GAP認証など「経営全体の管理」まで扱います。
圃場の記録だけをデジタル化したい段階なら、まず圃場管理アプリ寄りの無料サービスから始めるのが安全です。複数人で経営していて、収支や販路まで一元管理したい場合は、営農管理システムの比較も参考にしてください。
農業日誌アプリとして使う場合のポイント
「農業日誌アプリ」を探している方の多くは、毎日の作業と農薬の記録を手早く付けたい方です。この場合、地図機能や分析機能の多さよりも、1件の記録を何タップで付けられるかと、農薬を登録データから選べるかが使い勝手を左右します。農薬名を手入力するアプリだと、表記ゆれで使用回数を正しく数えられないことがあるためです。
圃場管理アプリの選び方
機能で選ぶ
導入前に、自分の経営で最も必要な機能を明確にしておくことが大切です。主な機能は次のとおりです。
- 作業記録:播種・施肥・防除・収穫などの農作業をデジタルで記録し、一元管理できる機能。GAP認証の取得にも役立ちます
- 地図連携・圃場管理:地図や衛星画像と連携し、圃場の位置・面積・作付状況を視覚的に管理できる機能。圃場が分散している経営には必須です
- 作物管理・生育管理:作物ごとの生育ステージ、施肥量、農薬散布履歴などを圃場単位でたどれる機能
- 収支管理:肥料・農薬・人件費などのコストと、収穫量・売上を圃場単位で記録し、利益率を見える化する機能
無料枠の「上限の単位」で選ぶ
無料プランを比べるときは、「無料かどうか」よりも「何に上限があるか」を見ます。
- 記録件数の上限:アグリノートの無料プランは記録20件までです。毎日記録すると数週間で上限に達します
- 圃場数の上限:KSASは100圃場まで無料、Agrionの無料プランは1圃場までです
- 期間の上限:Z-GISは31日間の試用です
- 上限なし:ミノリス日誌は有料プラン自体がなく、Agrihubは基本機能を人数・件数の制限なく使えます
対応作物・経営規模で選ぶ
水稲に強いサービス、露地野菜・果樹まで幅広く扱うサービス、大規模法人向けのサービスなど、対象はさまざまです。自分の作物や規模に合うものを選ぶことが大切です。
連携機能で選ぶ
- GAP認証対応:JGAP・ASIAGAP・GLOBALG.A.P.などの認証取得に必要な記録をそのまま出力できると、認証準備の手間が大幅に減ります
- センサー・IoT連携:気象センサーや土壌センサー、ドローンなどと連携し、データを自動取得できるサービスもあります
- 農機連携:クボタやヤンマーなど農機メーカーのシステムと連携し、作業データを自動記録できるものもあります
- 会計ソフト連携:freeeなどの会計ソフトとデータ連携できるサービスなら、経理業務も効率化できます
- AI連携:ClaudeやChatGPTなどの生成AIから記録を検索・入力できるサービスも出てきています
記録を持ち出せるかで選ぶ
取引先への栽培履歴の提出や、将来ほかのサービスに乗り換えるときのために、CSVやExcelで記録を出力できるかを確認しておきましょう。出力できないサービスだと、何年分もの記録がそのサービスの中に閉じ込められてしまいます。
初心者向け|圃場管理アプリの始め方
新規就農したばかりの方や、紙の日誌からの切り替えを考えている方は、最初から全部を記録しようとしないのが長続きのコツです。次の順番で進めると、1シーズン目から記録が役に立ちます。
- 圃場を登録する:圃場名と場所だけで十分です。面積や地番はあとから追加できます
- 今作っている作物を登録する:圃場ごとに作物・品種・定植日などを入れます
- 農薬の記録から始める:使用回数の管理と栽培履歴の提出に直結するため、最初に習慣にしたい記録です
- 作業と収穫の記録を足していく:慣れてきたら、作業内容や収穫量も記録します
- 週に1回見返す:記録を見返すことで、抜けている作業や次の予定に気づけます
初心者にとって一番のハードルは「続けること」です。有料プランへの移行を気にせず使えるアプリを選ぶと、記録の習慣づくりに集中できます。
初心者でも迷わず始められる — ミノリス日誌
登録農薬から選ぶだけで、使用回数や収穫前日数をその場で確認できます。記録件数や圃場数の上限もないので、1シーズン目から安心して使えます。
稲作・田んぼの管理アプリの選び方
稲作では、圃場の枚数が多く、1枚ごとの面積が小さいことがよくあります。そのため、田んぼの管理アプリを選ぶときは次の点がポイントになります。
- 圃場数の上限と課金単位:数十〜数百枚の田んぼを登録することもあるため、圃場数で課金されるサービスは費用を事前に試算しておきます。KSASは100圃場まで無料、Z-GISは100圃場ごとに年額2,640円(税込)です
- 農機との連携:クボタの食味・収量センサ付きコンバインを使っているならKSASが有力です
