環境制御システムとは?環境制御システムのできることや種類について解説

「環境制御システムって実際どんなことをするのかな?」「私の農場でも使えるのかな?」と気になったことはありませんか?この記事では環境制御システムの説明、そして種類など詳しく解説します。この記事を読めば環境制御システムについて詳しくなりますよ。ぜひ最後までお読みください。

環境制御システムとは

環境制御システムとは栽培環境を人為的に制御するシステムのことです。具体的には光環境・温度・湿度・二酸化炭素濃度などの条件を制御します。環境制御システムを使えば農業における次のような課題が解決できます。

  • 作物の成長収穫量にばらつきがある。
  • ランニングコストが高い。 
  • 水や肥料などの無駄遣いが多い。

環境制御システムは、主にビニールハウス内の環境を制御して、農作物の生産性を高めるために開発されました。環境条件を監視し、温度の調節・ミストの噴射などを行います。 ビニールハウス内を作物にとって最適な状態に保つことができるので、成長を促進し収穫量を増やします。

また監視をしてその都度制御することで、水や肥料などを余分に使わなくて済みます。さらに作業を自動で行なってくれるので、人件費の削減ができランニングコストを大幅に減らします。 

環境制御システムの種類

環境制御システムには主に複合環境制御システム統合環境制御システムがあります。しかし、明確な違いはないようです。

かつて日本で使用されていた一括管理できるシステムを複合環境制御システムと呼んでいました。しかしそこに、よりレベルの高い制御システムがオランダから入ってきて、統合環境制御システムと呼ぶようになりました。

複合環境制御システムは複数の環境条件を一括で管理できるシステムで、統合環境制御システムはさらに高度な判断や演算ができるシステムとされています。

同じような製品でも複合環境制御システムと統合環境制御システムのどちらでも呼ぶことがあるので、設置する際は機能をしっかり確かめることが必要です。

環境制御システムの課題

非常に便利な環境制御システムですが、導入に費用がかかる、という課題が残されています。

環境制御システムの導入にかかる費用は安くありません。逆に言ってしまえば、課題はこれに限ります。ただしICT農業導入への補助金が出る場合もあるので、うまく活用すると良いでしょう。

実際に販売されている環境制御システム

では、実際に販売されている環境制御システムをいくつか紹介します。

株式会社誠和:プロファインダーNext80

https://www.seiwa-ltd.jp/next80/

環境制御ができるだけでなく、グラフ付きの画面で直感的に栽培環境を見ることができます。スマホやタブレットでビニールハウス内の環境の遠隔操作も可能です。 

イノチオアグリ株式会社:isii(イージー)

https://www.ishiguro.co.jp/business/cat159/

雨や風などの屋外環境も踏まえて環境制御を行います。グラフ表示で設定画面での操作がしやすいです。 生産者の要望を取り入れて毎年機能が追加されています。

Panasonic:Smart菜園’sクラウド

https://agri.panasonic.com/smartsaienscloud/

カメラを設置することで葉脈までズームして見られます。最大10システムの一括管理が可能です。ビニールハウス内が異常な環境になった場合はメールで知らせしてくれます。 

株式会社セイコーステラ:Minori+(ミノリタス)

https://ecologia.100nen-kankyo.jp/agri/minoritasu.html

温湿度を三次元で立体的に見ることができます。また、肥料の情報を簡単に整理し、共有が簡単です。さらに、現在の環境と過去のデータを総合的に見て環境条件を調節します。 

株式会社エキサイト:たもつくん

中小企業向けの低価格な環境制御システムです。低価格ながらも監視と制御をクラウド対応で実現しています。現在は東北6県に販売されています。 

参考サイト