- 衛星画像の活用:生育のムラを見て追肥を調整したい場合は、xarvio FIELD MANAGERのような衛星解析型が候補になります
- 防除記録:水稲でも農薬の使用回数管理は必須です。育苗箱施用剤から本田の防除まで、作付けごとに回数を数えられると安心です
無料で稲作の管理を始めたい場合は、農機連携を重視するならKSAS、防除や作業の記録と栽培履歴の出力を重視するならミノリス日誌、という使い分けがわかりやすいでしょう。
各サービスの詳細
ミノリス日誌(ミノリス/株式会社トクイテン)
ミノリス日誌は、品種比較プラットフォーム「ミノリス」を運営する株式会社トクイテンが2026年にリリースした栽培記録・圃場管理アプリです。初期費用・月額ともに完全無料で、スマートフォンとPCの両方から利用できます。登録は約1分で、クレジットカードの登録も必要ありません。
農薬・肥料・作業・収穫の記録が作付けごとのタイムラインに時系列で並ぶ構造が特徴です。農薬は登録データ(農薬適用情報10万件以上)から選ぶだけで、使用回数や収穫前日数をその場で確認できます。肥料も1.8万件以上の情報から選べます。予定と実績はひとつのカレンダーで管理でき、記録した内容は取引先提出用の栽培履歴としてCSV・Excelで出力できます。
ClaudeやChatGPTといった生成AIとMCPで連携でき、ふだん使っているAIとの会話から記録を確認・入力できる点は他のサービスにない特徴です。圃場マップや写真記録にも対応し、衛星画像も無料で見られます。一方、収支管理やGPSによる作業の自動記録には対応していないため、経営管理まで一元化したい場合は他のサービスとの併用を検討してください。
姉妹アプリとして、作業時間をワンタップで打刻できる無料のミノリスタイマー(作業ボード・共用タイムカード・CSVレポート対応)も提供されています。
アグリノート(ウォーターセル株式会社)

アグリノートは、新潟県に本社を置くウォーターセル株式会社が開発・提供する営農支援ツールです。「4軒に1軒が使っている」とされる国内有数の導入実績を持つサービスで、パソコンとスマートフォンの両方から利用できます。
Googleマップをベースにした圃場管理機能が特徴で、圃場の位置・面積・作付情報を視覚的に把握できます。作業記録、生育記録、収穫記録、出荷記録、土壌診断の記録をデジタルで一元管理でき、スマートフォンのGPS機能を活用すれば、いつ・誰が・どこで作業したかを自動的に判定して下書きを作成する機能もあります。
JGAP・ASIAGAP・GLOBALG.A.P.認証にも対応しており、記録データをそのまま認証申請に活用できます。記録した内容はExcelやCSVで出力可能です。組織向けの上位サービス「アグリノートマネージャー」では、複数の生産者のデータを集約して分析することもできます。
料金プラン
- 無料プラン:100圃場まで登録可能、各種記録の合計20件まで
- Sプラン:年額11,000円(税込)/100圃場まで
- Mプラン:年額22,000円(税込)/400圃場まで
- Lプラン:年額33,000円(税込)/圃場数上限なし
公式サイト:https://www.agri-note.jp/
KSAS(クボタスマートアグリシステム)

KSAS(KUBOTA Smart Agri System)は、株式会社クボタが提供する営農支援クラウドサービスです。2014年にサービスを開始し、10年以上の運用実績があります。
最大の特徴はクボタ製農機との連携です。食味・収量センサ付きコンバインで刈り取った結果をもとに改善が必要な圃場を把握し、次年度の可変施肥で食味・収量の向上につなげるPDCAサイクルを回せます。ドローンによるセンシングデータを生育マップに合成し、可変追肥にも活用できます。
クボタの農機を持っていなくても利用でき、電子地図による圃場管理、作付計画、作業記録、作業指示などの基本機能はスマートフォンから操作できます。
料金プラン
- 初年度:無料
- 無料プラン:2年目以降も登録圃場100枚まで無料(圃場数以外の機能制限なし)
- 有料プラン:月額2,200円(税込)/登録圃場枚数の制限なし
公式サイト:https://agriculture.kubota.co.jp/ksas/
Z-GIS(JA全農 営農管理システム)
Z-GISは、JA全農(全国農業協同組合連合会)が提供するクラウド型営農管理システムです。地図上の圃場図形とExcelデータを紐づけて管理する仕組みで、使い慣れたExcelをそのまま活用できる点が最大の特徴です。
圃場の位置情報(経度・緯度データ)と栽培情報をリンクさせ、色分け機能やラベル機能で情報を視覚化できます。1kmメッシュ気象情報を活用した作業予測機能も搭載しています。xarvio(ザルビオ)との連携にも対応しており、衛星画像によるリモートセンシングデータを取り込むことも可能です。
料金プラン
- 無料試用版:31日間
- 100圃場ごとに月額220円(年額2,640円・税込)/クラウドストレージ1GB
- 2,000圃場以上:月額4,400円(年額52,800円・税込)/クラウドストレージ20GB
公式サイト:https://z-gis.net/
Agrihub(アグリハブ)
Agrihubは、現役農家が開発した農業管理アプリで、4.5万人以上のユーザーを持つ国内ユーザー数No.1の農業日誌・農薬管理アプリとされています。JAアクセラレータ優秀賞を受賞しています。
AIが次回使用する農薬を提案する「散布管理」機能が特徴的です。過去の作付けとの比較ができる農業日誌、グラフでデータ分析が可能な売上管理機能なども搭載しています。GAP対応や特別栽培の記録管理にも対応しており、機械・資材の管理機能もあります。地図上で圃場を管理できる機能は有料プランで提供されています。
料金プラン
- 無料プラン:基本機能を人数制限なしで利用可能
- プレミアムプラン:年額9,800円(税込)
- 地図を使った作業管理:月額220円のスターター以上で利用可能
公式サイト:https://www.agrihub-solution.com/
Agrion(アグリオン)
Agrionは、ライブリッツ株式会社が提供するクラウド型農業経営支援サービスです。あらかじめ日本全国の農地データが地図としてインプットされており、栽培している圃場を選ぶだけで利用を始められるため、初期登録の手間を大幅に省けます。
農業日誌、農薬使用記録のレポート出力、伝票作成、注文・売上管理、販路支援など、栽培管理から販売管理まで幅広い機能を備えています。果樹向けの「Agrion果樹」や施設園芸向けの「Agrion施設園芸」もあります。freeeとの会計ソフト連携にも対応しています。
料金プラン(農業日誌)
- フリープラン:1圃場・1アカウントまで、基本機能のみ(2025年10月1日から変更)
- スタンダード:月額980円(税別)
- ベーシック:月額1,980円(税別)
- プロ:月額2,980円(税別)
公式サイト:https://www.agri-on.com/
xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)

xarvio FIELD MANAGERは、ドイツの化学大手BASFが展開する栽培管理支援システムです。世界100カ国以上、30以上の言語で利用されており、日本語にも対応しています。
衛星画像解析による生育モニタリングが最大の特徴です。「フィールドモニター」「施肥管理支援」「病害虫・雑草防除支援」の3つの柱で構成されており、過去の衛星データから推定した「土壌肥沃度マップ」を活用して、均一な土壌肥沃度を目指す施肥設計が可能です。可変施肥マップや可変散布マップを農機に取り込んで活用することもできます。
JA全農のZ-GISとのデータ連携に対応しており、井関農機の農業機械との連携も発表されています。2025年には果樹・野菜向けなど、対応作物を拡大しています。
料金プラン(年額・税込)
- 水稲・大豆・小麦・大麦:1作物あたり13,200円
- 馬鈴薯・甜菜(北海道のみ):2作物込みで6,600円
- その他の作物:全作物込みで6,600円
- 基本料金に含まれる面積を超える分は、1haごとに追加料金
公式サイト:https://www.xarvio.com/jp/ja.html
facefarm(フェースファーム)
facefarmは、会計ソフト大手のソリマチ株式会社が提供するクラウド型農業生産履歴システムです。日本GAP協会推奨のクラウドサービスとして認定されています。
栽培シートの内容をもとに、作物・品種ごとの管理や、GoogleMapでの圃場色分け表示が可能です。「10a当たりの収穫量」「コスト」などを色の濃淡で視覚化できるため、経営分析にも活用できます。作業時間、農薬・肥料、在庫、コストなど、さまざまな角度からデータを確認できます。
ヤンマーの農機遠隔管理システムとの連携が実現しており、農機データの自動取得が可能です。入力した情報は、農場内の作業者間だけでなく、指導機関や他の農業者とも共有できます。
料金:公式サイトでの問い合わせが必要です。
公式サイト:https://seisan.facefarm.jp/
Bushel Farm(旧FarmLogs)
Bushel Farmは、米国Bushel社が提供する農場管理ソフトウェアで、旧名FarmLogsとして知られています。北米の穀物農家を中心に広く利用されているサービスです。
衛星画像を活用したフィールドマッピング、作業記録のデジタル化、収支管理機能が主な特徴です。圃場ごと・作物ごとの利益率を可視化でき、トライアルの成果分析やシーズン全体の収量パフォーマンスを俯瞰できます。デスクトップとモバイルの両方に対応し、オフラインでも利用可能です。
料金プラン
- Liteプラン:$19.99/月
- Essentialsプラン:$59.99/月
- 年額払いで20%割引
公式サイト:https://bushelfarm.com/
Agworld
Agworldは、オーストラリア発の農場データ管理プラットフォームです。農家と農業アドバイザーの間でデータを共有・協業できる仕組みが最大の特徴で、農場作業員、農学者、資材業者、委託先など、関係者全員が同じデータ上で作業できます。
圃場ごとの詳細な生産コストデータ、フィールドプランニング機能、スプレー記録管理、モバイルアプリによるオフライン対応など、大規模農業経営に適した機能が充実しています。John Deereとのデータ連携にも対応しています。
料金プラン
- Starter:$1,495/年
- Basics:$2,495/年
- Premium:$3,995/年
- 無料トライアルあり
公式サイト:https://www.agworld.com/
Granular Insights(Corteva Agriscience)
Granular Insightsは、米国の農業科学企業Corteva Agriscience(コルテバ・アグリサイエンス)が提供する農場管理ソフトウェアです。もともとシリコンバレーのスタートアップGranular Inc.が開発したもので、2017年にDuPont(現Corteva)が買収しました。
圃場ごとのプランニングとシーディング最適化、衛星画像による生育モニタリング、窒素管理(Nitrogen Essentials)機能が特徴的です。John Deere Operations Center、Case IH AFS Connect、Ag Leader AgFiniti、Precision Planting Panoramaなど、主要な農機メーカーのデータプラットフォームとの連携に対応しています。
料金:サービスティアに応じた料金体系で、詳細は問い合わせが必要です。
公式サイト:https://www.corteva.com/
Climate FieldView(Bayer)
Climate FieldViewは、ドイツのBayer(バイエル)傘下のClimate LLC.が開発・提供する農業データプラットフォームです。世界23カ国、2億5,000万エーカー以上の農地で利用されており、デジタル農業プラットフォームとしてはグローバルで最大規模のサービスです。
「FieldView Drive」というハードウェアデバイスを農機に取り付けることで、播種・散布・収穫のデータを自動収集できます。収集したデータはクラウドに保存され、衛星画像データとあわせて分析が可能です。「Your Farm at a Glance」機能では、農場全体の概要を一目で把握でき、収穫進捗、平均水分量、トップパフォーマンスの品種・圃場などを確認できます。
料金プラン
- Primeプラン(無料トライアルあり)
- Plus/Premium:$299〜/年
- FieldView Drive 2.0 Starter Kit:$649.99
公式サイト:https://climate.com/
Cropwise Operations(旧Cropio)
Cropwise Operationsは、スイスのSyngenta(シンジェンタ)グループが提供する衛星ベースの圃場管理システムです。旧名Cropioとして100カ国以上で展開されてきた実績があります。
衛星画像によるNDVI(正規化植生指数)の定期モニタリングが中核機能で、5〜10日間隔で圃場の生育状況を確認できます。リアルタイムの気象データ、土壌・作物の健康状態チェック、収量予測など、リモートセンシングに特化した機能が充実しています。PDF形式のファームレポートを圃場ごとに出力することも可能です。
料金プラン
- $1〜$5/ヘクタール/年(モニタリング面積と地域により変動)
公式サイト:https://www.cropwise.com/
AGRIVI
AGRIVIは、クロアチア発の農場管理ソフトウェアで、世界150カ国以上の農家に利用されています。農場のデジタルツインを作成し、圃場活動、財務、在庫、労働力を一つのプラットフォームで管理できます。
GISベースのフィールドマッピング、作付計画モジュール、リアルタイムの在庫管理、病害虫検出アルゴリズムによるアラート機能などが特徴です。7日間の気象予測も地理データに基づいて提供されます。オフラインでの利用にも対応しています。
料金:モジュール構成に応じたサブスクリプション制で、詳細は問い合わせが必要です。
公式サイト:https://www.agrivi.com/
よくある質問(FAQ)
無料の圃場管理アプリはありますか?
あります。ミノリス日誌は有料プランがなく全機能を無料で使えます。KSASは100圃場まで、Agrihubは基本機能を無料で使い続けられます。アグリノート(記録20件まで)とAgrion(1圃場まで)にも無料プランがありますが上限が小さく、Z-GISは31日間の試用版のみです。
人気の無料農業アプリはどれですか?
国内で利用者が多いのは、「4軒に1軒が使っている」とするアグリノート、ユーザー数4.5万人以上とするAgrihub、10年以上の実績があるKSASなどです。ただし人気と使いやすさは別なので、無料の範囲と自分の作物・圃場数を照らし合わせて選ぶのがおすすめです。
個人農家でも圃場管理アプリは使えますか?
使えます。むしろ作業記録の属人化を避け、農薬の使用履歴や収量データを蓄積していくうえで、個人農家こそ早い段階で導入する価値があります。スマートフォンから入力できるサービスがほとんどで、紙の作業日誌やExcel管理から大きく手間を減らせます。
稲作(田んぼ)の管理に使える無料アプリは?
クボタの農機を使っているなら、100圃場まで無料のKSASが有力です。農機連携は不要で、防除や作業の記録と栽培履歴の出力を無料で済ませたい場合はミノリス日誌も選択肢になります。田んぼの枚数が多い場合は、圃場数による課金の有無を必ず確認してください。
Excel管理から圃場管理アプリへ移行する手順は?
Z-GISのように、Excelデータをそのまま地図と紐づけて管理できるサービスを選ぶと移行の手間を最小限にできます。一般的な手順は、(1) Excelで管理している圃場一覧(位置・面積・作付内容)を整理する、(2) アプリに圃場と作付けを登録する、(3) 日々の作業記録をスマホ入力に切り替える、の3ステップです。過去の記録はExcelのまま保管し、新しい記録からアプリに切り替える方法でも問題ありません。
無料アプリのデータは有料アプリに移せますか?
CSVやExcelで記録を出力できるアプリであれば、別のサービスへの移行や、会計ソフト・提出書類への転用がしやすくなります。導入前に出力形式を確認しておくと安心です。
まとめ
圃場管理アプリ・農業アプリは、無料で使えるものが増えた一方で、「無料」の中身はサービスによって大きく違います。記録件数や圃場数の上限、期間限定の試用かどうかを確認し、自分の作物と圃場の枚数に合うものを選ぶことが大切です。
水稲中心でクボタの農機を使っているならKSAS、地図ベースで多くの圃場を管理しGAPにも使いたいならアグリノート、Excelの運用を続けたいならZ-GIS、衛星データを使った精密農業に取り組みたいならxarvioやClimate FieldViewが候補になります。まずは費用をかけずに記録のデジタル化を始めたいなら、有料プランのないミノリス日誌から試してみてください。
今日の作業から、スマホで記録を始めませんか
ミノリス日誌は初期費用・月額0円。登録は約1分、クレジットカードは不要です。
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参考URL
- ミノリス日誌 公式サイト
- アグリノート公式サイト
- アグリノート 料金プラン
- KSAS(クボタ営農支援システム)公式サイト・料金
- KSAS 0円ではじめられます
- Z-GIS 営農管理システム公式サイト
- Z-GIS 料金・利用申込み
- Agrihub(アグリハブ)公式サイト
- Agrihub 機能一覧・料金
- Agrion(アグリオン)公式サイト
- Agrion農業日誌 料金プラン
- xarvio FIELD MANAGER 日本語公式サイト
- xarvio フィールドマネージャー 料金プラン
- facefarm(フェースファーム)公式サイト
- Bushel Farm公式サイト
- Bushel Farm Pricing
- Agworld公式サイト
- Granular Insights – Corteva Agriscience
- Climate FieldView公式サイト
- Cropwise Operations公式サイト
- AGRIVI公式サイト
- 農林水産省 スマート農業
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